ITALIAN COOL BIZ STY…

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ジェンテ スタイル89_GIANNETTO(ジャンネット)の3ピースセットアップを中心にしたスタイル

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STYLE-89

ITALIAN COOL BIZ STYLE

梅雨寒に効く男のスリーピース

時は1997年、落合正勝氏による「クラシコ・イタリア」礼賛が出版。そのあたりから、こぞってメンズファッション誌が志向したのが、クラシコイタリアだ。文字どおりイタリア風のクラシックスタイルで、クラシコイタリア協会が中心的に発信したものだが、当協会に加盟しないイタリアンブランドも巻き込んで、大きな潮流となった。世紀を跨いでも勢いは衰えるどころか増す一方。毎年フィレンツェにて行われる紳士服新作展示会、ピッティ・ウオモには、日本からの来訪者も増していったように思う。男性にもたらすエレガンスや艶、そして、伝統的な服作りの温かみなどが注目されることで、それまで席巻していた「ブランド主義」から「クラフト主義」へ、ファッションの核が以降したようにも見受けられた。実際、名門ブランドのウェアの製作を担当していたファクトリーが、プライベートブランドを出し始めたのも、こうした背景からといえるだろう。
クラシコイタリア来日から二十余年が経ち、日本にもクラシカルな装いが、新たな付加価値を備えて定着したといっていい。クラシコ好きにすれば、2005年に環境省主導で導入された「クールビズ」は、なんとも苦々しく映っただろう。結果、“半袖シャツにスラックス”という、中学生のごときビジネスマンが増殖。日本人が陥りがちな「定型化」を、夏が来るたびに実感させられることになる。
クールビズの定型化から脱却する一手。そのヒントはクラシコイタリアにある。季節の素材を大事にし、結果、「クールビズ」のコードを遵守しながら、ビジネス時に手に入れたいきちんと感もまとえるのだ。例えば、GIANNETTO<ジャンネット>のスリーピースセットアップ。ポイントはクラシック服に欠かせない夏素材のシアサッカー。肌に触れる面積が少ないぶん、清涼感を与えるもの。さらに、ベージュにも注目したい。アースカラーを軸にしたコロニアルな雰囲気は、まさにラグジュアリーなリゾートに欠かせない色。今やビジネスで着るのは当たり前となっているが、スリーピースならば、正統感も醸し出せる。
そして、ジャケットを脱いだ際にベストを着ているというのは、汗で濡れそぼったシャツ姿を生々しく露出させることがない点でも有用。ジャケットを手持ちにとどめたべスト姿もまたエレガントなものだ。また、レイヤードが梅雨寒にはありがたい点を加えておきたい。足元は、ブラックのスエードスリッポンで引き締めるのがいいだろう。

Vゾーンの主役には、配色、素材感ともに間違いのない、リネンの白シャツを

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ノータイスタイルで少し間延びするVゾーンにとって、ベストは、その隙間を埋める名脇役となりうる。一方主役たるシャツは、季節素材の代表格、リネン100%が推奨となる。ここでは、GIANNETTO<ジャンネット>のホリゾンタルカラーの白シャツをイン。襟元の表情で、さらにVゾーンに変化をつけられるのだ。また、ベージュと白の配色で、涼しげな雰囲気を高める重要な役割も果たしている。

チーフを挿せるベストのエレガンス

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ジャケットを着ないとき、ベストの力は大きい。かつて、ベステッドが主流でドレスシャツが下着と言われていたというのも、そのエレガンスを鑑みると大いに頷けてくる。ベストはラペルなしの5ボタン。胸ポケットとフロント左右のポケットを備えており、共地のチーフをさして、さりげないお洒落も楽しむことができる。

ミニマルは配色の装いを、小物使いでさりげなく華やかに

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パンツに2タックが入り、テーパードシルエットを演出しているのが、セットアップパンツだ。これにて、時代性が高く感じられる。ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーで、抜け感ときちんと感を両立する。ベージュと白からなる、ミニマルな着こなしになるぶん、手元には、PAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のビーズアクセで少し飾るというのもいいだろう。

FUNCTION AND SPORTS …

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ジェンテ スタイル88_DUNO(デュノ)のウィンドブレイカーを中心にしたスタイル

