STYLE-94, ROUGH JACK…

STYLE94 LEATHER COAT & JACKET STYLE_CIRCOLO1901(チルコロ1901)とBRIGRIAのパンツ

STYLE93 JACKET STYLE_CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウエットパーカーセットアップとDUNOのダウンベスト

2019/10/24

STYLE-93

無骨さと色香……男の魅力を詰め込んだレザーコートのススメ

 

身に着けるだけで印象が変えられる服の代表格がレザーだろう。特に銀面をもつスムースレザーは、「男らしい」「骨太」といった記号的な意味合いさえ備えるマテリアル。この格好良さについては、映画『乱暴者(あばれもの)』のマーロン・ブランドや、NYパンクバンド、ラモーンズのスタイルなどを挙げるまでもないか。
レザーウェアにおける代表格といえば、ライダーズジャケットやフライトジャケットだが、男らしさを保ちつつ、グッと風格や品の良さを加えるならば、レザーコートは選択肢に浮上する。ブルゾンスタイルとは異なる色気や艶が途端に立ち上るからだ。
そうは言っても、幾分ハードルは上がってしまうのは、正直なところ。どのように手懐けるのかが、悩ましい。
まずは、選びについて。ちょうどいいのは、腰丈くらいだろう。ロング丈は避けたいところ。レザー自体の重量もあるし、見た目の重苦しさも伴ってしまう。そして艶やかさという点においては、ラムレザーが魅力的。見るからにしっとりとした艶感・光沢感は、装い全体をクールに見せてくれる。
その点において、イタリア発のレザーブランド、DELAN<デラン>のレザーコートはうってつけとなるだろう。光沢のある上質なラムレザーで仕立てられており、上記の条件を満たす。それでいて、ピーコートのような広い襟により、デザインの点でも遊びがきいている。骨太さにエレガンスを加えてくれるのだ。
そして、レザーコートを操る着こなしについて。これは、ぜひともタイドアップを推奨したい。ソリッドな佇まいをいっそう引き締めてくれるからで、コーディネイトをご覧いただければ、納得していただけるはず。
トラッドなジャケット&デニムをワントーンでまとめたスタイル。ベロア素材によるCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャケットにBRIGLIA<ブリリア>のデニムの組み合わせにより、イタリアンな大人の雰囲気を演出。
シンプルなGIANNETTO<ジャンネット>の白シャツとEREDI CHIARINI<エレディ キアリーニ>のタイからなる、ソリッドなVゾーンが、コートの襟からも覗き、シャープネスを後押しする。
いわゆるスマートカジュアルにあたるが、黒いレザーの男らしさを効果的に高めてくれるスタイル。このあたりから、レザーコートを始めてみたい。

Vゾーンを覗かせるメリットもあるレザーコート

まるでシングルブレストのピーコートといった独創的なデザイン。大きな襟がモードな魅力を打ち出してくれる。DELAN<デラン>は、1974年からエンポリで続くレザー専業のブランド。上質レザーをセンスよく仕上げる巧みの技で、人気と実力を兼ね備える。Vゾーンが広く、コートを着用してもタイドアップスタイルを見せられるのもメリット。ドレッシーな着こなしが映えるのだ。

ドレッシーなベロアジャケットでレザーとコントラストを

コートと対照的に、細かな毛羽立ちによる光沢感がフォーマルなテイストを加えてくれるのが、ベロア素材のネイビージャケット。CIRCOLO1901<チルコロ1901>のストレッチジャケットは、雰囲気の良さに加えて、快適性もプラス。うっすらと入るストライプに遊び心を滲ませる。GIANNETTO<ジャンネット>の白シャツとEREDI CHIARINI<エレディ キアリーニ>のソリッドタイにより、シャープなVゾーンに。

セクシーなシルエットのデニムでカジュアルダウン

BRIGLIA<ブリリア>は、イタリア発のパンツ専業ブランド。シルエットメイキングには、一日の長がある。清潔な雰囲気のウォッシュドデニムの裾をロールアップして、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウで、トラッドにまとめる。それでも、イタリアブランドらしいセクシーな雰囲気が醸せるのが面白いところだ。

Styling


CIRCOLO1901〈チルコロ〉ジャケット

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GIANNETTO〈ジャンネット〉ホワイトシャツ

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STYLE-93, MONO TONE …

STYLE93 JACKET STYLE_CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウエットパーカーセットアップとDUNOのダウンベスト

STYLE93 JACKET STYLE_CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウエットパーカーセットアップとDUNOのダウンベスト

2019/10/24

STYLE-93

スポーティにしてエッジィ、モノトーンが紡ぎ出すファッションの歴史と未来”

 

