SUMMER SHIRT STYLE

ジェンテ スタイル70 2018 SPRING_SUMMER GIANNETTO(ジャンネット)オープンカラーシャツとBRIGLIA(ブリリア)パンツのコーディネート_リスト画像

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SUMMER SHIRT STYLE

日本の独自な服文化をインターナショナルに変換する術

昨年火がついて、今年いっきにブレークした感があるのが、オープンカラーシャツだ。 いわゆる開襟と呼ばれるアレ。 その注目ぶりは、不思議と日本における局地的なもののように見受けられる。 開襟シャツで、しかも半袖といえば、代表的な「昭和の夏」を彩る季語のようなもの。 昭和初期の名監督と名高い小津安二郎や成瀬巳喜男などの作品でもしばしば見られるしね。 「クールビズ」などもそうだが、とにかく暑い日本の夏を処するべくして生まれた独自の服文化から、時折ヒットアイテムが現れるってわけだ。
そうなると、「昭和」の香り漂うヒットアイテムのオープンカラーを、野暮ったさ皆無で「いなせ」にこなすには、どうすべきか。 まずは、ブランド選びとなる。 幸いにして今季、イタリアの名門カミチェリア、GIANNETTO<ジャンネット>から体のいい、リネンコットンの一枚がリリースされているので、こちらを軸にしたい。
パンツには、白地に細いストライプの入るBRIGLIA<ブリリア>のスリムテーパードをチョイス。 モダンな佇まい&爽やかさに加えて、幾分レトロな風情に調和しているといってもいいよね? インしたのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>の赤いTシャツ。 フロントのボタンは留めずに色みをアピールした。 実は、着こなしの裏テーマとしたのが、トリコロール。 ともするとレトロ感が強くなりがちな「昭和」ライクな雰囲気を、マリンを感じさせる鉄板の3色でまとえば、間違いなく爽やかに変換してくれるのだ。 また、サングラスやブレスレットなど、夏気分を高める小物使いで装いを盛り上げている点は、言うに及ばず。
いわば、着こなしの和洋折衷。 独特な日本の夏も洋風にアレンジすることで、昭和・ミーツ・西洋=オムライス的なイノベーションが生み出される、というと言い過ぎだろうか。

フェードカラーが落ち着きをもたらすCIRCOLO1901<チルコロ1901>のTシャツ

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レイヤードの際に気遣うのは、インする服とアウトする服のサイズ感だろう。とりわけ、インするものが大きすぎてはいけない。 ほぼジャストサイズで選んだ場合。 例えば、フロントボタンを留めて、若干色みをのぞかせるのも上級なテクニック。 イタリア生まれのGIANNETTO<ジャンネット>のシャツなら、シルエットの美しさが強調されることだろう。 また、インしたCIRCOLO1901<チルコロ1901>のTシャツは、フェードカラーが味わい深く、赤がどぎつく見えない点もいいのだ。

色をリフレインして“トリコロール”を楽しむ

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小物の色使いで3つの色をうまくまとめることが大事。 足元に選んだのは、シャツと同じ色を拾ったネイビーのDIADORA<ディアドラ>のスニーカー。 トレンドのレトロランナータイプはスエードなので、大人の上質感も醸し出せる。 また、アクセントとして効かせたPAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のブレスレット。 こちらも、インナーのレッドを拾っており、スタイリングにおける赤をリフレインすることで、トリコロールを印象的に見せている。

セレブも愛するPERSOL<ペルソール>のサーモントでクラシカル&モダンに

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気分が高まる夏小物の代表格は、サングラスだろう。実際に強い日差しから目を守る効果も見逃せない。 昭和なクラシカル感に合わせてチョイスしたのが、PERSOL<ペルソール>のサーモントタイプ。 ダンディさのなかに懐かしさが醸される。 もちろん海外のセレブが愛するだけあって、汎用的な美しさも兼ね備えており、着こなしがモダンに映るのはそのためだろう。 なお、こちらはフォールディングタイプ。 持ち歩く際にかさばらないのもポイントだ。

COOL COLOUR STYLE

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ジェンテ スタイル69 2018SS SPRING_SUMMER CIRCOLO1901(チルコロ1901)ニットTシャツとGIANNETTO(ジャンネット)イージーパンツのコーディネート