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STYLE-88

FUNCTION AND SPORTS MIX STYLE

機能的に美しく、梅雨を乗り切れるスポーティルック

過日、小池百合子東京都知事が発表した、頭に直接かぶる式の日傘が物議を醸した。傘を手で持つ難儀はなく、両手がフリーになるうえにコンパクト。エコフレンドリーな点も長所に挙げていて、機能面においては一見申し分ないように思える。
ただし、格好いいかを問われれば別だよね? ここに各人の嗜好性や美意識が作用する。かつての三度笠のようなビジュアルは、和服に似合うこともあるかもしれないし、アート的な何かを感じ取り、積極的に取り込む人もいるかもしれない。そうした考えうるポジティブ要素を差し引いても、小池氏のアイデアは、分が悪そうに見えた。つまりは、大半の人の美意識に反したようである。
このように、機能性を美的に収斂させることは案外難しいのかもしれない。間もなく訪れる梅雨時期こそ、雨を避ける機能とそれゆえ野暮ったくなるビジュアルを両得したい季節。肌寒さや蒸し暑さ、雨よけ、並びにクールなビジュアルを解決してくれるアウターが欲しいのだ。
その意味で、イタリアブランドのDUNO<デュノ>によるフーデッドブルゾンは、活躍必至。使用される素材が、撥水加工が施された超軽量のマイクロリップストップナイロンにして、フロントには止水ジッパーを装備する。つまり、水に強く、強靭で、軽いってこと。おまけにパッカブルであるために、脱いだ後パッキングしてバッグなどに収めておくことができる。見た目においては、フーデッドブルゾン特有のスポーティなテイストが現代的なうえに、素材のマットな質感が好作用を及ぼし、上質感まで加えてくれる。まさに機能的にして美観を獲得した好例じゃない?
コーディネイトに関しては、もちろんアウター一枚でも頼れる存在感をもつが、男子諸兄がお得意のネイビー系グラデーションでまとめれば、さらなるシックさを獲得できること間違いない。パンチを効かせたいならば、写真のように、鮮烈なブルーに彩られたFILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のコットンカットソーをインすればOK。2タック入ったGIANNETTO<ジャンネット>のイージーパンツで、テーパードシルエットの下半身を形成し、DIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のスニーカーで下半身を締めくくっている。
いわゆるスポーティミックススタイルが、多くの人に好ましく映るのは、軽快さの向こうに透けるアクティブなパーソナリティゆえだろう。そしてそれは、おそらく頭にかぶる日傘的なスタイルでは体現することはできないのだ。

一枚あると万能! 見た目と機能を両得するDUNO <デュノ>のアウター

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止水ジッパーであるフロントを閉じてさらに機能性が高まるDUNO<デュノ>のフーデッドブルゾン。軽量で丈夫、さらりと羽織れるのが魅力。スタンド式の襟とともに裾と袖口はリブ式になっており、ウインドストップ効果も期待できるデザインに。フードの顔まわりにはコードを備え、閉めることでより効果を高められる。ご覧のようなマットなネイビーが独特の上質感を着こなしに加味してくれるのだ。

発色のよい上質ニットが欠かせない

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アドリア海に面したイタリア中部の街、ペスカーラで生まれた新鋭のニットブランド、FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>。「スーパーライト18」と呼ばれる上質コットンで仕上げられた軽くてさらりとした肌触りに一枚は、爽やかに過ごしたい時期にうってつけ。上質さゆえに、ブルーの発色は美しく、一枚で着ても十分サマになる。季節の変わり目にこそワードローブに備えておきたい。

スポーティかつ洒脱なボトムスでおしゃれを決定づける

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コーディネイトのトレンド感を左右する圧倒的な存在が、面積の半分を占めるボトムスと言っていい。軽装になればなるほど、その傾向は強い。GIANNETTO <ジャンネット>による、2タックのリラックスパンツは、まさにその役目を果たす一本。美しいシルエットに加えて、ドローコードのついたイージーウエストやリネンの素材感など、夏にこそはきたい清涼さも魅力。ロールアップで変化をつけて、DIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のスニーカーとの軽快な足元を楽しみたい。

DENIM LIKE SWEAT JAC…

ジェンテ スタイル87 2019 CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウェットカバーオールジャケットを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル87 2019 CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウェットカバーオールジャケットを中心にしたスタイル

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STYLE-87

DENIM LIKE SWEAT JACKET

イメージを覆すデニムライクスウェット、軽快でアクティブな春を!

ゴワゴワ、分厚くて重い、窮屈。かつてのデニムが与えていたイメージといえば、おおよそこんな感じだったと思う。それでも、やっぱり、色落ちして、いい味が出て、少し汚れたり、破れたりもして、という経年変化の格好よさには、他の何物にも代えられない大きな魅力があるんだよね。洗わないで、生からはいて、はき倒して、ニオイに我慢できなくなって、3年くらいたって初めて洗う、とか。ダメージデニムが普通にある今、なかなか正気の沙汰ではなかったように思う。
話は逸れたが、デニムの味わいという魅力と引き換えに失っていた着心地や快適性、清潔感。これらを取り戻すべく、今は快適なデニムが多種多様。時代は変わったのだ。デニムパンツもそうだが、デニムアウターも同じ土俵の話。前述した不快感は、アウターでも同じ様に敬遠されることも多かったはずだ。
そうした快適デニムアウターの第一候補として推奨したいのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のカバーオールだ。見た目は、ユーズド感のある味わい深いデニム調の生地。ただし羽織れば、驚きの軽量性。そして、もちろんストレッチ性もある。ジャージー素材を得意とするイタリアンブランドの技術の賜物だ。天女の羽衣があれば、これなのか? とはさすがに言い過ぎだが……。とにかく快適。考えてもみてほしい。オーセンティックないわゆるデニム生地ならば、春夏に食指はなかなか動かなかっただろう。これなら、春でもいける!と自信を持って言えるもの。
着こなしは、デニムの味わいをアクセントにすべく、春らしく、都会的に。選んだインナーは、SOUTH YARN<サウスヤーン>のストライプTシャツ。縦縞がもたらすシャープな雰囲気は、デニムと好対照。そして、ボトムスは馴染みの良いBRIGLIA1949<ブリリア1949>のコットンパンツ。チノライクなベージュカラーで、こちらもストレッチが効いており快適に。足元は、DIADORA HERITAGE<ディアドラヘリテージ>のシンプルなスニーカーで軽快に。ダークネイビーでコーデの締めくくりはトップスと合わせつつも引き締めカラーをチョイスしている。

