SPRING LEATHER STYLE

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STYLE-84

SPRING LEATHER STYLE

春先の万能ライトアウターとして、ナチュラル&ワイルドなレザーシャツのすすめ

日常のそこここに春を感じ始める昨今。いよいよコートやダウンなどの重衣料はクリーニングに出しつつ、ワードローブの衣替えもそろそろといった感じだよね。三寒四温の寒暖差があるなかで、気軽にさらりと羽織れるライトアウターが重宝する時季でもある。そんななかで気になリ始めるのが、レザーものの存在だろう。
そう聞いて、大概の男性諸兄の脳裏をかすめるのが、いわゆるライダーズジャケットではないだろうか。古くは1950年代の映画『乱暴者(あばれもの)』のマーロン・ブランドに代表されるバイカーズスタイルや、’70〜’80年代のセックス・ピストルズなどに端を発するパンクススタイルなどから「レザー=骨太=不良感」といった印象を持つ人も少なくないのでは? ただ、ひと口にレザーと言っても、このご時世、多様なバリエーションがある。レザーが備えている男臭く、骨太な雰囲気はそのままに、上品で上質、大人が着るのにちょうどいいアイテムがあれば、ちょっとトライしてみたくなるに違いない。
そこで、DELAN<デラン>のレザーアウターのお出ましである。デザインは、我々が着慣れたウエスタン調のカジュアルシャツ仕立てなので、普段のシャツ感覚で羽織ればOK。使用しているのはスキニー感のあるラムレザーで、ナチュラルなライトブラウンからは上品さが醸し出されてくる。一方で、縫製後に製品ウォッシュ加工を施すことで、レザーのワイルド感がアップ。また、着慣れた味わいも出る。確かにレザーものを着る際、ピカピカの新品感は少し気恥ずかしいもの。それだけに着やすい仕上がりとなっているのだ。
優しいライトブラウンの色味は、着こなしの面でも使い勝手は良好。BRIGLIA<ブリリア>によるカーキのコットンパンツと合わせたトーナルなコーディネイトはおすすめだ。すっきりと季節感を感じさせるスタイルにまとめてくれる。男らしさをほんのり纏いつつも上品。大人が目指すべき春のアウター使いを実現するなら、こんなレザーシャツをおすすめしたい次第。くだんのマーロン・ブランドも、この感じ、気に入るかもしれないね。

シャツ体裁が使いやすいDELAN<デラン>のラムレザージャケット

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イタリアのエンポリに拠点を置くレザーウェアブランド、DELAN<デラン>によるライトブラウンのシャツ型ラムレザージャケット。イタリアブランドらしいすっきりとしたパターンが、着た際の美しいシルエットを生んでくれる。両胸にフラップポケットを備えたウエスタン風のデザインが特徴。フロントはスナップボタンとなっており、着脱が楽というのもうれしいところ。袖裏に迷彩柄の裏地が備わり、まくった際にチラ見せさせても面白い。

トーナルなコーディネイトを輝かせる手元のアクセ

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ブラウン系の落ち着いたワントーンコーディネイトに寂しさを覚える向きには、手元のアクセサリーを推奨したい。こちらはPAOLO VITALE<パオロ・ヴィターレ>のブレスレット。画面右はターコイズのビーズが美しいタイプ。左は、シェル風ビーズと、パールカラービーズのコンビにシルバーチャームが映えるタイプ。シックな2本ならば、重ね着けもセンス良く決まり、着こなしにさりげない華を添えることができる。

美シルエットのカーキパンツが最良の相棒に

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ライトブラウンのレザーゆえ、もちろんデニムなども似合うが、ここで大人らしさや上品さを加えるのに欠かせない存在が、BRIGLIA<ブリリア>の一本となる。スリムテーパードは、スマートを醸すのに打ってつけ。ストレッチが効いているため、細身でもはきやすいのはうれしいところ。足元は、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーで軽やかかつシックに引き締めたいところ。ブーツやスニーカーではなく、スリッポン式というのが、大人の格上げに貢献するのだ。