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COOL COLOUR STYLE

夏にこそチョイスしたい涼感を演出する意外な定番カラー

突然の話だが、近年、クリエイティビティを大事にする企業に、決まった自席がなくて、思い思いの場所で仕事ができるシステムを採用しているのを見かけることが多々ある。 固定観念、凝り固まった頭というのが、いかに自由な発想に悪影響かを示す好例ということなんだろう。
って何の話?
そう夏の色の話。 涼しげに、そして上品に夏を過ごしたいなら、当然、カラーコーデに気を配るべし。 なのだが、実際、涼しげな色に思いを致すと、いの一番にブルー、ネイビー、白、などの清涼感、爽快感のある系統が候補に上がるだろう。 それはそれで悪くない。 ただ、街中を見るにつけ、その手の色使いは、まぁ、ごまんと見るわけで。 皆、考えることは一緒。 これが固定観念ってこと。
それを崩すとなるときに、参考にしたいのが、自然界の色。 いわゆるアースカラーだ。 なかでも、非常に使えるのが、アイスグレー。 言ってみれば日陰の色。 その涼しげな印象はこのコーデを見れば、明らかだよね。 このように明度が高い色は、白の混率が高いということで、穏やかなニュアンスももたらしてくれるのだ。
相棒としては、砂浜の色=サンドベージュとも相性がよく、夏の気分も楽しめる。 また、腰に巻いたシャツやバッグのように、白を挟むといっそう涼感が際立つってもの。
一方で、こうしたニュアンスカラーは、素材感の良し悪しが非常に出やすい。 だからこそ、上質なブランドを選んで欲しいのだ。
トップスは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>の鹿の子編みTシャツ。テキスタイルメイクを得意としており、コットン×リネンの肌触りは最高。 同ブランドのリラックスパンツは、プリントのスウェット生地に奥深い表情が感じられる。
また、ANDREA VENTURA<アンドレアヴェントゥーラ>のノーファーに使われるスエードは、キメ細やかで非常に柔らか。全体の優しく涼やかなトーンをいっそうプレミアムなものに仕上げてくれるってもの。
ちょっと目先を変えることで、凝り固まった考えを解きほぐす。 そこに生まれるリラックスした表情は、着こなしをよりよく見せるスパイスとなってくれるに違いないね。

バッグが着こなしのアクセントにもってこいという証

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アイスグレーのコーデに、ベージュと白のボーダーがアクセントとなる、BONFANTI<ボンファンティ>のキャンバスバッグ。 ハンドルとトリミングには、上質なナチュラルレザーがあしらわれ、大人のバッグとしての魅力も存分に醸される。 入れ口のマチには、スナップボタンがついているので、留めておけば、だらしなく口が開くこともない。 容量も大きく、なんでも突っ込める気軽な一品。

名門のサングラスは、夏の大人のアクセント

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アクセサリーが少ない季節こそ、日差しから目を守るサングラスという道具が、装いにも効果を発揮。PERSOL<ペルソール>のウェリントンタイプ。 ブラックのアセテート素材にグリーンのレンズが、男らしく着こなしを彩ってくれる。かつては、スティーブ・マックイーン、現代では、ジョージ・クルーニーやトム・クルーズなどを筆頭に数々のセレブリティから愛されるのは、その佇まいゆえ。CILRCOLO1901<チルコロ1901>のコットンリネンの鹿の子Tシャツの優しさを引き締めてくれるのだ。

CIRCOLO1901<チルコロ1901>のパンツに隠されたキモ

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トップスのグレーと調和するクラシカルなツイード調の柄は、実はプリントで表現。CIRCOLO1901<チルコロ1901>が得意とする遊び心がキラリ。 素材は、ストレッチの効いたコットンスウェットで、キメが細かく肌触りがいいのもうれしい。 ノータックだが、テーパードされた美しいシルエットもグレーで統一したともすると、平坦となるコーデに都会的なスタイリッシュさをもたらしてくれている。また、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーは、薄くて上質な革を使っており、見た目の気品とともに、履き心地の良さも提供している。

KNIT POLO STYLE

ジェンテ スタイル68 2018SS SPRING_SUMMER CIRCOLO1901(チルコロ1901)ニットポロスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル68 2018SS SPRING_SUMMER CIRCOLO1901(チルコロ1901)ニットポロスタイル_タイトル文字画像

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KNIT POLO STYLE

休日着の定番「ポロシャツ&コッパン」をアップグレード

ポロシャツは、案外難しい。 老若男女、誰からも好まれているフレンドリーな存在だけに、一枚着さえすれば即お洒落、というものではないのが、その理由。 かつて、ゴルフでは必ずといっていいほど着用されることから、「サラリーマンの休日着」の象徴として揶揄される存在でもあったのも懐かしい。 ただし、現在は、ファッションアイテムとしての地位も高まり、デザイン、素材などに、趣向を凝らされたものが増加中。 今やどこからどこまでをポロシャツと呼ぶのか、その定義さえ難しいほどに、ポロシャツがカバーする領域が広くなっている現状もある。

裏を返せば、誰もが着ている服で差別化を図るのがお洒落とするならば、選びと着こなしにちょっとした機転を効かせればOKってことにもなる。

そこで注目したいのが、ニットポロという存在だ。 通常のコットンポロに比べて、落ち着きのある大人びたルックスで最近注目度が上がっているところ。 CIRCORO 1901<チルコロ 1901>のこちらは、鹿の子は鹿の子でも、ざっくりした編み目によるリネン×コットンの風合いが、涼しげで品のいい一枚。 おまけに、トレンドカラーでもあるオリーブグリーンを採用しており、大人の渋みが引き立つのもいい。
着こなしの点では、オリーブグリーンを軸に同系色でまとめて、シックな印象を高めたいところ。 誰もが着る服だけに、少し「気を使ってます」感を出すことで、その雰囲気はガラリと変わるのだ。
選んだパンツは、BRIGLIA<ブリリア>定番のノープリーツパンツ。 スッキリした見た目と、製品染めによる味わいが、こなれた表情をもたらしてくれるのだ。

大人のチョイスとなるCIRCOLO1901 <チルコロ 1901>のニットポロ

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ポロシャツ選びは、お洒落の見せ所。 選んだのは、素材使いが巧みな名門CIRCOLO 1901<チルコロ1901>のニットポロシャツ。 鹿の子編みながらざっくり感のある仕上げにより、通常のコットン鹿の子ポロよりもリラックス感の高い見た目に。 さらには、リネンコットンならではの光沢は上品さを、そして、速乾性とドライな肌触りは、真夏でも快適さをもたらしてくれる。  絶妙な色味のオリーブも着こなしに奥行きを加えるもの。 大人が選ぶのにうってつけのポロシャツといえる。

PAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のブレスを手首にキラリ

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着用点数が少なくなるこの季節、トップス&ボトムスからなるあっさりしたコーディネイトにこそ、アクセサリーの出番。ここでは、さりげなくPAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のブレスをスパイスとして効かせた。 レザーの編み込みに連なるシルバーチャームが、大人の色気を引き立ててくれることだろう。 夏の光を受けて、キラキラと輝く様も美しい。

ポロシャツを盛り上げるボトムスアイテムの妙

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パンツのシルエットは、お洒落の基本。 ベーシックなアイテムだからこそ、シルエットメイクにも慎重を期したい。その点でBRIGLIA<ブリリア>の定番テーパードパンツは適役。 イタリアのパンツ専業の名門が生み出す絶妙なパターニングを高い技術で実現した間違いのない、シルエット。 さらには、製品染めがもたらした薄いオリーブの味わい深い色みが、コーディネイトに立体感をもたらしてくれる。画竜点睛を実現するのが、足元のローファー。 ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>の編み込みローファーが、セクシーな大人のリラックス感を醸し出してくれるのだ。 手抜かり、いや、「足」抜かりなきよう。

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TRAVEL STYLE_2

見慣れたアイテムがビビッドに見える “セレンディピティ” な組み合わせ

セレンディピティ。 偶然からちょっとした幸運が生まれること。 古くは、キュリー夫人によるラジウムの発見や、フレミングによるペニシリンの発見、あるいは、弱い接着剤を作ってしまったことから生まれたポスト・イットなど、時として、多くの科学的発見に見られたりする。 また、料理でいえば、普段お馴染みの食材でも、いざかけ合わせると案外美味い! なんてことはよくあるよね。 NYの3つ星フレンチの巨匠、ジャンジョルジュ・ヴォンゲリスティンが昆布だしを愛用するなんていうのも、セレンディピティが生んだ、既成概念に囚われない組み合わせの妙といえるだろう。
ファッションにおいても、もちろんそれは当てはまる。 普段しないような掛け合わせが案外うまくいくセレンディピティ的コーディネイト。 例えば、こちらをご覧あれ。 グレーのジャケット、白のリネンシャツ、白のコットンパンツ、茶色の靴。 いずれも、ワードローブに普通にあっておかしくないものたちからなる。 ただし、これが、とっても新鮮に映る。
第1のポイントは、白で統一したシャツ&パンツ。 どちらかといえば、両者は一点投入のアイテムで、白の上下で合わせることは想像の埒外にあることが多い。 ところが、GIANNETTO<ジャンネット>の上質なリネンシャツとBRIGLIA<ブリリア>のコットンスラックスは、わずかな素材感の違いにより、白の中にある繊細な美感を創出。 白の上下がスタイリッシュに映るんだから、やってみないとわからないものだ。
第2のポイントは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のグレージャケット。 プリント柄で表現した奥行きのあるツイード調のホームスパン柄が、2点の白アイテムを優しく包む。 白×白の力強さとのバランサー的な役割を担っているといっていい。
第3のポイントは、小物使い。 OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>茶色の革靴を合わせているが、これが、ともするとフォーマルに見える、白とグレーのモノトーンコーデに柔和なエレガンスを添える。 さらに、ベルトを黒にしている点も、白シャツ&白パンツの境界にアクセントを添える意味で、冗長に見せない資格効果を生んでいるのだ。
こうした意外性のあるコーデを見つけるとちょっとだけうれしくなるもの。 上機嫌をそのままに、出かければ、旅先でも別のセレンディピティに出くわすかもしれないね。

白×グレーが落ち着いて見えるトップスの組み合わせ

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白×白の上下を、柔和かつモダンに見せるCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャージージャケット。独自に開発したストレッチ素材を使用しており、着心地の良さは抜群。 ポイントは、ツイード調のホームスパン柄をプリントで表現していること。 製品染めを施すことで、こなれた雰囲気に。 やや短めの着丈と相まってカジュアルな雰囲気が醸し出せる一枚。また、インナーには、GIANNETTO<ジャンネット>のリネンシャツを。リネン特有のムラのある涼しげな質感や、エレガントなカッタウェイカラーにより、モダンな表情が生まれる。

白スラックスに効く、PAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のブラックベルト

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この季節にこそ欲しいのが、BRIGLIA<ブリリア>の白スラックス。すっきりしたシルエットと相まって、着こなしに清潔感も与えてくれる。そして、白シャツとの境界に配したのは、PAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>の黒ベルト。 同色の上下をセパレートして、メリハリを与えるのみならず、クロコ型押しによってさらなるエレガンスを加味してくれる。

モノトーンに振らずにソフトに魅せる「あえての茶靴」

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白、グレー、黒でまとめたトップスなら、黒靴を合わせるのが定石と思えるが、今回の「セレンディピティ的コーデ」では、あえての茶靴を合わせたい。イタリア人も好む茶靴は、グレーとの相性が抜群。ここで選んだ、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウは、ムラのある仕上げにより、いっそう豊かな表情に。モノトーンにまとめない絶妙なカラートーン術は、ぜひ取り入れたいところ。

TRAVEL STYLE_1

ジェンテ スタイル66 2018SS SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1901)トラベルジャケットスタイル_リスト画像