このところ、ファッションに再び黒が戻り始めている。メンズにおける黒使いの元祖は、ボー・ブランメル卿。レディスにおいては、ブラックドレスを好んだココ・シャネル。いずれにしても、革新的な存在だった。時は流れて1981年、川久保玲や山本耀司、三宅一生がパリコレクションで起こした「黒の衝撃」もまた、ファッションの歴史にインパクトを与えた。
すべての光を吸収する、強烈な存在感を放つ色は、一方で、その素材感によって表情を変えるという繊細さも併せ持つ。光と陰。そぎ落とされた2つの要素で、多彩な表現を可能にする黒という色は、根強い人気がある。ただし、2012、3年あたりから叫ばれ始めたノームコアの価値観をガラリと変えたアレッサンドロ・ミケーレや、モードにストリートをもちこんだヴァージル・アブローたちによって華やかさが回帰するなか、再び、2000年も20年を迎えるにあたって黒が戻ってきているのだ。
ブラックが持つ、大人の落ち着きと都会的なムード。とりわけ休日のスポーツミックススタイルには、おあつらえ向きな色だ。スポーティなアイテムを装うに当たっては、ストイックなムードも与えてくれる。例えば、昨今賑わいをもたらしている、ラグビーニュージーランド代表チーム、オールブラックスなども黒が強さを最大限生かしているといえるものだろう。
ファッションの観点から見れば、ブラックを軸としたスポーティスタイルには、ストリートなテイストを盛り込むと先端的に見える。まずは、DUNO<デュノ>のダウンベスト。肩に、マットな質感のヨークが切り替えで入るため、素材の表情が少し変わる。その辺りも心憎い。そして、上下に着用しているのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のスウェットセットアップだ。パーカとパンツからなるこの組み合わせは、通常のスウェット上下にはないセンスが隠される。センタークリース(折り目)が入るスラックス仕立てのパンツに、美しいシルエットのフーディー。大人のムードが全面に押し出される。
3点黒使いの挿し色として輝くのが、ホワイトだ。しっかりと異なる黒の表情を楽しみつつ、光を跳ね返すその反対色である白を使って、コントラストを楽しむのだ。結果、メリハリの効いたモノトーンに。
スポーティとモノトーンという、古くよりも馴染みがありつつ、今エッジィに映るファッションの作法で、現代を快活に乗り切る。このコーディネートには、未来を見据えたエッジィな見た目と、安心できる色使いの相反する要素が備わっている。

黒と白の2色だけで織りなす多彩な世界観

DUNO<デュノ>のダウンベストは、マットと光沢という二つ質感を切り替えて黒の奥行き感を表現。上質なダウンを装填しており、ふっくらとした仕上がり。昨今トレンドになっているボリューム感あるトップスを演出可能。スウェットパーカもまた、起毛した質感を持っており、同じ黒でも表情の差別化によって奥行きを与えている。また、インナーに配した白のロングTシャツは、スウェットセットアップと同じCIRCOLO1901<チルコロ1901>のアイテム。爽快な白をインすることで、黒の魅力もまた引き立てている。

モダンさとエレガンスを強調するボトムス

パーカと同じ素材となるCIRCOLO1901<チルコロ1901>のスウェットパンツは、1タック入るウエストでワタリにゆとりを持たせつつ、裾に向けて絞りのきいた細身のテーパードに。はき心地の良さだけでなく、現代的なエレガンスを強調。さらに足元に合わせた、PHILIPPE MODEL<フィリップ モデル>の白スニーカーは、レフ板効果で着こなしを明るく見せるだけでなく、メリハリを与えてくれる。

気の利いたバッグをスパイスに

黒でまとめたミニマルな世界観に馴染みつつ、アクセントをつけてくれるのが、同じ黒のバッグ。VEECOLLECTIVE<ヴィーコレクティブ>のトートは、マットな質感のシェルに加えて、三角の格子柄のステッチにより、幾何学的なデザインの妙で、装い全体をシャープに仕上げてくれる。

Styling


DUNO〈デュノ〉ダウンベスト

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¥64,900(tax in)


CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉スウェットパーカー

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CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉パーカーブルゾン
*パンツとのSet up可能モデル


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CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉カットソー

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¥16,500(tax in)


CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉パンツ

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*パーカーとのSet up可能モデル


¥31,900(tax in)


PHILIPPE MODEL〈フィリップ モデル〉シューズ

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STYLE-92, GLEN CHECK…

STYLE91 JACKET STYLE_LBM1911(エルビーエム1911)のジャケット

LBM1911 GIANNETTO BRIGLIA 1949

2019/09/11

STYLE-92

キメるべきときにキメる、その線引きを曖昧にする “快適スリーピース”

 

格好いい男とはなんだろう。突然大上段に構える話となるが、服装を整えることを是と考える人ならば、「キメるべきときにキメる男」は、そうした男性像として挙げられるだろう。TPOをわきまえているとも言い換えられる。遊ぶときでも、「子供と遊園地」と「パートナーとレストラン」では、服装も変わってくるからだ。
ここで話したいのは、「キメるべきとき」。休日の男の服装が、「ゴルフ服」のそれと揶揄されたのは、今は昔。功罪あるという人もいる「クールビズ」を筆頭に、ここ十数年かけてなされた仕事着のカジュアル化によって、いわゆる「スマートカジュアル」が、市民権を獲得していると見ていい。装う本人が、そう自覚していないにしても、である。ノータイのジャケパン姿や、デニムやポロシャツのビジネスユースなど、清潔感を保ちながら、カジュアル服を巧みにキメている人を多く見受けるのだ。
スマートカジュアルとは、文字どおり洗練されたカジュアルスタイルの一種。もちろん、Tシャツ&短パン姿は論外。時として、インフォーマルの1段下に位置するドレスコードに数えられることも少なくない。パーティの招待状で「スマートカジュアルでお越しください」という一文を見たことがある人もいるだろう。こうしたシチュエーションで、単なるダークスーツでは面白みに欠けるもの。「キメるべきときにキメる」ことがうまい現代の男ならば、実際に「スマート」な、スマートカジュアルを実践できるはずだ。
そこで、現代の「スマートカジュアル上手」をつくるのが、スウェット素材によるスリーピースセットアップだ。CIRCOLO1901<チルコロ1901>が手がけた本アイテムは、大活躍必至。ダブルブレストのジャケットに、ジレまで備え、1プリーツのパンツが三揃いに。一見、堅苦しいことこの上なく思えるが、ストレッチを備えたスウェット素材がキモとなる。ツイード見えするグレンチェック柄をプリントし、大人らしい風格を醸しつつも非常に快適な着心地に。ノータイのVゾーンでも十分折り目正しく見えるのだ。
見た目においては、スリーピースでかしこまり感を演出しておきながら、その実は、素材とノータイによって快適性も享受。実に「スマート」にこなしているといえまいか。
リラックス感を大切にしたい休日、それでもかしこまった服装が求められるシーンにおいて、このセットアップを用いた「スマートカジュアル」は、実に幅広く使える。もちろん、ジレ、ジャケット、パンツをバラして使えば、可能性は無限大に近い。そうしてスマートカジュアルを自在に操ればこそ、「キメるべきときにキメられる」格好いい男に一歩近づけるのではないかと思うのだ。