FUNCTION x LIGHT MON…

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STYLE-83

FUNCTION x LIGHT MONOTONE

ファンクショナルな服をファッションに定める、モノトーンの意思

ファッションとテクノロジーとの融合が叫ばれて久しい。衣食住の一翼を担うファッションが、日々進化を遂げる科学技術が応用されずしてどうする? という感じで、考えてみれば至極当然のこと。ただし、機能性そのものが、スタイルをファッショナブルにはしてくれない。そこは、意図的な「ファッション志向」が重要となる。これを裏付けるのが、機能性こそ重視されるアウトドア系のブランドたちが、こぞって、今をときめく一流のクリエイティブディレクターを採用して、スタイリッシュな方向性を打ち出していることからも明らかだよね。というわけで、ファンクション万歳と盲目的に両手を挙げるのではなく、明確な意図のもとで、ファンクショナルな服を装いたいと思う次第。
さて、いよいよ季節は三寒四温。一週間単位、否、1日単位でも寒暖差があって着る服に一番悩まされる時季でもある。となるとスプリングコートの出番。着用時の機能性や季節感を重んじたスタイルだけでなく、脱いだ時に楽に手持ちできる軽やかさなんてものも選びのポイントに。今回着目したのが、イタリア発のブランド、DUNO<デュノ>のフーデッドコートだ。
撥水加工が施されたポリエステル×コットンの素材感は、いわゆるシャカシャカ系で、スポーティな印象。一方、コットンが混紡されることによる風合いも独特だ。また、イタリアのブランドらしいパターンの美しさや、袖のジップや後部の裾などにミリタリーテイストもまぶされており、都会的な仕上がりでもある。おまけにライトトープともいうべきニュアンスカラーは大人が嗜むべき絶妙なものだ。
このスポーティかつ都会的なコートを生かすのは、モノトーン配色。メリハリを利かせたCIRCOLO1901<チルコロ1901>のオフブラックのニットTシャツとBRIGLIA<ブリリア>の白パンツが、柔和なライトトープを引き締めてくれる。濃度を高めたトープカラーのジャケットを合わせてコートとインナーのつなぎ役に。
ほら、これくらい「意図的に」ファッションを志向すれば、ファンクショナルな服がぐっと現代的に見えるでしょ? 他にない先端性を見せたいなら、選んでほしいコーデとなる。

主役に据えたスポーティかつミリタリーな都会顔コート

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フロントを閉じるとより際立つのが、DUNO<デュノ>のコートのシルエットの美しさだ。フードはマグネットフックにより開閉も楽。フロントの合わせ自体もスナップ&ジップの仕立て。また、左袖上腕部には、フライトジャケットを彷彿させるジップポケット、後ろ裾はジップで開閉できるモッズコートのようなフィッシュテールの仕立てに。パンツのブリーチホワイトを品よく見せる柔和なカラーも効いている。

技巧を凝らしたジャケット&ニットTシャツの合わせ

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メランジ調のトープカラー(グレージュ)が、柔和なCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャージージャケット。コーデの中では、カラーリング上の重要な役割を担う一方、そのストレッチ性から快適な着心地も約束してくれる。引き締め役となるオフブラックのニットTシャツも同ブランドのタイテム。鹿の子の表情が、平坦に見えがちな無地ものをより奥行きを持ったVゾーンに演出してくれるのだ。

白&ベージュの優しいボトムスも効果的

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白がまばゆいBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツ。エクストラスリムのシルエットで、都会的な雰囲気を一層強調。ピーチスキンの細かな起毛がマットな表情をプラス。ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーとのマッチングもいい。このシューズは、コートとジャケットの色味を拾ったベージュカラー。同様にメリハリのついたブラック&ホワイトのセンターラインを見事に中和し、大人のエレガンスを足元で締めくくってくれている。

URBAN MIXYURE STYLE

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STYLE-82

URBAN MIXYURE STYLE

ファッション×ファンクションで見せる最先端のアーバンミクスチャースタイル

「有利なここの変異を保存し、不利な変異を絶滅すること。これが自然淘汰である」とは、かのチャールズ・ダーウィンの言葉だが、ファッションの進化は、まさに生物のそれに似ている。過去の長所を生かしたものが生き残ったかと思えば、突如淘汰されこの世に見なくなるものさえある。そしていつしか、過去に似たようなものが自然発生的に生まれることも……。ファッション界においても、そうした流れのなかから「新生物」が誕生している。
今の潮流においては、大雑把に言ってスポーツウェアで活用されている先端のテクノロジーを、機能面で取り込んでファッショナブルに仕立てたアイテムの増加が顕著。いわばファッション×ファンクションが席巻中だ。
例えば、こちらに紹介するDUNO<デュノ>の3WAYコートが、まさに「新生物」に当てはまるだろう。構成要素は、外側にポリエステル製の高機能シェル、ライニングには高級なグースダウンが充填されたパーカだ。これを、1=合体して、2=シェル単体で、3=ダウン単体で、という3とおりで着られるのがポイントだ。ここ数年特に顕著であり、日本で支持される理由は、使える季節とシーンが増加することにあるだろう。
シェル単体ならば、春先、初秋の羽織りものとして活躍可能で、真冬においては、ダウンライニングを装着すればよい。よりカジュアルな表情を楽しみたいならば、ダウン単体でも着られるということ。これならば、スリーシーズン&オン・オフということで、日常における相当な範囲をカバーできることとなる。
もちろん、イタリアはエンポリのブランドということもあり、シルエットは秀逸で、いわゆる本格アウトドアものとは一線を画すエレガンスが備わっているのだ。
着こなしにおいては、ブラック×シルバーの配色を生かした、モノトーンコーデが簡単だ。というのも、黒・グレー・白の3大無彩色は、どの色や素材を選んでも、あまり頭を悩まさずにキマりやすいという傾向があるからだ。
そこに洒落感を加えるならば、モノトーンのもつ都会的な表情を拾った、カジュアルタイドアップが面白い。いってみれば、M-51コートにタイドアップを楽しんだかつてのモッズたちのようにも見えるし、マウンテンパーカにBDシャツ&ニットタイを合わせたヘビーデューティアイヴィーのようでもある。
まさに、ファッション的に有利な部分を生かしつつ、不利なものを削ぎ落とした現代の「最先端進化」な都会コーデ。ダーウィンも驚くモノトーンの着こなしとなるのだ。