ユーズド感のあるインディゴが男らしさをアップ

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何かと万能で使い勝手のよいカバーオールタイプのデニムアウター。イタリアはバーリに本社を構えるテキスタイル会社のブランド、CIRCORO1901<チルコロ1901>らしく、コットンのジャージー素材が大得意。ジャージー素材をインディゴカラーに染め、随所にあたりの加工を施し、骨太感をアップ。インナーは、ポルトガル生まれの気鋭ブランドSOUTH YARN<サウスヤーン>。都会的なストライプをチョイスして、無骨さとのコントラストを狙っている。心地よい肌触りは、軽量で伸縮性のあるアウターとの相性ぴったりだ。

どうせなら、バッグも軽やかに!

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軽快な服装にアクセントとして取り入れたのが、ドイツのブランドVEE COLLECTIVE<ヴィーコレクティブ>のトートバッグ。三角形を組み合わせた独特なテクスチャーが、シンプルコーデに絶妙なスパイスとなる。特に荷物を大量にもちたくないような休日には、この軽さもたまらなくうれしい。耐久性と撥水性に優れた多機能性も魅力。カーキの色みは、デニムのインディゴカラーもマッチ。

安定感のあるベージュコッパン&レトロスニーカー

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味わい深いインディゴアウターを、自然に、そして上品に仕上げてくれるのが、ベージュのコッパンとレトロスニーカー。パンツ専業ブランドのBRIGLIA1949<ブリリア1949>は、独自のパターニング技術により、イタリアブランドならではの美しいシルエットを実現。ウォッシュ加工の風合いも馴染みがいい。また、イタリアらしい洒脱さを持つ、DIADORA HERITAGE<ディアドラヘリテージ>のスニーカーは、スポーツブランドとしての実績と、見た目のシンプルさが、男心にもハマるのだ。

New sophisticated pr…

ジェンテ スタイル86 2019 FILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポローレンティス)のニットジャケットを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル86 2019 FILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポローレンティス)のニットジャケットを中心にしたスタイル

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_メイン画像

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New sophisticated process and form

様式美から一歩踏み出して、自由な装いを

突然だが、名評論「考えるヒント」において小林秀雄が、かの本居宣長を例に挙げて「言葉こそ第一、意は二の次」という明察を開陳している。言葉が世界を切り取っているとするならば、その重要性を補強する一節に思える。言い換えれば、言葉はときに記号となり、世界を矮小化してしまうこともあるということだと思う。例えば、「アメトラ」なんて言葉がこれに当たるだろう。
それぞれのイメージはあるだろうが、大方、紺ブレ、BDシャツ、チノパン、ローファーという定型が想像されるはず。ファッションの自由度から考えれば、そうじゃなきゃいけない理由はないのにね。こうした様式美を身にまとうことは、「この世界観、わかりますよね?」という共通言語ともなりうるだろう。でも、それだけじゃつまらなくない? やはり装う楽しみは、共通言語を介したうえで、新たな試みを発信することにもあるだろう。
そこで、アメトラのお作法を少しわきまえつつ、ちょっと逸脱して遊ぶ楽しみを。それが、こちらのコーディネイトだ。
紺ブレ代わりに羽織っているのが、FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のニットジャケット。コンフォートが見直される現代において、ニットの地位は高まっている。ラペル付きの仕立てにより、見た目のきちんと感においては、ジャケットとしての機能を存分に果たしてくれる。BDシャツには、GIANNETTO<ジャンネット>のギンガムチェック柄をチョイスしてモダンさを加味。
パンツについては、チノカラーであるカーキを採用したBRIGLIA1949<ブリリア1949>のワンプリーツを着用。腰回りのゆったり感&テーパードシルエットにより、時代感を高めている。足元には、ローファーではなく、現代的&スポーティに映るDIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のレトロスニーカーでバランスキープ。
折しもアポロ11号が、月面着陸を果たした50年後の現在。かの地への偉大な一歩には遠く及ばないかもしれないが、凝り固まった様式美から一歩踏み出して装うことを楽しめれば、新たなファッションの扉を開けることにもつながるだろう。

今どきを象徴するエレガントなイタリア製ニットジャケット

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ざっくりしたコットンで編まれたFILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のニットジャケット。イタリアにて2012年創業した新興のニット専業ブランドだが、イタリアらしいものづくりの情熱は随所に注がれる。特にジャケット顔負けのエレガントなシルエットは、フロントボタンを留めた際によく現れるといっていい。ラペルを備えたスタイルは、タイドアップをしてもフィットすること間違いなし。

GIANNETTO<ジャンネット>のBDシャツなら脱いでも安心

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シャツ一枚のスタイルが決まりやすいのが、イタリアンブランド、GIANNETTO<ジャンネット>の一枚。立ちの良い襟腰から若干のロールを描くBD襟のエレガンスは、専業ブランドのパターニングの妙。ジャケットとも鑑賞しない「スリム」シルエットは、ボディラインをシャープにも見せてくれる。パンツのタックインもアウトも決まる程よい丈感もポイントだ。