グレンチェック柄がまさかのプリントという意外性

クローズアップしても、プリントとは思えない素材感とプリント技術が冴えるCIRCOLO1901<チルコロ1901>のスウェット素材。コットン95%にポリウレタンを混紡してストレッチ性を高めている。ダブルブレストの4Bのジャケットは、パッチポケットでカジュアル感がアップ。きっちりフロントを留めても非常に快適。しっかりと幅のあるラペルが、風格と男らしさを強調してくれる。

季節の変わり目に活躍するのがジレ

同素材のジレは、ミッドレイヤーというだけでなく、秋にはシャツ一枚に羽織るアウターとしても活躍。モノトーンの伝統柄ゆえに、写真のようにパンツとのセットアップというだけでなく、デニムやチノなど、異なる生地のパンツと合わせても、フィットするだろう。GIANNNETTO<ジャンネット>のシンプルな白シャツは、グレンチェック柄の全身に対して、ヌケ感を演出。顔まわりにはレフ版効果を発揮し、表情も明るく見える。

トレンド感の高いテーパードパンツはインプリーツ

昨今のトレンドを踏襲する、1プリーツを備えたテーパードシルエットのパンツ。スウェット生地の肉厚感もシルエットの保形性に貢献してくれる。内側に山のある「インプリーツ」と呼ばれるクラシカルな仕立てで、英国の伝統柄であるグレンチェックとも相性はぴったり。足元には、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>によるブラウンのプレーントウ。ムラ感のあるレザーのアッパーによって、都会性とカントリー感がミックスされた佇まいの一足で、全身を締めくくっている。

Styling


CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉ジャケット ~パンツとのSet up可能モデル

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CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉ジャケット ~パンツとのSet up可能モデル

¥74,800(tax in)


CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉ジレ ~ジャケット、パンツとのSet up可能モデル

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CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉ジレ ~ジャケット、パンツとのSet up可能モデル

¥36,300(tax in)


GIANNETTO〈ジャンネット〉シャツ

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¥25,300(tax in)


CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉パンツ ~ジャケット、ジレとのSet up可能モデル

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CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉パンツ ~ジャケット、ジレとのSet up可能モデル

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OFFICINE CREATIVE〈オフィチーネ クリエイティブ〉シューズ

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STYLE-91, JACKET STY…

STYLE91 JACKET STYLE_LBM1911(エルビーエム1911)のジャケット

LBM1911 GIANNETTO BRIGLIA 1949

2019/09/11

JACKET STYLE

オンもオフも凌駕する「ジャケット国民」の万能スタイル

 

夏が終わりを迎え、いよいよジャケットが楽しい季節が到来。1990年末からのクラシコ・イタリアブーム、そして2005年のクール・ビズなどを経て、ジャケット姿が格好いい日本のビジネスマンを多く見かけるようになった。
制服であるスーツがビジネスの主役。ジャケットはゴルフのお供、程度だった時代を思えば、隔世の感が拭えない。そして、いつしかジャケット姿は、平日のみならず休日の定番にもなっていったのだから、日本人男性のお洒落化には驚かされる。
かつてファッション評論家・馬場啓一氏が、2000年初版の自著『こんな男になりたい』において、「ジャケット国民と背広国民」があるとし、イタリア人やフランス人をジャケット国民、日本人や英国人を背広国民で、米国人はその半々、と分類する慧眼を見せたが、今やその様相は大きく変わったように思える。少なくとも、スーツ離れが叫ばれて久しい日本においては、徐々に「ジャケット国民」化してはいまいだろうか。
そう考えると、ジャケットの使い勝手、汎用性が求められるのは必然ってこと。オンでもオフでも着たいのは、着心地がいいジャケットというのは、今や「ジャケット国民」となった日本の諸兄ならば、当然の回答のように思う。
L.B.M.1911<エルビーエム1911>のジャケットは、まさにそうした代表格。イタリアの名門ファクトリーが作るパターンの良さはもちろんのこと、アクリル・ウール・ポリエステルを三者混としたホップサック生地は、温かみがあるのに軽量感がある仕上がり。
ジャケット上手にとっては、はき慣れたコットンパンツでさらりとやり過ごしたいところ。BRIGLIA1949<ブリリア1949>のワンタックパンツならば、時代感を漂わせることができるために適役となるだろう。GIANNETTO<ジャンネット>のシャンブレーシャツとEREDI CHIARINI<エレディ キャリーニ>のウールタイならば、オンもオフも自在に往来できる、万能なスタイルとなるはず。これを、ベーシックなプレーントウでまとめあげれば、日本人が得意とするアメリカントラッドな出で立ちに。
馬場氏がジャケットと背広の割合を「半々」としたアメリカ風のコーディネイトは、背広国民からジャケット国民に移行した「日本」らしい「ミクスチャースタイル」と呼んでも差し支えないだろう。