変幻自在に着こなせるDUNO<デュノ>の3WAYコート

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ダウンライニングは、フロントを閉じれば、シャイニーなシルバーが顔を出し、着こなしのアクセントとしても機能。インナーには、GIANNEETTO<ジャンネット>の白シャツにグレーの細身タイでシックにまとめた。シェルの素材は、撥水性が高く、コシの強いポリエステル素材。マットな素材感と流麗なシルエットが特徴的。袖につくポケットは、機能面だけでなく、ミリタリー風のアクセントとしても効果あり。

単体での着用が、コーデの幅をいっそう広げる

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ライニングは、単体でダウンパーカとしても活用可能。グラフィカルなステッチとシャイニーな質感が、モノトーンの着こなしにおいて、絶大なるアイキャッチとなること間違いなし。スタンドカラーとなっているために、ジップをフルに閉じれば防寒性も高まる。ダウンライニング単体で考えれば、コーデの可能性はさらに広がるといえるだろう。

コートの存在感と調和する、エレガントな1タックパンツを/h4>

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モノトーンスタイルにおいて、パンツにおける洒落感を醸したい場合は、シルエット選びが重要となる。ここで選んだのは、BRIGLIA<ブリリア>の1タックタイプ。腰回りにゆとりをもたせつつ、裾に向けてテーパードしていく先端のシルエットが、トップの存在感と絶妙に調和。OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウと合間って、すっきりとしたボトムスを形成しているのだ。

COUNTRY MIX STYLE

ジェンテ スタイル81 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_リスト画像

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COUNTRY MIX STYLE

“カントリー・ミーツ・アーバン”で飾る、冬の男服

男の重ね着は、寒さとスタイリッシュさとのせめぎ合い。着込めばもちろん暖かいけれど、着膨れしては、台無しというものだよね。そこで一枚、防寒力の高いコートが必要となる。それならば、インナーをぶくぶくにする必要はないからだ。洒落者たちにコートを勧めたくなる最大の理由は、重ね着が楽しめることだろう。特にチェスタータイプならば、Vゾーンの範囲内でも、インナーのレイヤードをあれこれと楽しむことが可能となる。
ここでぜひ注目されたいのが、HEVO<イーヴォ>のコートだ。ラペルド仕立てのVゾーンをもつ2Bタイプ。ウールとコットンを混紡したボア素材なので、その防寒力はもちろん高い。その上見た目にも温かみがあるのはうれしいところ。そして、一枚でもお洒落に効く大きな理由として、トレンドのゆったりシルエットであるうえに、ほかに見ることのあまりない、グリーンを基調としたアースカラーが挙げられる。重くなりがちな冬の着こなしだが、グッと優しい表情がもたらされるのだ。
当然、重ね着を楽しむという点においては、そのグリーンを生かしたい。同じくトレンドであるカントリーテイストを取り入れた、GIANNETTO<ジャンネット>謹製となるコーデュロイのジレもまた深いグリーン系をチョイス。アースカラーのグラデーションが、同じくカントリー調のGIAANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツのワイルド感に、マイルドさを加味してくれるのだ。
パンツについては、トップスのアースカラーのグラデーションにつながる優しいカーキをチョイスし、調和を取っている。パンツ専業の名門、BRIGLIA<ブリリア>が誇る都会的なシルエットによって、カントリーなコーデを洗練されたものに仕上げてくれているというわけだ。
カントリー・ミーツ・アーバン。二律背反的ではあるけれど、まさに相反するものが化学反応を起こして生まれた素敵な美観。いち早く取り入れて、冬の防寒とお洒落を両立されたい。

素材感の調和においても遊び心を発揮

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こちらのミクスチャースタイルでは、色調の調和に加えて、素材感の調和からも遊び心が感じられる。HEVO <イーヴォ>のボア素材コートによるモコモコ感、GIANNETTO <ジャンネット>の太畝コーデュロイのマット感、そして同じくGIANNETTO <ジャンネット>のデニムシャツによる洗いざらし感。こうしたディテールに目を配ることが、冬の着こなしに奥行きを与えるのだ。

ビッグシルエットに洗練を与える1タックパンツ

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シルエットメイクに目を凝らせば、BRIGLIA <ブリリア>のパンツの1タックが生み出すテーパードシルエットが秀逸となる。ビッグシルエットのコートに対して、ボトムスがタイトなだけでは、アンバランス感を生む。一方、腰回りにゆとりが生まれる1タックパンツならば、裾に向かうテーパードにより、トップスからつま先にかけて自然なシルエットを生み出すことができるのだ。

一足でドレス感とカジュアル感を両得するOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ

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足元に選んだのは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ。ムラ感が生み出す素材の表情が着こなしのグラデーションをしっかりと拾っている。まさに「画竜点睛」を地でいく一足。「カントリー×アーバン」という着こなしのミクスチャーに対して、この靴だけで、その両方を演出できる点においてもこのチョイスが効果を発揮しているといっていいだろう。