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旅にスリーピースセットアップが欠かせないワケ

旅の服装について考えてみたい。まず、空港ないしは、ターミナル駅、港でもいい。そこでは、これから始まる非日常に思いを馳せ、開放感といくばくかの高揚感を抱いている。このときリラックスしたい気持ちはあっても、部屋着に近いようなワンマイルウェアでは公共の場においてルーズ感が強く出すぎてしまう。とはいえ、旅気分を削ぐようなお堅い佇まいは極力排除したいからね。
もちろん、これらの条件に当てはまる服装はいくらでもあるが、頼りになるのはストレッチの効いたカジュアルなジャケット&パンツからなる揃いのスタイル。セットアップと呼ばれ、ここ数年でかなり市民権を獲得している存在だ。大きな理由は、上下のコーディネイトを考えなくても、インナーさえ決めればOKという、“ワンツーコーディネイト”が実現し、気分的にも楽ちん。まさに昨今主流の「エフォートレス」代表選手ってことになる。そう、楽してキマるってやつだ。これは、ハリウッドセレブやイタリアの伊達男たちの多くが実践しているもので、ぜひ見習いたいところ。
そうしたセットアップスタイルが台頭する時代にあって、新鮮味を加えたくなるのが人情ってもの。そこに加えるべき新たなファクターが、カラーのチョイスとアイテムのトッピングだ。
L.B.M.1911<エルビーエム1911>のスーツなら、間違いがない。まず、スーツ自体は、軽やかな一枚仕立てのジャケット、ならびに、細身ながら腰回りにゆとりを持たせたテーパードのパンツ。そして、ストレッチが効いているということで、満点のリラックス感が堪能できる。
カラーリングについては、薄いオリーブグリーンを押したい。新鮮であることはもちろん、ネイビー、グレー、ベージュといった基本色では、ともするとビジネスライクに映る。それはそれで間違いがないが、こと旅の気分=開放感を考慮すると、よりカジュアルで明るく華やいだこの色は最適。カジュアルのミリタリーアイテムで親しんだ色だけに、これを上品な揃い服で取り入れる点は遊び心にもなる。
そして、同素材のジレを展開している点も注目だ。これをトッピングしてスリーピースとすれば、新鮮さがアップ。上着を脱いでもだらしなさは皆無のうえ、洒落て見えるんだからね。もちろん、旅先で単品使いすることで、コーデの幅も広がる。そう思えば、パッキングを多少なりとも軽くしたい旅においてもかなりいい。なるほど旅慣れた人が、セットアップを好むのもよくわかるよね。
一見、高度に見えるけれど、手に入れてしまえば使い勝手抜群となる、旅のスリーピースセットアップ。試さない手はなさそうだ。

後染めが美しいL.B.M.1911<エルビーエム1911>のスーツとジレ

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スリーピースというと堅苦しく感じるかもしれないが、そこはご安心を。創業100年を超えるイタリアの名門ファクトリーが、ストレッチの効いたコットンギャバジンを、蓄積されたノウハウに基づいたパターニングで着心地良く仕立てている。そして、製品染めがなされた味わい深いオリーブグリーンの色目も美しいうえ、ステッチ周辺に見える落ち感の濃淡が表情を与え、3つ揃いでも悪目立ちしない。ジャケットの袖口が本切羽なので、軽い腕まくりも可能だ。

品が良く、使えるジレという存在

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L.B.M.1911<エルビーエム1911>のスーツにセットアップ可能な共布のジレは心強い味方。上着を脱いでも決まるので、インナーはTシャツのみでOK。ここでは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のヘンリーネックを使用。Vゾーンに表情をもたらし、ワークな雰囲気も生まれる。ジレ自体は、オッドベストのようにほかのジャケットに差し色としてインしてもよし、あるいは、デニムとTシャツなどに軽く羽織ってもよし。積極的に取り入れたていきたい。

色と質感を揃えて、小物使いも抜かりなく

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細身をキープしながら、腰回りにゆとりがありつつ、裾に向かってテーパードする現代的なシルエットのパンツ。ウエストには、PAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のベルト、足元には、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のローファー。革小物類をベージュのスエードとすることで、春らしい優しげな印象が加わる。特にローファーは、柔軟な作りで履き心地もよく、楽してキメたい旅のスタイルにマッチ。

RELAX SHIRT STYLE_2

ジェンテ スタイル65 2018SS SPRING CHECK SHIRT2 GIANNETTO(ジャンネット)リスト画像

ジェンテ スタイル65 2018SS SPRING CHECK SHIRT2 GIANNETTO(ジャンネット)

ジェンテ スタイル64 2018SS SPRING CHECK SHIRT2 GIANNETTO(ジャンネット)

STYLE-65

RELAX SHIRT STYLE_2

天然の機能素材リネンを取り入れて、チェックシャツに深みを!