時代性を表現するうえで抜かりなくまとめたいボトムス選び

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ベーシックなアイテムを着用しても、時代性が色濃く反映されてしまうのが、下半身の2アイテム。パンツとシューズだ。パンツのシルエットは特に、時代によって大きく好みが影響する。そこは、パンツ専業ブランドのBRIGLIA 1949<ブリリア1949>が、鋭敏に反応。ワンタックのフロントデザインを採用した、テーパードパンツによって、間違いのないシルエットを構築。また、クラシカルスポーティな雰囲気で、軽快さとエレガンスを醸す、シンプルなDIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のレトロランナータイプは、色味も含めて好相性といえるだろう。

BLUE GRADATION STYLE

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_メイン画像

STYLE-85

BLUE GRADATION STYLE

新たな時代を予感させる、スポーツミックスのジャケパン姿

新元号が「令和」と定められ、新たな時代を迎える。今まで中国の書物を典拠とする文字を採用されてきたが、史上初めて日本文学の万葉集からという斬新な一面も。なお、「令」の字は、元号初採用。「和」の字は、採用19回で元号使用文字ランキング6位タイという由緒あるもの。言ってみれば、新旧が融合した好バランスな元号なのかもしれない。
そんな新旧の好バランスは、ファッションの世界でも人気。特にクラシカルな雰囲気にスポーティな要素をミックスさせる装いは、レイヤードが楽しい春こそ試してみたくなるものだよね? そこで、「クールビズ」を旗頭として、くだけたジャケパンスタイルが浸透した平成時代の終焉には、未来を見据えた新鮮なジャケパンスタイルをお届けしたい。やはり軸となるのが、ジャケットだ。
主役に据えたL.B.M.1911<エルビーエム1911>のジャケット自体、新旧のイイトコ取りしたアイテム。爽やかなライトインディゴの色味は、正統的なテーラーメイドスタイルにウォッシュ加工を施したモダンな仕上がり。ステッチのアタリなどにこなれ感が生まれており、いかにもイタリアのファッショニスタが好みそう。このインナーに選んだのが、スウェットシャツのような襟元にガゼット補強を施したデザインのCIRCOLO1901<チルコロ1901>のニット。メッシュライクな鹿の子編みがさらにスポーティさを増幅する。それでいて品が生まれているのは、コットン×リネンの素材ゆえ。リネン特有の光沢がもたらすエレガンスをVゾーンに与えているのだ。
下半身は、ベージュ&エクリュのライトブラウン系で受け止める。イタリア人が好む、いわゆる「アズーロ・エ・マローネ」のアップデート版。これもメディアで長らく親しまれているが、ライトトーンで再現する新鮮さが、このコーデにはある。
新鮮なジャケット選びに、スポーティ&エレガンスなインナー、そして現代版の「アズーロ・エ・マローネ」。まさに、古きを訪ねて新しきを知るジャケパンスタイル。次代のスタンダードを生む着こなしを、この春も楽しんでいただきたい。

ブルーグラデーションが美しいスポーティなトップスのコーデ

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イタリアを代表するジャケットメーカー「ルビアム社」のスポーティラインとして誕生したのが、L.B.M.1911<エルビーエム1911>。その由来の通り、軽快なスタイルが人気で、こちらのジャケットは、シャツ生地のように薄手の素材を、得意のテーラリング技術できっちり仕上げている。ウォッシュ加工によるこなれ感は、前述のとおり。もちろん型崩れすることなく、折り目正しくキマる。スポーティな見た目のぶん、チーフを差し込んでドレス感を高めている。

一枚使いもサマになる、季節感バッチリのインナー

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インナーに選んだCIRCOLO1901<チルコロ1901>のニットは、スウェットシャツさながらのガゼット補強と鹿の子編みによるスポーティなデザイン。コットン50%、リネン50%という季節感たっぷりの配合により、大人の佇まいに。ジャケットを脱いでも、品のいいニットスタイルとして堪能でき、むしろスポーティなディテールがアクセントとして効果を発揮。一枚あるだけで、ずいぶんと活躍しそう。

起毛感でまとめた、オフホワイト系ボトムス

  • ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_サブ画像3

ボトムスは、オフホワイトが爽やかなBRIGLIA 1949〈ブリリア1949〉の細身のコットンストレッチパンツと、サンドベージュが柔和なANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のローファー。ライトトーンのブラウン系で優しくまとめることで、トップスのブルー系と巧みなコントトラストをもたらしている。パンツはピーチスキン、ローファーはスエードと、細かなケバ感を揃えることで、繊細な素材感合わせも実現。トップスの光沢&色味に加えて、素材感でも対照的に仕上げているのだ。