ACQUISITION OF NEW S…

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ACQUISITION OF NEW STYLE

一歩踏み出し、もう一歩も踏み出せる。 自分スタイル探しを支えるコートのこなし

男という生き物は、どんなものにも「マイ・定番」があって、なかなかそれを崩すということはしないもの。もちろんそれはそれで結構なことだけれど、そうした自分の世界に凝り固まりすぎてしまうと、見失う世界もあるのではと思う。
これは、ファッションにおいても通じる部分があるだろう。ファッションとは、そもそも流行を意味する言葉だけに、移ろうことが前提となっている。流行に左右されない自分流というものは、ときとして「スタイル」と称され、古くはスティーブ・マックイーンやアラン・ドロン、日本では白洲次郎。最近では、海外スナップ常連のニック・ウースターや、ラポ・エルカンなど、独自のスタイルを築いていて、本当に格好いいと思う。
ただ、彼らもそうした「スタイル」を手に入れるためには、多くの冒険をしてきたんだと思う。そのなかで、自分にフィットするものを取捨選択しているのだ。だから、我々も「自分には似合わないはず」といった固い頭とはおさらばして、新たな一歩を踏み出したい。
特に冬の装いにおいて、その傾向は顕著だろう。大きな面積を占めるコート1点に、お洒落の軸を委ねることになるため、お気に入りの一着があれば、ついついそれをヘビロテするといった始末。そこに、長々と前述した自分のスタイル獲得への「冒険」を託したいのだ。なかでも引っ込み思案になりがちな二大巨頭は、シルエットと色。この2点はとかくブナンにまとめがちだろう。これを少し外すだけで、かなりの新鮮度が手に入る。
そこでご覧いただきたいのが、HEVO<イーヴォ>のチェスターコート。スタイルこそ定番的だが、シルエットはトレンドのゆったりサイズ。おまけに色もトレンドのマスタードカラー。まさしく、シルエットと色みにおいて、この一着で「冒険」が可能というもの。着こなしについては、恐るに足らず。普段着慣れたデニム&シャツという組み合わせでOK。ここではBRIGLIA<ブリリア>のセルビッジデニムと、GIANNETTO<ジャンネット>のブラウンシャツで落ち着いた印象に。写真のように渋色のストールを効かせてもいい。
こうして実践してみると、案外なんということはなく、トライできるもの。「一歩踏み出せば、もう一歩も踏み出せる」とは、アメリカのクライマー、トッド・スキナーの言葉だが、本コーデにおいては、シルエットという一歩も、色みという一歩も踏み出せたというわけだ。そして自分のスタイル探しへの一歩までも。

色とシルエットに新鮮味を加えるHEVO<イーヴォ>のコート

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主役となるのが、HEVO<イーヴォ>のチェスターコート。ウール80%&ナイロン20%という組成により、保温力と軽さと強度、そして発色の良さも担保。これにより、絶妙なマスタードカラーを楽しめる。フロントを開けて、ビッグシルエットを楽しむもよし、付属のベルトを締めることで、グッと大人びた印象を醸すもよし。HEVO<イーヴォ>は、イタリアのプーリアを拠点とする2010年誕生の新興ブランドながら、時代を捉えたクリエーションが魅力。まさに本コーデにおいて軸となるのにふさわしい作り

コートとトーンを合わせつつ、シャツは正統派というバランス感

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トーンを揃えたブラウンのシャツは、名門ファクトリーのGIANNETTO<ジャンネット>謹製。正統派のオックスフォードシャツながら、カッタウェイカラーを採用しており、襟元の洒落感が高い。背中にダーツをとった「スリムフィット」としており、すっきりとシャープなシルエットで着こなせる。第2ボタンを開けるとチラリと覗くブランドシンボルとなる太陽のマークもアクセント。デニムにタックインすることで、コートの遊び心とのバランスをキープしている。

定番アイテム&配色で「冒険」をボトムアップ

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コートの「冒険」を支えるのが、慣れ親しんだデニムだろう。BRIGLIA<ブリリア>のセルビッジデニムは、濃色ながらうっすらと入るタテ落ちも馴染み深い。すっきりした細身に加えて、若干ストレッチ性を備えているのもいい。足元もOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウというベーシックながらも艶やかなアイテムが、さりげない花を添えている。シャツ、ベルト、シューズのセンターライン3点をブラウンでまとめている点も、冒険を支える安定感に。