チェックシャツの使い勝手の良さについては、前回お伝えしたとおり。 そこに、さらなるリラックス感が欲しい! という欲張りな大人なら、きっとリネンにたどり着くことだろう。 実際、この時季になると、どのショップでもかなりの頻度でリネンを推奨されるよね?  まぁ、「季節のもの」としてちょっと流し気味に聞いていたところがあるのは確か。 でも、実際何がいいのだろう?
洗濯表示で麻と記されるリネンは、亜麻のこと。 JISにおいては、苧麻=ラミーなどもまた麻と表記されるので、ご注意を。 とはいえ、麻表記の大半がリネンであることは間違いないんだけど。 さて、このリネン。 季節感が醸せるという以上に、天然の機能素材といっていい代物なので、その点をここにおさらいしたい。
一つ。 吸水性&発散性が高い。 コットンに比べて約4倍といわれる吸水率がもたらすのが、リネンがもつドライな感触だ。 これがやみつきという人も少なくないだろう。
二つ。 強度が高い。 コットンやウールは水濡れして擦れると大きなダメージを受けるのだが、リネンは水に濡れて強度が増すという特性が。 そのため、気にせず洗えるのも大きなメリット。
三つ。 何より清潔。 含んだ水分をすぐに発散するので、カビや雑菌の繁殖が抑えられるうえに、上記のとおり水洗いに強い。 つまり、清潔感を保てるわけだ。 考えてみれば、病院やホテルで使われるリネン類。 これも、清潔な素材だからこそ現場で使用されている次第。 しかも、リネンに含まれるペクチンという成分が繊維をコーティングして汚れにくいなんて知ってた?
つまり、世の中で見かける化繊の機能素材の特徴を、天然素材にして備えているとは、なんと素晴らしい素材だろう。 そして、古来エジプト人が「月光で織られた生地」なんて表現したほどの光沢感と、使うほどに柔らかくなる味わいが加わるのだから、言うことなし。
さて、チェックシャツでリネンをどう着るか。 巷で見かける生成りや藍染めも悪くないが、ここは、ヴィヴィッドなカラーリングを取り入れると他人とグッと差がつく。 こちらのGIANNETTO<ジャンネット>のチェックシャツなんて、最高にうってつけなのだ。 派手色といって構える必要はなし。 チェックを構成するネイビーをコーデの基調にして、BRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツに、DIADORA<ディアドラ>のスニーカーも色味を統一。 夏の季節感を、天然の機能素材で楽しみながら、色使いでも遊ぶ。そんな上等な着こなしが、これなら可能なのだ。

便利な上に色合わせもバッチリなBONFANTI<ボンファンティ>のワンショルダー

  • ジェンテ スタイル65 2018SS SPRING CHECK SHIRT2 GIANNETTO(ジャンネット)

コーディネイトに合わせて、小物使いまで思いを致せたら、かなりの上級者といっていい。例えば、こちらBONFANTI<ボンファンティ>のデニムバッグ。デニム&レザーパイピングで、ネイビー×オレンジを拾っている。ところどころのダメージ感もアクセントに。もちろん、イタリアの名門バッグファクトリーだけあって、コットンライニング&内ポケットが使い勝手の良いワンショルダータイプ。かなりの収納力なので、どこに行くにも便利だろう。

インナーのTシャツにまで気遣うカラーリングの妙

  • ジェンテ スタイル65 2018SS SPRING CHECK SHIRT2 GIANNETTO(ジャンネット)サブ画像2

オレンジとネイビーのチェックが、抜群にキャッチーなリネンシャツは、GIANNETTO<ジャンネット>謹製。ウォッシュがかかったような味わいのある仕上げと、ヴィンチフィットと呼ばれる、ダーツの入った細身の仕立てが、大人ならではの奥行きを見せる。タックアウトして決まる絶妙な着丈もいい。インナーに着込んだCIRCOLO1901<チルコロ1901>のヘンリーネックTシャツもネイビーで統一。心地よい肌触りとなる。

統一感をもたらす安定のボトムスたち

  • ジェンテ スタイル65 2018SS SPRING CHECK SHIRT2 GIANNETTO(ジャンネット)サブ画像3

BRIGLIA<ブリリア>が得意とする、テーパードシルエットのノータックパンツ。ストレッチ性のあるコットンなので、はき心地も快適。軽く裾をロールアップして、リネンの軽快さを拾うのも小技。DIADORA<ディアドラ>のスニーカーは、ローテクモデルの「エキップ」。レザーアッパーが上品。こちらももちろん、ベージュのラインで、カラートーンを踏襲することを意識したチョイス。

RELAX SHIRT STYLE

ジェンテ スタイル64 2018SS SPRING CHECK SHIRT GIANNETTO(ジャンネット)リスト画像

ジェンテ スタイル64 2018SS SPRING CHECK SHIRT GIANNETTO(ジャンネット)

ジェンテ スタイル64 2018SS SPRING CHECK SHIRT GIANNETTO(ジャンネット)