SPRING LEATHER STYLE

ジェンテ スタイル84 2019 SPRING_SUMMER DELAN(デラン)のレザーシャツジャケットのスタイル_リスト画像

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STYLE-84

SPRING LEATHER STYLE

春先の万能ライトアウターとして、ナチュラル&ワイルドなレザーシャツのすすめ

日常のそこここに春を感じ始める昨今。いよいよコートやダウンなどの重衣料はクリーニングに出しつつ、ワードローブの衣替えもそろそろといった感じだよね。三寒四温の寒暖差があるなかで、気軽にさらりと羽織れるライトアウターが重宝する時季でもある。そんななかで気になリ始めるのが、レザーものの存在だろう。
そう聞いて、大概の男性諸兄の脳裏をかすめるのが、いわゆるライダーズジャケットではないだろうか。古くは1950年代の映画『乱暴者(あばれもの)』のマーロン・ブランドに代表されるバイカーズスタイルや、’70〜’80年代のセックス・ピストルズなどに端を発するパンクススタイルなどから「レザー=骨太=不良感」といった印象を持つ人も少なくないのでは? ただ、ひと口にレザーと言っても、このご時世、多様なバリエーションがある。レザーが備えている男臭く、骨太な雰囲気はそのままに、上品で上質、大人が着るのにちょうどいいアイテムがあれば、ちょっとトライしてみたくなるに違いない。
そこで、DELAN<デラン>のレザーアウターのお出ましである。デザインは、我々が着慣れたウエスタン調のカジュアルシャツ仕立てなので、普段のシャツ感覚で羽織ればOK。使用しているのはスキニー感のあるラムレザーで、ナチュラルなライトブラウンからは上品さが醸し出されてくる。一方で、縫製後に製品ウォッシュ加工を施すことで、レザーのワイルド感がアップ。また、着慣れた味わいも出る。確かにレザーものを着る際、ピカピカの新品感は少し気恥ずかしいもの。それだけに着やすい仕上がりとなっているのだ。
優しいライトブラウンの色味は、着こなしの面でも使い勝手は良好。BRIGLIA<ブリリア>によるカーキのコットンパンツと合わせたトーナルなコーディネイトはおすすめだ。すっきりと季節感を感じさせるスタイルにまとめてくれる。男らしさをほんのり纏いつつも上品。大人が目指すべき春のアウター使いを実現するなら、こんなレザーシャツをおすすめしたい次第。くだんのマーロン・ブランドも、この感じ、気に入るかもしれないね。

シャツ体裁が使いやすいDELAN<デラン>のラムレザージャケット

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イタリアのエンポリに拠点を置くレザーウェアブランド、DELAN<デラン>によるライトブラウンのシャツ型ラムレザージャケット。イタリアブランドらしいすっきりとしたパターンが、着た際の美しいシルエットを生んでくれる。両胸にフラップポケットを備えたウエスタン風のデザインが特徴。フロントはスナップボタンとなっており、着脱が楽というのもうれしいところ。袖裏に迷彩柄の裏地が備わり、まくった際にチラ見せさせても面白い。

トーナルなコーディネイトを輝かせる手元のアクセ

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ブラウン系の落ち着いたワントーンコーディネイトに寂しさを覚える向きには、手元のアクセサリーを推奨したい。こちらはPAOLO VITALE<パオロ・ヴィターレ>のブレスレット。画面右はターコイズのビーズが美しいタイプ。左は、シェル風ビーズと、パールカラービーズのコンビにシルバーチャームが映えるタイプ。シックな2本ならば、重ね着けもセンス良く決まり、着こなしにさりげない華を添えることができる。

美シルエットのカーキパンツが最良の相棒に

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ライトブラウンのレザーゆえ、もちろんデニムなども似合うが、ここで大人らしさや上品さを加えるのに欠かせない存在が、BRIGLIA<ブリリア>の一本となる。スリムテーパードは、スマートを醸すのに打ってつけ。ストレッチが効いているため、細身でもはきやすいのはうれしいところ。足元は、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーで軽やかかつシックに引き締めたいところ。ブーツやスニーカーではなく、スリッポン式というのが、大人の格上げに貢献するのだ。

FUNCTION x LIGHT MON…

ジェンテ スタイル83 2019 SPRING_SUMMER DUNO(デュノ)のコートとCIRCOLO1901(チルコロ1901)のジャケットを中心にしたコーディネート_リスト画像

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FUNCTION x LIGHT MONOTONE

ファンクショナルな服をファッションに定める、モノトーンの意思

ファッションとテクノロジーとの融合が叫ばれて久しい。衣食住の一翼を担うファッションが、日々進化を遂げる科学技術が応用されずしてどうする? という感じで、考えてみれば至極当然のこと。ただし、機能性そのものが、スタイルをファッショナブルにはしてくれない。そこは、意図的な「ファッション志向」が重要となる。これを裏付けるのが、機能性こそ重視されるアウトドア系のブランドたちが、こぞって、今をときめく一流のクリエイティブディレクターを採用して、スタイリッシュな方向性を打ち出していることからも明らかだよね。というわけで、ファンクション万歳と盲目的に両手を挙げるのではなく、明確な意図のもとで、ファンクショナルな服を装いたいと思う次第。
さて、いよいよ季節は三寒四温。一週間単位、否、1日単位でも寒暖差があって着る服に一番悩まされる時季でもある。となるとスプリングコートの出番。着用時の機能性や季節感を重んじたスタイルだけでなく、脱いだ時に楽に手持ちできる軽やかさなんてものも選びのポイントに。今回着目したのが、イタリア発のブランド、DUNO<デュノ>のフーデッドコートだ。
撥水加工が施されたポリエステル×コットンの素材感は、いわゆるシャカシャカ系で、スポーティな印象。一方、コットンが混紡されることによる風合いも独特だ。また、イタリアのブランドらしいパターンの美しさや、袖のジップや後部の裾などにミリタリーテイストもまぶされており、都会的な仕上がりでもある。おまけにライトトープともいうべきニュアンスカラーは大人が嗜むべき絶妙なものだ。
このスポーティかつ都会的なコートを生かすのは、モノトーン配色。メリハリを利かせたCIRCOLO1901<チルコロ1901>のオフブラックのニットTシャツとBRIGLIA<ブリリア>の白パンツが、柔和なライトトープを引き締めてくれる。濃度を高めたトープカラーのジャケットを合わせてコートとインナーのつなぎ役に。
ほら、これくらい「意図的に」ファッションを志向すれば、ファンクショナルな服がぐっと現代的に見えるでしょ? 他にない先端性を見せたいなら、選んでほしいコーデとなる。