BIG CHECK COAT STYLE

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STYLE-79

BIG CHECK COAT STYLE

大人の風格と、まだまだ失いたくない若々しさ。これらを両得するチェックコート術

重厚にして軽快――。大人のスタイルにとって、一定の風格は欲しいけれど、そればかりを追いすぎた結果、軽快感や若々しさを失ってしまうのは本意ではない。つまり、両得するのには、少々骨を折る、アンビバレントな問題なのだ。
とりわけ冬の装いを考えると、ついつい色みやアイテムともに重苦しくなってしまうのは、いわゆる“あるある”の類だ。そこにメスを入れるのは、スポルベリーノという装い方。平たくいうと、コートをジャケットのようにさらりと一枚で羽織ること。もちろんこれには、相応のコートが必要となってくる。何より、軽快で楽チンでなければ。それを実現するのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のコートとなる。
颯爽とこなせるポイントは、素材感にある。CIRCOLO1901<チルコロ1901>といえば、スウェットやジャージーなど、快適な素材使いに定評のある名門イタリアンブランド。一見、クラシカルで重厚感の漂うグレンチェックの本作もコットン×ポリウレタンによる伸縮性の高いスウェット素材を使用。袖を通せばわかるが、その軽やかさはジャケットに比肩するといっていい。まさにスポルベリーノ的=ジャケット代わりが効く一枚ということ。これ一着において、重厚感と軽快感を両得していることとなる。
これほど申し分のないコートならば、着こなしに気遣うことで、「重厚にして軽快」のさらなるブラッシュアップが可能となるのだ。
そこで選んだのは、ミッドナイトブルー。いわばダークネイビーの類で、一見黒ではあるが、よく見るとネイビーという代物。礼装においては、黒と同等のフォーマル度を持つ存在で、その華やかさからタキシードにも採用される由緒ある色だ。これをコートに羽織る上下で組み合わせると、モノトーンのグレンチェックに馴染みながら、ほんのりと華やぎをもたらしてくれる。足元は黒スエードのローファーでモノトーンのコートをまとめ上げる。
少々大げさかもしれないが、シンプルを愛し、着心地の良さを追求したココ・シャネルにも通じるミニマリズムが垣間見られるだろう。そして、大柄のグレンチェック&タートルネックには、今ユースカルチャーに根ざしはじめている「ダッド」な雰囲気さえも。結果、「重厚にして軽快」がいっそう加速する、最新版スポルベリーノの装いといっていいだろう。

スタイルに合わせて着こなしに変化をもたらすベルテッド仕様

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グレンチェックのステンカラーコートには、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のエッセンスが存分に詰まっている。独自開発のストレッチスウェットは、伸縮性は述べた通りだが、もちろん保温性もばっちり。秋らしくボリューム感をもたせて編み上げている。なので、薄手の裏地一枚を備えるだけの軽快感が魅力。ベルテッドの仕立てなので、フロントを閉めた時に装着すれば、さらなる保温性&スタイルアップが可能。着こなしのバリエーションも増える。

素材の艶がにじみ出る上質なタートルネックを

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世界的なイタリアのニット産地、ペルージャ生まれの専業ブランド、PANICALE<パニカーレ>のタートルネック。素材の艶やかさが表情に出やすいハイゲージのため、ダークなネイビーの発色も際立っている。昨今トレンドの「ダッド」なテイストを醸しつつ、若者たちとは、ワンランクもツーランクも上質なニットで風格を醸すのが大人の手腕といえるだろう。ご覧のようにコートなしでも十分にキマる上品さ。

すっきりシルエット&黒靴で足元は引き締めを

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「ダッド」ライクな着こなしを目論むとしても、下半身はすっきりとまとめて「やりすぎ」「悪目立ち」を回避するのが、真の大人の作法。選んだのは、BRIGLIA<ブリリア>の細身のコットンパンツ。トップスに合わせた艶やかなダークネイビーだが、モールスキンの素材感でマットな落ち着いた雰囲気に。ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>の黒靴は、パンツと素材感を合わせたスエードに。コートのモノトーンと合わせて、画竜点睛を成し遂げている。

WHITE ACCENT STYLE

ジェンテ スタイル77 2018 AUTUMN_WINTER L.b.m.1911(エルビーエム1911)のウールジャケットのコーディネート_リスト画像

ジェンテ スタイル78 2018 AUTUMN_WINTER L.b.m.1911(エルビーエム1911)のウールジャケットのコーディネート_スタイリングタイトル画像

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STYLE-78

WHITE ACCENT STYLE

都会において「季節」を感じさせる、その技を

我々が季節を愛でられるのは、四季折々異なる表情を見せる日本にあればこそ。近年、亜熱帯化が叫ばれているけれど、まだまだ、春夏秋冬の趣を堪能できているところ。とりわけ、雪の情緒たるや。今さら川端康成の名作「雪国」や、山下達郎のヒット曲「クリスマス・イブ」における有名な一節を挙げずとも、その魅力はダイレクトに感じられるだろう。雪の美しさは、マクロに見れば、その白さ。景色一面を白銀に染め、日常を一変させる力。雪見自体が観光となるほどだ。そして、ミクロに見れば、その結晶の美しさよ。六角形や星形など、環境や条件の違いで、さまざまに形を変えていく姿は神秘的ですらある。もちろん、ウィンターリゾートがあるとおり、見るだけでなく、スキーやスノーボードなどで楽しめるという点においても、雪の恩恵は幅広いものがある。
転じて。着こなしにおいて季節感を楽しむなら、いよいよ来たるこの季節において「雪」は欠かせないモチーフだよね。いの一番、日本が敵うべくもない、雪深き北欧人たちのアイデアを借用したい。それは、ノルディック柄。雪の結晶など冬を図案化した意匠には、冬を楽しく過ごすエッセンスが感じられるものだよね。そして、雪をダイレクトに表現できるのは、「スノーホワイト」。白を取り入れることで、満喫したいというわけだ。
そんな、雪山を大人の解釈でまとめたのが、こちらの着こなし。BRIGLIA<ブリリア>のコーデュロイパンツで、ガツンと雪のような白を効かせ、PANICALE<パニカーレ>のノルディック柄ニットで、雪感をフォロー。ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のマウンテンブーツで追い打ちをかけている。
単に柄やモチーフを雪とするだけでなく、優しさと上品さを演出するスパイスを欠かしていないのが、本コーデの魅力だ。まずは、カラートーン。白×ブラウンでまとめることにより、柔和でミニマルな印象を与えることができる。そして、冬になると出番となるのが、グレンチェック柄。ブラウン系統の同柄が配されたCIRCOLO<チルコロ>のブルゾンをさらり。英国伝統柄の格式を纏うことで品格が加わるのだ。
季節のモチーフにハイライトを当ててファッションを楽しむ。都会にあっても、季節を纏った趣味人のコーデとなることだろう。