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RELAX SHIRT STYLE

色使い&着こなしで見せる大柄チェックの可能性

シャツってやっぱり便利。 襟があるおかげで折り目正しく見せることもできるし、一方で、一枚さらりと羽織れば、風をはらませたリラックス感も出せる。 今さらながら万能なアイテムだよね。 春を迎え、気温が上がり出すこの季節こそ、シャツのリラックス感に注目したい。 さすがにTシャツやカットソー一枚ではすまない休日の場合は、シャツ一枚あるだけでリラックスした装いが、グッと引き締まるってものだから。
そこで、一枚羽織るシャツに推奨したいのが、チェックシャツ。 柄が入るおかげでコーデの主役を張るのに十分な存在感があるのが第一。 そして、トラッドが服装のベースにある日本男子にとっては、親近感がありすぎる柄ゆえに、肩肘張ることなく着られるってわけ。 ただ、誰しもが着る柄だけに、選びと着こなしでちょっとした “違い” を演出したいところ。 下手をすると、野暮ったく見えてしまうからだ。
まずは、チェックシャツの選び方。 存在感とトレンドという二つの観点から大柄のものを推したい。 ここでは、昔取った杵柄ということでは、90年代初頭の渋カジを彷彿させる「マドラス風」の明るい色みをチョイス。 馴染みある柄ゆえ体がすんなり受け入れてくれるはずだ。 また、配色自体のセンスも大事で、サックスとブルーからなるチェックは、まるで南国の太陽と青空、海を思わせる自然なもの。 羽織るだけでも気分が上がるってもんだよね。
そして、もう一点シャツ選びに重要なのは仕立てだ。 素材の上質さやフィットの快適さが、柄物でも十分に大人らしい雰囲気を与えてくれている。
この条件を満たすのが、GIANNETTO<ジャンネット>の一枚。 申し分ないイタリアのカミチェリアが作るエレガントなパターンと、タックアウトしてもキマる丈感もいい。
さて、肝心の着こなしはといえば、柄に入るのと同系統の色をインナーで拾うこと。これが鉄則。 それでもって下半身を定番色でまとめれば、シャツの挿し色効果が発揮されるのだ。 そう、写真のようなBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツと DIADORA<ディアドラ>のスニーカーの組み合わせのように。 ここでは、ライトグレーをベースとした定番カラーで、シャツを際立たせる額縁のような役割を果たしている。 ペールトーンでまとめつつも、中に着たCIRCOLO1901<チルコロ1901>のニットソーのネイビーは、全体のライトな雰囲気をシャープに見せてくれるってわけ。
着慣れたアイテムなのに見違えるほど新鮮になるチェック使い。休日のシャツスタイルがいっそう楽しいものとなるはずだ。

ブルー系にまとめた上半身にも装いのエッセンスがぎっしり

  • ジェンテ スタイル64 2018SS SPRING CHECK SHIRT GIANNETTO(ジャンネット)

GIANNETTO<ジャンネット>のシャツは、発色も仕立ても素晴らしく、大人のチェックシャツとして推奨したい逸品。全体の淡い色みは、何度もウォッシュをかけて落としたという背景も日本人好み。また、ヴィンチフィットと呼ばれる、背面に2本ダーツを取ったスタイルは、ジャケットに合わせたり、パンツにインするのにも有用だ。写真のようにフロントの合わせを留めると、より美しいシルエットが強調される。中に着たCIRCOLO1901<チルコロ1901>のニットソーは、独自の織り柄がポイント。無地ながらも装いに抜けを産んでくれるのだ。

シルエットとニュアンスカラーで洒落感をアップ

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チェックシャツ&コットンパンツというアメカジの王道スタイルも、パンツのスタイル次第でガラリと洗練されて見えるもの。イタリアのパンツ専業ブランド、BRIGLIA<ブリリア>の一本が、まさにそうで、緩めの腰回りからテーパードする美しいシルエットは、装いの印象をアップしてくれるものだ。グレーにやや黄味がかったライトなトープカラーも上品さに拍車をかける。また、さりげなく腕元に着けているPAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のブレスレットもブルー系を選び、上半身のカラーパレットに合わせている。

スニーカーの色みまで、ボトムスに合わせて選ぶのが吉

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ライトグレーを意識した下半身に欠かせないのが、グレー系のスニーカー。スポーティさのなかに品が生まれるのがポイント。ここで選んだDIADORA<ディアドラ>の「エリート」は、同じグレーながらも、スエードやパンチングレザー、ナイロンなど、素材を切り替えることで、さらなる表情を与えている。こうしたスニーカーを選べるのも、審美眼といえるだろう。

EASY STYLE SET UP

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ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)

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EASY STYLE SET UP

「ワンランク上の曖昧な柄を扱うなら、モノトーンで調和を

どんなことにも当てはまるだろうが、追求し始めたらさらなる高みを目指してしまうもの。 それは、コーディネイトにもいえるだろう。 これまでと「ちょっと違うこと」を取り入れることで新しい発見が生まれる。 そんなトライ&エラーの繰り返しだ。
ここでもたびたび扱っている「柄使い」についても、悩ましく感じる人は多いかもしれない。 うまくこなせれば数段洒落て見えるんだから、当然かもしれないよね。 とはいえ、これまでも無地ばかり着てきたわけじゃないはず。 ストライプやチェックなどの基本柄は、ものにしてきたんだからね。
そこでさらにコーディネイトをワンランク高めてくれるのが、このCIRCOLO1901<チルコロ 1901>のセットアップだ。 一見すると、日本の民芸織柄の一種である絣のようにも見えてくる。 昨今、注目度を集めている「クラフト」的なアプローチとも取れそうだ。 確かに今、藍染や法被、刺し子など、和のテイストをもつクラフト感が世界的にも取り入れられているから、手を出すなら今かもしれない。 境界が曖昧な柄には、わびさびさえ感じられる。 イタリア生まれでありながら日本的感性にも響く、なんとも奥ゆかしい柄だ。
それが、実はプリントと聞けばさらに驚きを禁じ得ない。 わびさびを遊ぶ粋な心まで醸せるんだから、なんと便利な一式だろう。
装い自体も難しく考える必要はない。 そう、既に何度か取り上げている「エフォートレス」なセットアップ。 ゆえに、インナーには白Tシャツをかます程度でOKだ。 さらに着飾りたい人には、黒を基調とした巻き物を。 セットアップ同様に曖昧な柄のほうが調和する。 ちなみにこちらは、L.B.M.1911<エルビーエム1911>のストール。 白いステッチのチェックと染め抜きのペイズリー柄がミックスした、輪郭がぼんやりした柄なのでちょうどいい。 彩度を考慮しないモノトーンがもたらすミニマルな美観は、こうした個性的な柄を扱う際には有用なのだ。
新しいことにチャレンジしたくなる春。 いつもと違う柄使いでワンランクアップする新鮮コーデをお試しあれ。