主役に据えたスポーティかつミリタリーな都会顔コート

  • ジェンテ スタイル83 2019 SPRING_SUMMER DUNO(デュノ)のコートとCIRCOLO1901(チルコロ1901)のジャケットを中心にしたコーディネート_サブ画像1

フロントを閉じるとより際立つのが、DUNO<デュノ>のコートのシルエットの美しさだ。フードはマグネットフックにより開閉も楽。フロントの合わせ自体もスナップ&ジップの仕立て。また、左袖上腕部には、フライトジャケットを彷彿させるジップポケット、後ろ裾はジップで開閉できるモッズコートのようなフィッシュテールの仕立てに。パンツのブリーチホワイトを品よく見せる柔和なカラーも効いている。

技巧を凝らしたジャケット&ニットTシャツの合わせ

  • ジェンテ スタイル83 2019 SPRING_SUMMER DUNO(デュノ)のコートとCIRCOLO1901(チルコロ1901)のジャケットを中心にしたコーディネート_サブ画像2

メランジ調のトープカラー(グレージュ)が、柔和なCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャージージャケット。コーデの中では、カラーリング上の重要な役割を担う一方、そのストレッチ性から快適な着心地も約束してくれる。引き締め役となるオフブラックのニットTシャツも同ブランドのタイテム。鹿の子の表情が、平坦に見えがちな無地ものをより奥行きを持ったVゾーンに演出してくれるのだ。

白&ベージュの優しいボトムスも効果的

  • ジェンテ スタイル83 2019 SPRING_SUMMER DUNO(デュノ)のコートとCIRCOLO1901(チルコロ1901)のジャケットを中心にしたコーディネート_サブ画像3

白がまばゆいBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツ。エクストラスリムのシルエットで、都会的な雰囲気を一層強調。ピーチスキンの細かな起毛がマットな表情をプラス。ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーとのマッチングもいい。このシューズは、コートとジャケットの色味を拾ったベージュカラー。同様にメリハリのついたブラック&ホワイトのセンターラインを見事に中和し、大人のエレガンスを足元で締めくくってくれている。

URBAN MIXYURE STYLE

ジェンテ スタイル82 2018 AUTUMN_WINTER DUNO(デュノ)のコートを中心にしたコーディネート_リスト画像

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URBAN MIXYURE STYLE

ファッション×ファンクションで見せる最先端のアーバンミクスチャースタイル

「有利なここの変異を保存し、不利な変異を絶滅すること。これが自然淘汰である」とは、かのチャールズ・ダーウィンの言葉だが、ファッションの進化は、まさに生物のそれに似ている。過去の長所を生かしたものが生き残ったかと思えば、突如淘汰されこの世に見なくなるものさえある。そしていつしか、過去に似たようなものが自然発生的に生まれることも……。ファッション界においても、そうした流れのなかから「新生物」が誕生している。
今の潮流においては、大雑把に言ってスポーツウェアで活用されている先端のテクノロジーを、機能面で取り込んでファッショナブルに仕立てたアイテムの増加が顕著。いわばファッション×ファンクションが席巻中だ。
例えば、こちらに紹介するDUNO<デュノ>の3WAYコートが、まさに「新生物」に当てはまるだろう。構成要素は、外側にポリエステル製の高機能シェル、ライニングには高級なグースダウンが充填されたパーカだ。これを、1=合体して、2=シェル単体で、3=ダウン単体で、という3とおりで着られるのがポイントだ。ここ数年特に顕著であり、日本で支持される理由は、使える季節とシーンが増加することにあるだろう。
シェル単体ならば、春先、初秋の羽織りものとして活躍可能で、真冬においては、ダウンライニングを装着すればよい。よりカジュアルな表情を楽しみたいならば、ダウン単体でも着られるということ。これならば、スリーシーズン&オン・オフということで、日常における相当な範囲をカバーできることとなる。
もちろん、イタリアはエンポリのブランドということもあり、シルエットは秀逸で、いわゆる本格アウトドアものとは一線を画すエレガンスが備わっているのだ。
着こなしにおいては、ブラック×シルバーの配色を生かした、モノトーンコーデが簡単だ。というのも、黒・グレー・白の3大無彩色は、どの色や素材を選んでも、あまり頭を悩まさずにキマりやすいという傾向があるからだ。
そこに洒落感を加えるならば、モノトーンのもつ都会的な表情を拾った、カジュアルタイドアップが面白い。いってみれば、M-51コートにタイドアップを楽しんだかつてのモッズたちのようにも見えるし、マウンテンパーカにBDシャツ&ニットタイを合わせたヘビーデューティアイヴィーのようでもある。
まさに、ファッション的に有利な部分を生かしつつ、不利なものを削ぎ落とした現代の「最先端進化」な都会コーデ。ダーウィンも驚くモノトーンの着こなしとなるのだ。