グレンチェック柄のブルゾンで大人らしく

  • ジェンテ スタイル77 2018 AUTUMN_WINTER L.b.m.1911(エルビーエム1911)のウールジャケットのコーディネート_サブ画像1

スポーティなブルゾンタイプは、シックさのなかに快活な印象を与えることができる。ボタン式のフロントとフラップポケットによるクラシカルなデザインが特徴的なDELAN<デラン>の一品は、中綿仕様。品格と保温性を同時に獲得。ジャケットライクに羽織ることで、雪をイメージした着こなしに上品さを与える一策となっている。全体に調和するブラウン系は、落ち着いた大人の魅力も演出可能なのだ。

ときには大胆にノルディック柄を

  • ジェンテ スタイル77 2018 AUTUMN_WINTER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のウールジャケットのコーディネート_サブ画像2

雪の結晶をイメージしたノルディック柄は、冬の季節感を堪能するには絶好のアイテム。こちらは、イタリアにおける世界的なニット産地のひとつであるペルージャに拠点を置くPANICALE<パニカーレ>謹製のニット。ウールに少量のナイロンを混紡し、強度と軽さ、発色を保っている。ブラウン系のグラデーションは、トータルのカラーコーデにグラデーションを与えてくれるもの。雪の印象を盛り上げるのに、不可欠なアイテムといえる。

モダンさとボリューム感でバランスするボトムスの力

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冬にこそ力を発揮したいのが、白パンツ。冬に投入したいのは、太畝コーデュロイが温かみを加える一本。BRIGLIA<ブリリア>からは、テーパードシルエットの1タックをチョイス。ボリューム感のあるトップスから、足元にかけてすっきりした印象を醸せるうえに、トンレド感も加味。また、着こなしを締めくくるのが、ANDREA VENTURA<アンドレアヴェントゥーラ>のマウンテンブーツ。マットな質感のベージュレザーが「本気」の山男とは一線を画した都会の表情に。「雪山」のアイコンを足元の遊びで表現。ボリュームの点において、トップスに負けないのだ。

TAUPE COLOR STYLE

ジェンテ スタイル77 2018 AUTUMN_WINTER L.b.m.1911(エルビーエム1911)のウールジャケットのコーディネート_リスト画像

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TAUPE COLOR STYLE

ブナンを脱する「トープカラー」をこなして、女性をエスコートする?

色使い。そう聞くと多くの男性が身構えてしまうかもしれない。お洒落を意識し始めたころから、「シンプル&ベーシック」を第一に考えてきたわけだからね。一方で、それは「ブナン」と裏表。ときには遊び心を加えて、ちょっとした冒険をしてみるのも悪くない。でも、どうすべきか? 途端に頭が痛くなるよね。そこで、ベーシックの枠を超えず、少し冒険できる。そんな色遊びを考えてみたい。
そこで、突然だけど、パートナーとの組み合わせで色を決める。そんなことを考えたことがあるだろうか。簡単にいえば、女性の着こなしに似合う色、ということだ。お洒落をすることを考えると、どうしても「自分」にばかり目が行きがちになり、女性を伴った外出(外出の大半がそうだと思われるが)において、パートナーとの相性まで思い至らないことだろう。その女性に自分がどう見られるか、は、かなり考えているのにね。
その際に活躍するのが「トープカラー」である。トープとは、フランス語で「モグラ」を意味する言葉、つまり「モグラ色」ということになる。グレーがかったブラウン、あるいはブラウンがかったグレーのことで、「グレージュ」(グレー+ベージュ)なんて造語もあるほど。明暗のトーンは幅広く、グラデーションが可能、都会的なのにソフトな表情が加わるのだ。
一体、この色のどこが女性と合わせやすいのか。女性を引き立てる効果の高い赤系の色を鮮やかに見せる効果があるのだ。このところは特に、バーントレッド(煉瓦色)やピンクベージュあたりがトレンドで、そうした色を選ぶ女性も増えているから、傍らの「モグラ色」が活躍すること間違いないのだ。特に欧米では、男性は女性をエスコートする存在。そうしたインターナショナルな感性をさりげなく醸せるというのもいいよね。
いざ、着こなしについて。ここではセンターライン、つまりニット、パンツ、スニーカーに「トープカラー」を据えた。グラデーションさせやすい点は前述のとおり。選んだのは、PANICALE<パニカーレ>のハイゲージニットにBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツ、DIADORA<ディアドラ>のスエードスニーカー。素材のクオリティを引き立ててくれる色でもあるので、まさにここで選んだアイテムの魅力をいっそう高めてくれるだろう。最後に一枚羽織ったのが、L.B.M.1911<エルビーエム1911>のツイードジャケットだ。ここにスタンダードなネイビーを挿すことで、柔和なトープカラーを引き締めてくれる。つまり、トープカラーが際立ち、女性のコーデも華やぐことだろう。
ちょっと風変わりな「モグラ色」。シンプルで使い勝手の良い、そしてちょっとした冒険心をくすぐる相棒となること間違いない。