ニュアンスカラーの軽量ジャケットを巧みに

ジャケットの仕立てに定評のある老舗、ルビアム社が手がけるL.B.M.1911<エルビーエム1911>の混紡素材の一枚。ネイビーとブラウンをミックスしたことによる独特な表情は、大人のニュアンスカラーとして着こなしに奥行きを与えてくれる。

ニュアンスを生かしつつメリハリをつけるV ゾーンに

Vゾーンに選んだのは、GIANNETTO<ジャンネット>のシャンブレーシャツとEREDI CHIARINI<エレディ キャリーニ>のボルドータイ。ジャケットの素材感に合わせつつ、同様のニュアンスカラーながら、赤みを加えてアクセントとするあたりに、Vゾーンにメリハリをつけるコツがありそうだ。カジュアルなシャツの雰囲気を考慮すれば、オンでもオフでも使えるものだろう。

ジャケパンに奥行きを与えるボトムス使い

ボトムスは時代性を映し出す鏡。ジャケットおよびVゾーンだけではダメで。パンツと靴をまとめ上げなければならない。そこでパンツ専業ブランドのBRIGLIA1949<ブリリア1949>は、頼りになる存在。ワンタックが入ることで、テーパードのかかったコットンパンツは、独自のブラウンカラーでジャケットとタイをつないでくれる。足元に選んだOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウも、塗りムラのある表面加工により、単なるブラウンよりも味わいを深くしてくれる。

Styling


.B.M.1911〈エルビーエム1911〉ジャケット

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.B.M.1911〈エルビーエム1911〉ジャケット

¥74,800(tax in)


GIANNETTO〈ジャンネット〉シャツ

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GIANNETTO〈ジャンネット〉シャツ

¥29,700(tax in)


BRIGLIA 1949〈ブリリア1949〉パンツ

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BRIGLIA 1949〈ブリリア1949〉パンツ

¥25,300(tax in)


OFFICINE CREATIVE〈オフィチーネ クリエイティブ〉シューズ

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¥71,500(tax in)

STYLE-90 Summer Jack…

ジェンテ スタイル90_GIANNETTO(ジャンネット)の3ピースセットアップを中心にしたスタイル_リスト画像

GIANNETTO FILIPPO DE LAURENTIIS BRIGLIA 1949

2019/07/16

STYLE-90

”快適と上品のあいだ” をかいくぐる季節の王道、シアサッカー

暑くなるにつれ、着衣の数は減らしたくなるもの。年を追うごとに亜熱帯化を感じる日本ならなおのこと。一方で、肌の露出が増えると、今度は品格との戦いが待っている。脱げば涼しいかもしれないが、裸になるわけにもいかない。哲学者鷲田清一は、著書『悲鳴をあげる身体』において「ひとは楽な服がいいと言いながら、実際のところは、着ているか着ていないかわからないようなゆるゆるの服では不満である」として、「締め付けたり囲ったり」することが、自らの像を補強するものだと述べている。つまり、自己のアイデンティティを補強する点に、服の大きな役割があるということだろう。暑いと言って、着ていないかのような服を着たいわけではない。
だからこそか、我々はあの手この手で、暑いのに涼しげに着ることに骨を砕いている。そういう意味で、やはりクラシックの王道はうまくできている。代表の素材がシアサッカーだ。平織りとしぼが交互に配置されるストライプ柄。特に、ジャケット、パンツ、シャツあたりが主たる使用範囲であり、品の良さも漂うものだ。
ここに掲げるGIANNETTO<ジャンネット>のジャケットは、使い勝手のいい一着だ。イタリアのシャツブランドが、そのノウハウでジャケットに落とし込んだ一枚は、薄手の一枚仕立てで、シャツを羽織るような軽さが感じられるものだ。FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のネイビーTをインすれば、シックななかにもカジュアルな装いに。仕上げは、目がさめるように鮮やかな白パン。これは、BRIGLIA 1949<ブリリア 1949>の一本で、ストレッチが効いている点で、見た目だけでない快適さを提供してくれるものだ。
このライトジャケットに、Tシャツ&コットンパンツを合わせたお馴染みのトラッド感は、何よりもフレンドリーだ。クラシック至上主義者なら、ジャケットのインナーにTシャツは選ばないかもしれないが、今なら問題ない。そして結果的に、クラシカルなシアサッカー素材の「涼感」という記号性に、シックなネイビーと爽やかな白が重なって、上品さは高まっているのだ。
「上品でありたい」という自己アイデンティティーをキープしながら、夏の涼感を獲得する。往年のアラン・ドロンあたりにトライしてみてほしい気もする。

軽く羽織れる王道配色のシアサッカージャケット

シャツ作りがブランドの出自であったGIANNETTO<ジャンネット>による、ライトなシアサッカージャケット。王道である白×サックスのストライプながら、ピッチがやや広めである点に遊び心が感じられる。また、袖口は、ボタンおよび切羽なし。気軽にターンナップしたり、くしゃくしゃに捲り上げたりと、変化をつけて楽しむこともできる。

質の高い無地Tシャツをいかに着るかが大人の手腕

上質なTシャツであるほど、ジャケットと合わせた時の品格は高まっていく。その意味で、FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>は適役。「クレープ ジョーゼット」と呼ばれる強撚のコットン糸により、通気性が高いうえに、シャリ感のある素材感で、ドライな着心地が得られるのだ。シアサッカーのシボの陰影とも相性のいい、マットな表情もVゾーンに奥行きを与える。トップスはこれ一枚でも精悍な佇まいに。