変幻自在に着こなせるDUNO<デュノ>の3WAYコート

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ダウンライニングは、フロントを閉じれば、シャイニーなシルバーが顔を出し、着こなしのアクセントとしても機能。インナーには、GIANNEETTO<ジャンネット>の白シャツにグレーの細身タイでシックにまとめた。シェルの素材は、撥水性が高く、コシの強いポリエステル素材。マットな素材感と流麗なシルエットが特徴的。袖につくポケットは、機能面だけでなく、ミリタリー風のアクセントとしても効果あり。

単体での着用が、コーデの幅をいっそう広げる

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ライニングは、単体でダウンパーカとしても活用可能。グラフィカルなステッチとシャイニーな質感が、モノトーンの着こなしにおいて、絶大なるアイキャッチとなること間違いなし。スタンドカラーとなっているために、ジップをフルに閉じれば防寒性も高まる。ダウンライニング単体で考えれば、コーデの可能性はさらに広がるといえるだろう。

コートの存在感と調和する、エレガントな1タックパンツを/h4>

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モノトーンスタイルにおいて、パンツにおける洒落感を醸したい場合は、シルエット選びが重要となる。ここで選んだのは、BRIGLIA<ブリリア>の1タックタイプ。腰回りにゆとりをもたせつつ、裾に向けてテーパードしていく先端のシルエットが、トップの存在感と絶妙に調和。OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウと合間って、すっきりとしたボトムスを形成しているのだ。

COUNTRY MIX STYLE

ジェンテ スタイル81 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_リスト画像

ジェンテ スタイル80 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_スタイリングタイトル画像

ジェンテ スタイル80 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_メイン画像

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COUNTRY MIX STYLE

“カントリー・ミーツ・アーバン”で飾る、冬の男服

男の重ね着は、寒さとスタイリッシュさとのせめぎ合い。着込めばもちろん暖かいけれど、着膨れしては、台無しというものだよね。そこで一枚、防寒力の高いコートが必要となる。それならば、インナーをぶくぶくにする必要はないからだ。洒落者たちにコートを勧めたくなる最大の理由は、重ね着が楽しめることだろう。特にチェスタータイプならば、Vゾーンの範囲内でも、インナーのレイヤードをあれこれと楽しむことが可能となる。
ここでぜひ注目されたいのが、HEVO<イーヴォ>のコートだ。ラペルド仕立てのVゾーンをもつ2Bタイプ。ウールとコットンを混紡したボア素材なので、その防寒力はもちろん高い。その上見た目にも温かみがあるのはうれしいところ。そして、一枚でもお洒落に効く大きな理由として、トレンドのゆったりシルエットであるうえに、ほかに見ることのあまりない、グリーンを基調としたアースカラーが挙げられる。重くなりがちな冬の着こなしだが、グッと優しい表情がもたらされるのだ。
当然、重ね着を楽しむという点においては、そのグリーンを生かしたい。同じくトレンドであるカントリーテイストを取り入れた、GIANNETTO<ジャンネット>謹製となるコーデュロイのジレもまた深いグリーン系をチョイス。アースカラーのグラデーションが、同じくカントリー調のGIAANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツのワイルド感に、マイルドさを加味してくれるのだ。
パンツについては、トップスのアースカラーのグラデーションにつながる優しいカーキをチョイスし、調和を取っている。パンツ専業の名門、BRIGLIA<ブリリア>が誇る都会的なシルエットによって、カントリーなコーデを洗練されたものに仕上げてくれているというわけだ。
カントリー・ミーツ・アーバン。二律背反的ではあるけれど、まさに相反するものが化学反応を起こして生まれた素敵な美観。いち早く取り入れて、冬の防寒とお洒落を両立されたい。

素材感の調和においても遊び心を発揮

  • ジェンテ スタイル80 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_サブ画像1

こちらのミクスチャースタイルでは、色調の調和に加えて、素材感の調和からも遊び心が感じられる。HEVO <イーヴォ>のボア素材コートによるモコモコ感、GIANNETTO <ジャンネット>の太畝コーデュロイのマット感、そして同じくGIANNETTO <ジャンネット>のデニムシャツによる洗いざらし感。こうしたディテールに目を配ることが、冬の着こなしに奥行きを与えるのだ。

ビッグシルエットに洗練を与える1タックパンツ

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シルエットメイクに目を凝らせば、BRIGLIA <ブリリア>のパンツの1タックが生み出すテーパードシルエットが秀逸となる。ビッグシルエットのコートに対して、ボトムスがタイトなだけでは、アンバランス感を生む。一方、腰回りにゆとりが生まれる1タックパンツならば、裾に向かうテーパードにより、トップスからつま先にかけて自然なシルエットを生み出すことができるのだ。