素材の表情もマッチするジャケット&インナー

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インナーに選んだPANICALE<パニカーレ>のハイゲージニット。こうしたニュアンスのある素材感こそ、トープカラーが生きるアイテムといっていい。メランジ調のムラ感がさりげなく際立ち、着こなしに奥行きを与えてくれるのだ。これが、ジャケットに選んだL.B.M.1911<エルビーエム1911>が採用するヘリンボーンの織柄と合間って、上質な素材選びを印象付けることができるだろう。

トップスの「起承」に変化を与えるパンツが「転」の役割を担う

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同系色のグラデーションをつける際に気をつけたいのが、素材感のコントラストだ。BRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツは、モールスキンの細かな起毛感が、ニットと異なるマットな表情を加えて、上品さを高めてくれるのだ。トレンドのワンプリーツを選んでおり、テーパードシルエットを楽しむことができる。トップスを受けたパンツが、着こなしにおけるちょっとしたアクセント役となるわけだ。

スエードスニーカーで「結」=画竜点睛となる!

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着こなしのトリを務めるのが、DIADORA<ディアドラ>のレトロランナータイプのスニーカーだ。まずパンツの起毛感を拾い、スエードアッパーをチョイス。全体の流れをしっかりと受け止めている。ポイントは、レトロ顔のスニーカーという点。現在の旬であるスポーティ感を醸しながら、ジャケパンスタイルにもマッチするクラシカル感も演出。まさに、龍の絵に「睛(ひとみ)」を与え、天に昇らんとするコーデに仕上がるわけだ。

CORDUROY JACKET STYL…

ジェンテ スタイル76 2018 AUTUMN_WINTER GIANNETTO(ジャンネット)のコーデュロイジャケットのコーディネート_リスト画像

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CORDUROY JACKET STYLE

ブラックをベースにした上品コーデに差し込む「大人色」とは?

1982年、ファッション界に激震が走った。「黒の衝撃」である。川久保玲や山本耀司がランウェイで発表した黒いモード服は、それ以降、黒=モードという強い印象さえ与えることとなった。なんていうことは、ご存知だよね。そうした黒いファッションを評して、かくも黒が多彩に見えるとは、と、巷を騒がせたのだ。
しかしながら、黒という色は不思議だ。パソコンのディスプレーにおいて、黒はRGB(0,0,0)。つまり、すべての光源をゼロリセットした状態。真っ暗闇のことだ。理論的には、すべての光を反射せずに吸収する色だから、0と1からなるコンピュータの世界では、当然のことだよね。
でも、ファッションでは少し事情が異なる。素材が違えば、同じ黒でもさまざまな表情を楽しむことができるのだ。色鮮やかな黒、とはいささかパラドキシカルな表現だが、事実でもある。黒を楽しむ、というのは、なんだか上級で難しいような気がしてしまうが、さにあらず。実際は、どんな素材でも黒を選んでおけば、しっかりと調和し、素材の違いがそのまま表情の差となる便利な色だと、改めて思う。
ここでは、きめ細かな毛足が光を反射する黒に近い濃緑のコーデュロイジャケットと、マットに光を吸収するブラックモールスキンのタートルネックのトップス。微妙な光のコントラストが美しい。もちろん選んだのはイタリアブランドの逸品たちで、ジャケットは、GIANNETTO<ジャンネット>、タートルネックはCIRCOLO1901<チルコロ1901>、と、実力派ブランドである。上質な素材だからこそ、さらに黒が魅力的に。
そして実は、ボトムスに変化球を添えた。今回の最大のポイントであるトープカラー。フランス語で「もぐら」を表す言葉で、いわゆるグレージュに近い色。この中間色が黒に大変映えるのだ。黒という色がもつ輪郭効果によってやわらかな色調がグッと引き締まり、普段ならば、カラフルな差し色を入れるところでも、ニュアンスカラーがアクセントとして見事に際立ってくる。
派手色ではない色を差し色にするという、大人のテクニック。黒の衝撃を超える新たな衝撃を与えてくれそうだ。

絶妙なコントラストを醸し出すコーデュロイとモールスキンのコンビネーション

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ジャケットは、GIANNETTO<ジャンネット>の謹製。もともとは、南イタリアの街、アンドリアにあるシャツファクトリーである、カミチェリア サンフォート社が起こした新興ブランド。シャツにおける着心地の追求をジャケットにも再現し、一枚仕立ての軽やかな作りは、さすがの一言。こちらのコーデュロイジャケットもストレッチが効いており、抜群の着心地。マットなインナーに対してコーデュロイのツヤ感が花を添える。

とっても伸びるジャージー素材のタートルネックは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>の真骨頂

  • ジェンテ スタイル76 2018 AUTUMN_WINTER GIANNETTO(ジャンネット)のコーデュロイジャケットのコーディネート_サブ画像2

ジャケットにインしたのは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>によるモールスキンのタートルネック。こちらは、マットな質感が特徴で、ジャケットの光沢あるコーデュロイと好対照。ブランドが得意とするジャージー素材は、伸縮性が非常に高く、ジャケットのインナーとして文句なし。カットソーながらも保温性が高く、ニットライクに使えるのもちょうどいい

グレーともベージュともつかないBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツを黒で締める

  • ジェンテ スタイル76 2018 AUTUMN_WINTER GIANNETTO(ジャンネット)のコーデュロイジャケットのコーディネート_サブ画像3

ニュアンスが効いたピーチスキンのコットンパンツは、トレンドでもある1プリーツが入ったタイプ。腰回りに若干のゆとりともたせつつ、すっきり細身のテーパードシルエットを実現。ベルトには、PAOLO VITALE<パオロビターレ>のエレガントなタイプを。足元には、光沢のあるカーフレザーによるOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>の外羽根プレーントウ。下半身周りの小物もブラックでまとめてしっかりと引き締めを忘れずに。

CHECK JACKET STYLE

ジェンテ スタイル75 2018 AUTUMN_WINTER CIRCOLO1901(チルコロ1901)のプリントジャケットのコーディネート_リスト画像

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CHECK JACKET STYLE

脱マンネリ化を実践する、大柄チェックジャケット&編み柄タートル

大人になり基本的なワードローブは充実しているというところで、脱マンネリ化の一手として突破口となりうるのがチェックジャケットだろう。伝統的で馴染みがあるし、とりわけ大柄のものは、このところモードからの潮流でトレンドでもある。
とはいうもののドレスクロージングのなかでは結構な派手柄となる大柄のチェック。ここがネックでちょっと敬遠してしまう向きとて少なくないはず。
これを救出してくれるのが同系色トップスだ。つまり、ジャケットの柄と同系色のインナーと合わせるということ。これが案外簡単なので、ぜひ試して見てほしい。基本的にチェックは2色以上使われているのでピックアップする色を好みに選べるのがポイントだ。互いの色みがリンケージされてコーディネイトにまとまりが生まれるのはこちらのコーディネイトとて同じこと。
ジャケットにチョイスしたのは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のコットンジャージータイプ。ライトブラウンやダークブラウンなどのレンジの広いカラーリングで、メリハリをつけた一枚。
さて、問題は拾う色を以下に展開するか。このあたりがセンスとなるだろう。もちろん拾うのはブラウン。そこから、同系のなかでもかなり明るいマスタードカラーのタートルネックニットをチョイスした。ブランドは、同じくCIRCOLO1901<チルコロ1901>。イタリア生まれの発色の良さが肝となる。お題目が「脱マンネリ」である以上、時代の気分を映すのは必定。となれば、思い切ってトライする価値はあるだろう。何しろ同系色のまとまり感は信頼に足るもの。それは、こちらのビジュアルが証明してくれる。
最後に、ボトムス選びだが、トップスを揃えたために、あまり気遣わずにキマるのがありがたいところ。例えば、はきなれたきれいめ系のデニムでOK。ここでは、BRIGLIA<ブリリア>の定番をチョイス。細身ですっきりまとまってくる。
結果、ヨーロピアンな香り漂う大人の風情。チェックジャケットを巧みにこなして、マンネリにおさらばしたいところだね。

クラシカルなのに、その実、現代的なジャージー素材を使用

  • ジェンテ スタイル74 2018 AUTUMN_WINTER CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスリーピースセットアップのコーディネート_サブ画像1

ツイードのように見えるが、こちらはコットンジャージーによる一枚仕立てのジャケット。ジャージー素材を得意とするCIRCOLO1901<チルコロ1901>の面目躍如たるところ。着心地が柔らかく、厚手のニットの上に羽織ってもストレスなく体を動かせるのもポイントとなる。アクセントをつけたい人は、例えばポケットにサングラス。なんていうのも、マンネリ化を避けるためのテクニックとなるだろう。

ジャケットを脱いでも、洒脱に決まるヘリンボーンのシャドー柄

  • ジェンテ スタイル74 2018 AUTUMN_WINTER CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスリーピースセットアップのコーディネート_サブ画像2

上半身をすっぽりと覆うがゆえに、面積が広く、その分、平板にも見えてしまうのが、タートルネックニットの弱点。インナーで使うぶんには、のっぺりでも構わないのだが、ジャケットを脱ぐようなシーンが想定されるなら、こちらCIRCOLO1901<チルコロ1901>のようにシャドー柄が入っているものをチョイスすれば、洒脱さが増幅する。大きなヘリンボーン柄はクラシカルなのでチェックとの相性もよく、編み柄での表現なのでさりげない。そういう奥ゆかしさもまたいいのだ。

“いつもの”感じでOKなボトムス

  • ジェンテ スタイル74 2018 AUTUMN_WINTER CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスリーピースセットアップのコーディネート_サブ画像3

同系色トップスが決まれば、あとはわりと自由度の高いボトムス。思いっきり気遣ったならば気楽にデニムはいかがだろう。BRIGLIA<ブリリア>の濃色タイプは、ゆるやかな加工が施されているがセンターにクリースが入る美脚仕様。コーデが上品にまとまってくる。足元は、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のブラウンシューズ。濃淡のある塗りムラがヌケ感を演出。トップスとも同系色で馴染みがいい。全体に統一感を与えてくれるのだ。