スニーカーではなく、スエードローファーで格上げ

BRGLIA 1949<ブリリア1949>のコットンパンツは、ポリウレタン3%を混紡した高いストレッチ性も魅力。パンツ専業ブランドらしく、培われたシルエットの満足感以上のものを与えてくれる。足元に合わせたのは、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファー。ソールがぐにゃりと曲がるほどに、軽くて足なじみのいい一足は、靴であることを忘れさせるほどの快適さ。

STYLE-89 ITALIAN COO…

ジェンテ スタイル89_GIANNETTO(ジャンネット)の3ピースセットアップを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル89_GIANNETTO(ジャンネット)の3ピースセットアップを中心にしたスタイル

2019/06/17

STYLE-89

”快適と上品のあいだ” をかいくぐる季節の王道、シアサッカー

時は1997年、落合正勝氏による「クラシコ・イタリア」礼賛が出版。そのあたりから、こぞってメンズファッション誌が志向したのが、クラシコイタリアだ。文字どおりイタリア風のクラシックスタイルで、クラシコイタリア協会が中心的に発信したものだが、当協会に加盟しないイタリアンブランドも巻き込んで、大きな潮流となった。世紀を跨いでも勢いは衰えるどころか増す一方。毎年フィレンツェにて行われる紳士服新作展示会、ピッティ・ウオモには、日本からの来訪者も増していったように思う。男性にもたらすエレガンスや艶、そして、伝統的な服作りの温かみなどが注目されることで、それまで席巻していた「ブランド主義」から「クラフト主義」へ、ファッションの核が以降したようにも見受けられた。実際、名門ブランドのウェアの製作を担当していたファクトリーが、プライベートブランドを出し始めたのも、こうした背景からといえるだろう。
クラシコイタリア来日から二十余年が経ち、日本にもクラシカルな装いが、新たな付加価値を備えて定着したといっていい。クラシコ好きにすれば、2005年に環境省主導で導入された「クールビズ」は、なんとも苦々しく映っただろう。結果、“半袖シャツにスラックス”という、中学生のごときビジネスマンが増殖。日本人が陥りがちな「定型化」を、夏が来るたびに実感させられることになる。
クールビズの定型化から脱却する一手。そのヒントはクラシコイタリアにある。季節の素材を大事にし、結果、「クールビズ」のコードを遵守しながら、ビジネス時に手に入れたいきちんと感もまとえるのだ。例えば、GIANNETTO<ジャンネット>のスリーピースセットアップ。ポイントはクラシック服に欠かせない夏素材のシアサッカー。肌に触れる面積が少ないぶん、清涼感を与えるもの。さらに、ベージュにも注目したい。アースカラーを軸にしたコロニアルな雰囲気は、まさにラグジュアリーなリゾートに欠かせない色。今やビジネスで着るのは当たり前となっているが、スリーピースならば、正統感も醸し出せる。
そして、ジャケットを脱いだ際にベストを着ているというのは、汗で濡れそぼったシャツ姿を生々しく露出させることがない点でも有用。ジャケットを手持ちにとどめたべスト姿もまたエレガントなものだ。また、レイヤードが梅雨寒にはありがたい点を加えておきたい。足元は、ブラックのスエードスリッポンで引き締めるのがいいだろう。

Vゾーンの主役には、配色、素材感ともに間違いのない、リネンの白シャツを

ノータイスタイルで少し間延びするVゾーンにとって、ベストは、その隙間を埋める名脇役となりうる。一方主役たるシャツは、季節素材の代表格、リネン100%が推奨となる。ここでは、GIANNETTO<ジャンネット>のホリゾンタルカラーの白シャツをイン。襟元の表情で、さらにVゾーンに変化をつけられるのだ。また、ベージュと白の配色で、涼しげな雰囲気を高める重要な役割も果たしている。

チーフを挿せるベストのエレガンス

上質なTシャツであるほど、ジャケットと合わせた時の品格は高まっていく。その意味で、FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>は適役。「クレープ ジョーゼット」と呼ばれる強撚のコットン糸により、通気性が高いうえに、シャリ感のある素材感で、ドライな着心地が得られるのだ。シアサッカーのシボの陰影とも相性のいい、マットな表情もVゾーンに奥行きを与える。トップスはこれ一枚でも精悍な佇まいに。

ミニマルは配色の装いを、小物使いでさりげなく華やかに

パンツに2タックが入り、テーパードシルエットを演出しているのが、セットアップパンツだ。これにて、時代性が高く感じられる。ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードローファーで、抜け感ときちんと感を両立する。ベージュと白からなる、ミニマルな着こなしになるぶん、手元には、PAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のビーズアクセで少し飾るというのもいいだろう。