温かみのある柄をプリントで表現したCIRCOLO 1901の実力

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絣のような柄は、実際よく見るとヘリンボーンをムラ糸で織り上げたような印象に。ジャージー素材を扱うのが巧みなイタリアンブランド、CIRCOLO1901<チルコロ1901>らしく、コットンジャージーにプリントを施してこの柄を表現。ラペル幅が広めでゴージ位置がやや高いクラシカルな見た目とは裏腹に、リラックス感を存分に感じられる着心地に仕上がっている。もちろんイタリアブランドならではのパターンの美しさもあり、羽織るだけで洗練された雰囲気が漂う。

パンツは、緩やかなテーパードで今どきに

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セットアップパンツは、ノープリーツのテーパードシルエットを採用。腰回りに若干のゆとりを持たせつつ、裾に向かってゆるやかに細くなる現代的なもの。ジャージー素材特有の快適さに加えて、パターンでも着心地の良さを実現する。温かみのある柄の場合は、ともすると武骨さが野暮ったく転ぶ可能性があるので、見た目のフィット感と、都会的なシルエットは必須。その点、CIRCOLO1901<チルコロ1901>ならば、まるっきり問題ないのだ。

柔和に見せるなら、選びたい茶靴

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モノトーンの着こなしでまとめる際、より都会的な印象を与えたいなら、黒靴が間違いない。ところが、ここで選んだのは茶靴。イタリア人がこの好むのがグレースーツ&茶靴であり、ともに中間色であるがゆえに角が立たないのがポイント。さらに、今回はセットアップが、クラフト感のある温かみのある柄だけに、優しい調子で合わせたいところ。それには、茶靴がうってつけとなる。選んだのはOFFICINE CREATIVE<オフィチーネクリエイティブ>のプレーントウ。塗りムラのあるアッパーの表情も、セットアップに好相性。実は、L.B.M.1911<エルビーエム1911>のストールの柄に茶色が入っており、それを拾っているという細かな技も実践。

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ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

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SPRING COAT STYLE_2

「3色以内」 に威力を発揮するインディゴカラー

「梅春」 という言葉は、ご存知だろうか。 三寒四温の渦中でまだまだ寒さがつのる梅の季節と意味するアパレル業界用語である。 つまり、気分は春に向かっているのに、重ね着は欠かせない。 結構アンビバレントなシーズンで、おのずとコーディネイトも難しくなってくる。 街なかでも重たい冬アウターと春色のマフラー、みたいなちぐはぐコーデを見かけることも少なくないよね。
着用点数も増えて、季節感も合わせなければいけないのだから、難しいのは当然ともいえる。そんな折に春らしい軽快さとまとまりを生み出してくれる魔法の3色を紹介したい。
「 ネイビー ・ グレー ・ 白 」 である。
ルール無用で自由度が高いカジュアルスタイルを、難なくお洒落に見せたいなら「3色以内でまとめる」が有効とされる。もちろん4色だって構わないが、色数は減らしたほうがまとまりやすいので、多くのスタイリストやショップ店員が推奨しているテクニックだ。
そこで上記の3色となるが、これはベーシックカラーで最もメンズファッションに馴染み深い色といえるだろう。 そう、日常ビジネスではジャケット、シャツ、パンツ、タイで使っているもの。 また、季節に左右されない基本色というのも、使い勝手がいいのだ。
実際合わせる際に、これを難しく考えてしまうと、濃淡のバランスは? 各配色の分量は? など疑問も浮かぶだろうが、このあたりは考えなくてOK。さほど問題じゃない。ポイントは、3つのうちのネイビーにあたる素材に「デニム」を1点投入すること。 これは万能で、色落ちの風合いがあるぶん、3色に奥行きをもたらしてくれるのだ。
さらに、季節感を醸すのに一役買うアウターがロングニット。 防寒できるうえに軽快さをもたらしてくれ、梅春感が引き立つのだ。 ゆめゆめ冬アウターは禁物。   これは肝に銘じたい。
ということで、例えば、こちらのコーデをご覧あれ。
ネイビーに、GIANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツとPANICALE<パニカーレ>によるリネンのロングニット、グレーは、CIRCOLO 1901<チルコロ 1901>のTシャツとDIADORA<ディアドラ>のスニーカー、そしてBRIGLIA<ブリリア>の白デニムを配置して、3色使いを実践した。
こんな装いで梅の花見にでも出かければ、さしずめ紅梅が差し色となり、文字どおり、装いにひと花咲かせてくれるに違いない。

風合いも春らしい、PANICALE<パニカーレ>のリネンニット

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肌寒い春先のアウターとして重宝するのがロングニット。 軽快かつ寒さをしのいでくれる。ただし素材には注意が必要。起毛感が強めの冬素材は禁物となる。 ここで選んだのは、ペルージャのニッター、PANICALE<パニカーレ>のリネンニット。ゲージはざっくりしながらも、軽量で通気性もいい。 そして素材の光沢感が上質な雰囲気出しに貢献してくれるのだ。 ショールカラーなので、コートライクに羽織れるのもメリット。春先に重宝すること間違いない。