一足でドレス感とカジュアル感を両得するOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ

  • ジェンテ スタイル80 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_サブ画像3

足元に選んだのは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ。ムラ感が生み出す素材の表情が着こなしのグラデーションをしっかりと拾っている。まさに「画竜点睛」を地でいく一足。「カントリー×アーバン」という着こなしのミクスチャーに対して、この靴だけで、その両方を演出できる点においてもこのチョイスが効果を発揮しているといっていいだろう。

ACQUISITION OF NEW S…

ジェンテ スタイル80 2018 AUTUMN_WINTER HEVO(イーヴォ)のコートを中心にしたコーディネート_リスト画像

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ACQUISITION OF NEW STYLE

一歩踏み出し、もう一歩も踏み出せる。 自分スタイル探しを支えるコートのこなし

男という生き物は、どんなものにも「マイ・定番」があって、なかなかそれを崩すということはしないもの。もちろんそれはそれで結構なことだけれど、そうした自分の世界に凝り固まりすぎてしまうと、見失う世界もあるのではと思う。
これは、ファッションにおいても通じる部分があるだろう。ファッションとは、そもそも流行を意味する言葉だけに、移ろうことが前提となっている。流行に左右されない自分流というものは、ときとして「スタイル」と称され、古くはスティーブ・マックイーンやアラン・ドロン、日本では白洲次郎。最近では、海外スナップ常連のニック・ウースターや、ラポ・エルカンなど、独自のスタイルを築いていて、本当に格好いいと思う。
ただ、彼らもそうした「スタイル」を手に入れるためには、多くの冒険をしてきたんだと思う。そのなかで、自分にフィットするものを取捨選択しているのだ。だから、我々も「自分には似合わないはず」といった固い頭とはおさらばして、新たな一歩を踏み出したい。
特に冬の装いにおいて、その傾向は顕著だろう。大きな面積を占めるコート1点に、お洒落の軸を委ねることになるため、お気に入りの一着があれば、ついついそれをヘビロテするといった始末。そこに、長々と前述した自分のスタイル獲得への「冒険」を託したいのだ。なかでも引っ込み思案になりがちな二大巨頭は、シルエットと色。この2点はとかくブナンにまとめがちだろう。これを少し外すだけで、かなりの新鮮度が手に入る。
そこでご覧いただきたいのが、HEVO<イーヴォ>のチェスターコート。スタイルこそ定番的だが、シルエットはトレンドのゆったりサイズ。おまけに色もトレンドのマスタードカラー。まさしく、シルエットと色みにおいて、この一着で「冒険」が可能というもの。着こなしについては、恐るに足らず。普段着慣れたデニム&シャツという組み合わせでOK。ここではBRIGLIA<ブリリア>のセルビッジデニムと、GIANNETTO<ジャンネット>のブラウンシャツで落ち着いた印象に。写真のように渋色のストールを効かせてもいい。
こうして実践してみると、案外なんということはなく、トライできるもの。「一歩踏み出せば、もう一歩も踏み出せる」とは、アメリカのクライマー、トッド・スキナーの言葉だが、本コーデにおいては、シルエットという一歩も、色みという一歩も踏み出せたというわけだ。そして自分のスタイル探しへの一歩までも。

色とシルエットに新鮮味を加えるHEVO<イーヴォ>のコート

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主役となるのが、HEVO<イーヴォ>のチェスターコート。ウール80%&ナイロン20%という組成により、保温力と軽さと強度、そして発色の良さも担保。これにより、絶妙なマスタードカラーを楽しめる。フロントを開けて、ビッグシルエットを楽しむもよし、付属のベルトを締めることで、グッと大人びた印象を醸すもよし。HEVO<イーヴォ>は、イタリアのプーリアを拠点とする2010年誕生の新興ブランドながら、時代を捉えたクリエーションが魅力。まさに本コーデにおいて軸となるのにふさわしい作り

コートとトーンを合わせつつ、シャツは正統派というバランス感

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トーンを揃えたブラウンのシャツは、名門ファクトリーのGIANNETTO<ジャンネット>謹製。正統派のオックスフォードシャツながら、カッタウェイカラーを採用しており、襟元の洒落感が高い。背中にダーツをとった「スリムフィット」としており、すっきりとシャープなシルエットで着こなせる。第2ボタンを開けるとチラリと覗くブランドシンボルとなる太陽のマークもアクセント。デニムにタックインすることで、コートの遊び心とのバランスをキープしている。

定番アイテム&配色で「冒険」をボトムアップ

  • ジェンテ スタイル80 2018 AUTUMN_WINTER HEVO(イーヴォ)のコートを中心にしたコーディネート_サブ画像3

コートの「冒険」を支えるのが、慣れ親しんだデニムだろう。BRIGLIA<ブリリア>のセルビッジデニムは、濃色ながらうっすらと入るタテ落ちも馴染み深い。すっきりした細身に加えて、若干ストレッチ性を備えているのもいい。足元もOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウというベーシックながらも艶やかなアイテムが、さりげない花を添えている。シャツ、ベルト、シューズのセンターライン3点をブラウンでまとめている点も、冒険を支える安定感に。