STYLE-88 FUNCTION AN…

ジェンテ スタイル90_GIANNETTO(ジャンネット)の3ピースセットアップを中心にしたスタイル_リスト画像

GIANNETTO FILIPPO DE LAURENTIIS BRIGLIA 1949

2019/07/17

STYLE-88

機能的に美しく、梅雨を乗り切れるスポーティルック

機能的に美しく、梅雨を乗り切れるスポーティルック

過日、小池百合子東京都知事が発表した、頭に直接かぶる式の日傘が物議を醸した。傘を手で持つ難儀はなく、両手がフリーになるうえにコンパクト。エコフレンドリーな点も長所に挙げていて、機能面においては一見申し分ないように思える。
ただし、格好いいかを問われれば別だよね? ここに各人の嗜好性や美意識が作用する。かつての三度笠のようなビジュアルは、和服に似合うこともあるかもしれないし、アート的な何かを感じ取り、積極的に取り込む人もいるかもしれない。そうした考えうるポジティブ要素を差し引いても、小池氏のアイデアは、分が悪そうに見えた。つまりは、大半の人の美意識に反したようである。
このように、機能性を美的に収斂させることは案外難しいのかもしれない。間もなく訪れる梅雨時期こそ、雨を避ける機能とそれゆえ野暮ったくなるビジュアルを両得したい季節。肌寒さや蒸し暑さ、雨よけ、並びにクールなビジュアルを解決してくれるアウターが欲しいのだ。
その意味で、イタリアブランドのDUNO<デュノ>によるフーデッドブルゾンは、活躍必至。使用される素材が、撥水加工が施された超軽量のマイクロリップストップナイロンにして、フロントには止水ジッパーを装備する。つまり、水に強く、強靭で、軽いってこと。おまけにパッカブルであるために、脱いだ後パッキングしてバッグなどに収めておくことができる。見た目においては、フーデッドブルゾン特有のスポーティなテイストが現代的なうえに、素材のマットな質感が好作用を及ぼし、上質感まで加えてくれる。まさに機能的にして美観を獲得した好例じゃない?
コーディネイトに関しては、もちろんアウター一枚でも頼れる存在感をもつが、男子諸兄がお得意のネイビー系グラデーションでまとめれば、さらなるシックさを獲得できること間違いない。パンチを効かせたいならば、写真のように、鮮烈なブルーに彩られたFILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のコットンカットソーをインすればOK。2タック入ったGIANNETTO<ジャンネット>のイージーパンツで、テーパードシルエットの下半身を形成し、DIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のスニーカーで下半身を締めくくっている。
いわゆるスポーティミックススタイルが、多くの人に好ましく映るのは、軽快さの向こうに透けるアクティブなパーソナリティゆえだろう。そしてそれは、おそらく頭にかぶる日傘的なスタイルでは体現することはできないのだ。

STYLE-88

一枚あると万能! 見た目と機能を両得するDUNO <デュノ>のアウター

止水ジッパーであるフロントを閉じてさらに機能性が高まるDUNO<デュノ>のフーデッドブルゾン。軽量で丈夫、さらりと羽織れるのが魅力。スタンド式の襟とともに裾と袖口はリブ式になっており、ウインドストップ効果も期待できるデザインに。フードの顔まわりにはコードを備え、閉めることでより効果を高められる。ご覧のようなマットなネイビーが独特の上質感を着こなしに加味してくれるのだ。

STYLE-88

発色のよい上質ニットが欠かせない

アドリア海に面したイタリア中部の街、ペスカーラで生まれた新鋭のニットブランド、FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>。「スーパーライト18」と呼ばれる上質コットンで仕上げられた軽くてさらりとした肌触りに一枚は、爽やかに過ごしたい時期にうってつけ。上質さゆえに、ブルーの発色は美しく、一枚で着ても十分サマになる。季節の変わり目にこそワードローブに備えておきたい。

STYLE-88

スポーティかつ洒脱なボトムスでおしゃれを決定づける

コーディネイトのトレンド感を左右する圧倒的な存在が、面積の半分を占めるボトムスと言っていい。軽装になればなるほど、その傾向は強い。GIANNETTO <ジャンネット>による、2タックのリラックスパンツは、まさにその役目を果たす一本。美しいシルエットに加えて、ドローコードのついたイージーウエストやリネンの素材感など、夏にこそはきたい清涼さも魅力。ロールアップで変化をつけて、DIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のスニーカーとの軽快な足元を楽しみたい。

DENIM LIKE SWEAT JAC…

ジェンテ スタイル87 2019 CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウェットカバーオールジャケットを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル87 2019 CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウェットカバーオールジャケットを中心にしたスタイル

ジェンテ スタイル87 2019 CIRCOLO1901(チルコロ1901)のスウェットカバーオールジャケットを中心にしたスタイル_メイン画像

STYLE-87

DENIM LIKE SWEAT JACKET

イメージを覆すデニムライクスウェット、軽快でアクティブな春を!

ゴワゴワ、分厚くて重い、窮屈。かつてのデニムが与えていたイメージといえば、おおよそこんな感じだったと思う。それでも、やっぱり、色落ちして、いい味が出て、少し汚れたり、破れたりもして、という経年変化の格好よさには、他の何物にも代えられない大きな魅力があるんだよね。洗わないで、生からはいて、はき倒して、ニオイに我慢できなくなって、3年くらいたって初めて洗う、とか。ダメージデニムが普通にある今、なかなか正気の沙汰ではなかったように思う。
話は逸れたが、デニムの味わいという魅力と引き換えに失っていた着心地や快適性、清潔感。これらを取り戻すべく、今は快適なデニムが多種多様。時代は変わったのだ。デニムパンツもそうだが、デニムアウターも同じ土俵の話。前述した不快感は、アウターでも同じ様に敬遠されることも多かったはずだ。
そうした快適デニムアウターの第一候補として推奨したいのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のカバーオールだ。見た目は、ユーズド感のある味わい深いデニム調の生地。ただし羽織れば、驚きの軽量性。そして、もちろんストレッチ性もある。ジャージー素材を得意とするイタリアンブランドの技術の賜物だ。天女の羽衣があれば、これなのか? とはさすがに言い過ぎだが……。とにかく快適。考えてもみてほしい。オーセンティックないわゆるデニム生地ならば、春夏に食指はなかなか動かなかっただろう。これなら、春でもいける!と自信を持って言えるもの。
着こなしは、デニムの味わいをアクセントにすべく、春らしく、都会的に。選んだインナーは、SOUTH YARN<サウスヤーン>のストライプTシャツ。縦縞がもたらすシャープな雰囲気は、デニムと好対照。そして、ボトムスは馴染みの良いBRIGLIA1949<ブリリア1949>のコットンパンツ。チノライクなベージュカラーで、こちらもストレッチが効いており快適に。足元は、DIADORA HERITAGE<ディアドラヘリテージ>のシンプルなスニーカーで軽快に。ダークネイビーでコーデの締めくくりはトップスと合わせつつも引き締めカラーをチョイスしている。