3色のなかで、違いを生み出すデニムの力

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ネイビーとして取り扱ってOKなのが、デニムのインディゴカラー。 色落ちなどの風合いが、全体のなかで奥行き感を醸してくれる便利なアイテムだ。 GIANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツは、イタリアのカミチェリアらしく、ボディラインに沿ったエレガントなシルエットを保ちつつ、ウエスタンヨークやスナップボタンを配するなどアメリカンな遊び心も表現。 脱いだときに男らしさを醸せるミッドレイヤーとなる。

バッグもネイビーで、3色をキープ

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小物にまで配色への思いを致せれば、申し分なし。 ここでは、ネイビーのコットンキャンバストートで春の軽快さをプラス。 ROBERT BALLERI<ロベルト・ヴァレッリ>のイタリア生まれのバッグブランド。 大ぶりで内側にもポケットを装備するなど、収納力にも優れるため使い勝手は抜群だ。

SPRING COAT #1

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ジェンテ スタイル61 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

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WINTER COAT STYLE_1

甘辛? スイカに塩? ジャクスタポジションを実践するデニムコート

相反する二つの要素をミックスするとよりよい結果が得られる。身近な例を挙げれば、スイカにかける塩が代表的だが、そのほか日常で多くの例を実感することがあるだろう。
もちろん、ファッションにおいてもそれは当てはまる。 女性誌あたりでは「甘辛コーデ」なんて呼ばれるスタイルがそうだ。 例えば、革ジャンにロングスカートだとか、MA-1に花柄アイテムだとか、ね。 甘口な女性らしさがピリリと引き締まるというわけ。
で、我々大人の男の服装において欠かせない相反的2要素は「ワイルド&エレガント」だろう。 つまり骨太かつ上品ということ。これを意識すれば、スタイリングにいっそう磨きがかかること間違いない。
ここでワイルド感を請け負うのが、デニムだ。150年近いデニム史を読み解かずとも、一見して、いかに骨太なワークウェアか、そして、そうした骨太感を象徴するファッションアイコンかがわかる。ジェームズ・ディーンやスティーブ・マックイーン、白洲次郎たちがファッションの俎上に乗せつつ、70年代以降はハイファッションのデザイナーたちが、こぞって用いたことからも明らかだしね。
これを現代のエレガンスとして取り入れるなら、チェスターコートがいい。そう、デニムのチェスターコートだ。となれば、GIANNETTO<ジャンネット>のこちらが、まさに好都合な一品になる。
料理は簡単だ。デニムパンツをはくように、鉄板の相棒=チェック&カーキでOK。ここでは、チェックシャツはそのまま活かすとしても、コートがデニムとなるので、パンツがカーキというふうに素材を逆転させる。つまり、デニムのコートにカーキ色のパンツ。そこで、ドレス感とカジュアル感を併せ持つBRIGLIA<ブリリア>のコットンスラックスをチョイスした。チェックのシャツは、コートと同じGIANNETTO<ジャンネット>謹製。いずれもイタリアブランドなので、服を知り尽くした国らしいエレガンスが滲み出る。足元はスニーカーでなく革のオックスフォードを選んでいる点や、PERSOL<ペルソール>のサングラスで骨太感をドライブしている点も、ワイルド&エレガントを加速しているといえるだろう。相反する二つの要素を並列することを、英語で「Juxtaposition」(ジャクスタポジション)というが、まさにそれを地で行くスタイル。
いずれ来る春の足音に耳を傾けつつ、まだまだ寒い梅春をデニムコートによるジャクスタポジションで楽しんでみてはいかがだろう。

オーセンティックなアクセサリーはアイウェアのみにする?

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ごちゃごちゃとアクセサリーを飾り立てるより、印象が変わりやすい顔まわりのアクセサリーは効果的。ここでは、一本でワイルド&エレガントな老舗PERSOL<ペルソール>のブロータイプをオン。クラシカルなべっ甲調のブロー部分とグリーンのレンズがレトロ好きの心をくすぐり、スタイルをランクアップしてくれるのだ。

チェックシャツは、デニムコートに合わせたブルー系

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骨太なデニムコートにインするには、同じく骨太な匂いのするチェックシャツがいい。もともとカミチェリアを出自とするGIANNETTO<ジャンネット>ゆえに、シャツの仕立ても絶品で、こちらは背面にダーツをとったスリムフィット。コートの中でもたつかないうえに、フィット感も心地よい。ホリゾンタルカラーは、イタリアンなテイストを醸せるディテール。Vゾーンに表情を与えてくれる点もいい。チェック柄をデニム同様のブルー系でまとめ、すっきりとまとめてエレガンスをプッシュ。

パンツ&シューズのボトムスはエレガンスを担当

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デニムに好相性なカーキカラーながらも、エレガンスが滲むBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツ。それもそのはず、ナポリの東部でパンツ専業に邁進するブランドで、シルエットの美しさは評価が高い。こちらは2タックの仕様で、腰回りにゆとりを持たせつつも裾に向かってテーパードしたモダンな一本。エレガンスつながりで合わせたシューズは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ。ムラのある表情は、単にレザーシューズというエレガンスにとどまらず、ワークテイストと相まった骨太感も匂わせる。