ユーズド感のあるインディゴが男らしさをアップ

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何かと万能で使い勝手のよいカバーオールタイプのデニムアウター。イタリアはバーリに本社を構えるテキスタイル会社のブランド、CIRCORO1901<チルコロ1901>らしく、コットンのジャージー素材が大得意。ジャージー素材をインディゴカラーに染め、随所にあたりの加工を施し、骨太感をアップ。インナーは、ポルトガル生まれの気鋭ブランドSOUTH YARN<サウスヤーン>。都会的なストライプをチョイスして、無骨さとのコントラストを狙っている。心地よい肌触りは、軽量で伸縮性のあるアウターとの相性ぴったりだ。

どうせなら、バッグも軽やかに!

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軽快な服装にアクセントとして取り入れたのが、ドイツのブランドVEE COLLECTIVE<ヴィーコレクティブ>のトートバッグ。三角形を組み合わせた独特なテクスチャーが、シンプルコーデに絶妙なスパイスとなる。特に荷物を大量にもちたくないような休日には、この軽さもたまらなくうれしい。耐久性と撥水性に優れた多機能性も魅力。カーキの色みは、デニムのインディゴカラーもマッチ。

安定感のあるベージュコッパン&レトロスニーカー

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味わい深いインディゴアウターを、自然に、そして上品に仕上げてくれるのが、ベージュのコッパンとレトロスニーカー。パンツ専業ブランドのBRIGLIA1949<ブリリア1949>は、独自のパターニング技術により、イタリアブランドならではの美しいシルエットを実現。ウォッシュ加工の風合いも馴染みがいい。また、イタリアらしい洒脱さを持つ、DIADORA HERITAGE<ディアドラヘリテージ>のスニーカーは、スポーツブランドとしての実績と、見た目のシンプルさが、男心にもハマるのだ。

New sophisticated pr…

ジェンテ スタイル86 2019 FILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポローレンティス)のニットジャケットを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル86 2019 FILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポローレンティス)のニットジャケットを中心にしたスタイル

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_メイン画像

STYLE-86

New sophisticated process and form

様式美から一歩踏み出して、自由な装いを

突然だが、名評論「考えるヒント」において小林秀雄が、かの本居宣長を例に挙げて「言葉こそ第一、意は二の次」という明察を開陳している。言葉が世界を切り取っているとするならば、その重要性を補強する一節に思える。言い換えれば、言葉はときに記号となり、世界を矮小化してしまうこともあるということだと思う。例えば、「アメトラ」なんて言葉がこれに当たるだろう。
それぞれのイメージはあるだろうが、大方、紺ブレ、BDシャツ、チノパン、ローファーという定型が想像されるはず。ファッションの自由度から考えれば、そうじゃなきゃいけない理由はないのにね。こうした様式美を身にまとうことは、「この世界観、わかりますよね?」という共通言語ともなりうるだろう。でも、それだけじゃつまらなくない? やはり装う楽しみは、共通言語を介したうえで、新たな試みを発信することにもあるだろう。
そこで、アメトラのお作法を少しわきまえつつ、ちょっと逸脱して遊ぶ楽しみを。それが、こちらのコーディネイトだ。
紺ブレ代わりに羽織っているのが、FILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のニットジャケット。コンフォートが見直される現代において、ニットの地位は高まっている。ラペル付きの仕立てにより、見た目のきちんと感においては、ジャケットとしての機能を存分に果たしてくれる。BDシャツには、GIANNETTO<ジャンネット>のギンガムチェック柄をチョイスしてモダンさを加味。
パンツについては、チノカラーであるカーキを採用したBRIGLIA1949<ブリリア1949>のワンプリーツを着用。腰回りのゆったり感&テーパードシルエットにより、時代感を高めている。足元には、ローファーではなく、現代的&スポーティに映るDIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のレトロスニーカーでバランスキープ。
折しもアポロ11号が、月面着陸を果たした50年後の現在。かの地への偉大な一歩には遠く及ばないかもしれないが、凝り固まった様式美から一歩踏み出して装うことを楽しめれば、新たなファッションの扉を開けることにもつながるだろう。

今どきを象徴するエレガントなイタリア製ニットジャケット

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ざっくりしたコットンで編まれたFILIPPO DE LAURENTIIS<フィリッポ デ ローレンティス>のニットジャケット。イタリアにて2012年創業した新興のニット専業ブランドだが、イタリアらしいものづくりの情熱は随所に注がれる。特にジャケット顔負けのエレガントなシルエットは、フロントボタンを留めた際によく現れるといっていい。ラペルを備えたスタイルは、タイドアップをしてもフィットすること間違いなし。

GIANNETTO<ジャンネット>のBDシャツなら脱いでも安心

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シャツ一枚のスタイルが決まりやすいのが、イタリアンブランド、GIANNETTO<ジャンネット>の一枚。立ちの良い襟腰から若干のロールを描くBD襟のエレガンスは、専業ブランドのパターニングの妙。ジャケットとも鑑賞しない「スリム」シルエットは、ボディラインをシャープにも見せてくれる。パンツのタックインもアウトも決まる程よい丈感もポイントだ。

時代性を表現するうえで抜かりなくまとめたいボトムス選び

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ベーシックなアイテムを着用しても、時代性が色濃く反映されてしまうのが、下半身の2アイテム。パンツとシューズだ。パンツのシルエットは特に、時代によって大きく好みが影響する。そこは、パンツ専業ブランドのBRIGLIA 1949<ブリリア1949>が、鋭敏に反応。ワンタックのフロントデザインを採用した、テーパードパンツによって、間違いのないシルエットを構築。また、クラシカルスポーティな雰囲気で、軽快さとエレガンスを醸す、シンプルなDIADORA HERITAGE<ディアドラ ヘリテージ>のレトロランナータイプは、色味も含めて好相性といえるだろう。

BLUE GRADATION STYLE

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_リスト画像

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル

ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_メイン画像

STYLE-85

BLUE GRADATION STYLE

新たな時代を予感させる、スポーツミックスのジャケパン姿

新元号が「令和」と定められ、新たな時代を迎える。今まで中国の書物を典拠とする文字を採用されてきたが、史上初めて日本文学の万葉集からという斬新な一面も。なお、「令」の字は、元号初採用。「和」の字は、採用19回で元号使用文字ランキング6位タイという由緒あるもの。言ってみれば、新旧が融合した好バランスな元号なのかもしれない。
そんな新旧の好バランスは、ファッションの世界でも人気。特にクラシカルな雰囲気にスポーティな要素をミックスさせる装いは、レイヤードが楽しい春こそ試してみたくなるものだよね? そこで、「クールビズ」を旗頭として、くだけたジャケパンスタイルが浸透した平成時代の終焉には、未来を見据えた新鮮なジャケパンスタイルをお届けしたい。やはり軸となるのが、ジャケットだ。
主役に据えたL.B.M.1911<エルビーエム1911>のジャケット自体、新旧のイイトコ取りしたアイテム。爽やかなライトインディゴの色味は、正統的なテーラーメイドスタイルにウォッシュ加工を施したモダンな仕上がり。ステッチのアタリなどにこなれ感が生まれており、いかにもイタリアのファッショニスタが好みそう。このインナーに選んだのが、スウェットシャツのような襟元にガゼット補強を施したデザインのCIRCOLO1901<チルコロ1901>のニット。メッシュライクな鹿の子編みがさらにスポーティさを増幅する。それでいて品が生まれているのは、コットン×リネンの素材ゆえ。リネン特有の光沢がもたらすエレガンスをVゾーンに与えているのだ。
下半身は、ベージュ&エクリュのライトブラウン系で受け止める。イタリア人が好む、いわゆる「アズーロ・エ・マローネ」のアップデート版。これもメディアで長らく親しまれているが、ライトトーンで再現する新鮮さが、このコーデにはある。
新鮮なジャケット選びに、スポーティ&エレガンスなインナー、そして現代版の「アズーロ・エ・マローネ」。まさに、古きを訪ねて新しきを知るジャケパンスタイル。次代のスタンダードを生む着こなしを、この春も楽しんでいただきたい。

ブルーグラデーションが美しいスポーティなトップスのコーデ

  • ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_サブ画像1

イタリアを代表するジャケットメーカー「ルビアム社」のスポーティラインとして誕生したのが、L.B.M.1911<エルビーエム1911>。その由来の通り、軽快なスタイルが人気で、こちらのジャケットは、シャツ生地のように薄手の素材を、得意のテーラリング技術できっちり仕上げている。ウォッシュ加工によるこなれ感は、前述のとおり。もちろん型崩れすることなく、折り目正しくキマる。スポーティな見た目のぶん、チーフを差し込んでドレス感を高めている。

一枚使いもサマになる、季節感バッチリのインナー

  • ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_サブ画像2

インナーに選んだCIRCOLO1901<チルコロ1901>のニットは、スウェットシャツさながらのガゼット補強と鹿の子編みによるスポーティなデザイン。コットン50%、リネン50%という季節感たっぷりの配合により、大人の佇まいに。ジャケットを脱いでも、品のいいニットスタイルとして堪能でき、むしろスポーティなディテールがアクセントとして効果を発揮。一枚あるだけで、ずいぶんと活躍しそう。

起毛感でまとめた、オフホワイト系ボトムス

  • ジェンテ スタイル85 2019 SPRING_SUMMER L.B.M.1911(エルビーエム1911)のコットンジャケットを中心にしたスタイル_サブ画像3

ボトムスは、オフホワイトが爽やかなBRIGLIA 1949〈ブリリア1949〉の細身のコットンストレッチパンツと、サンドベージュが柔和なANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のローファー。ライトトーンのブラウン系で優しくまとめることで、トップスのブルー系と巧みなコントトラストをもたらしている。パンツはピーチスキン、ローファーはスエードと、細かなケバ感を揃えることで、繊細な素材感合わせも実現。トップスの光沢&色味に加えて、素材感でも対照的に仕上げているのだ。