「STYLING」 THE BASIC STYLE
ジェンテがお奨めするコーディネートを提案するコンテンツ「STYLING」。今回は、L.B.M. 1911〈エルビーエム1911〉のジャケットを中心に、王道ジャケスラのスタイリングを提案しています。ぜひご覧ください。
ジェンテがお奨めするコーディネートを提案するコンテンツ「STYLING」。今回は、L.B.M. 1911〈エルビーエム1911〉のジャケットを中心に、王道ジャケスラのスタイリングを提案しています。ぜひご覧ください。
2020/6/29
STYLE-103
楽ちんで快適なショーツの季節が到来。ただし休日の夏の装いは、意識しないとすぐに子供染みてしまう。高温多湿にして、今や亜熱帯ともいえるほどの気候に見舞われている日本なので、致し方ない部分ではあるのだが。それでも、大人らしく、品良く仕上げる方法はある。
まずは、ワントーンコーディネイトでまとめること。ショーツスタイルに、色や柄が多数入りこむと、その子供っぽい雰囲気に拍車がかかってしまう。ここに注意。では、何色のワントーンを選ぶか。ここに推奨したいのが、サンドベージュである。夏の日差しが生み出す光と影のコントラストのなかで、その柔和な表情に品を宿した色。いわゆるトラッドスタイルにおいては、コロニアルカラーとして夏服で支持されるカラーパレットでもある。
では、カラートーンを揃えたら終了かといえば、さにあらず。ひと手間かけてブラッシュアップを図りたい。というのも、ワントーンコーデは、ともすると単調・平板に見えがち。そこで、素材感を変えたり、柄を取り入れたりなどの細やかな変化で、着こなしに奥行きを与えるのだ。
というわけで、今回のコーディネイトを見てみたい。BRIGLIA 1949<ブリリア 1949>のショーツは、コンパクトなシルエットに加えて、パッチワーク仕上げ。これにより、ちょっとしたアクセントを生んでいる。同じベージュカラーをチョイスしているのが、コットンのカーディガン。こちらは、FILIPPO DE LAURENTIS<フィリッポ デ ローレンティス>が手掛けたダブルブレストのショールカラータイプ。軽やかな着心地ながらもジャケットライクに羽織れるのがポイント。特に上下の組み合わせが、Tシャツ&ショーツとなりがちなので、羽織りものを一枚用意しておくのは効果的。表情のあるリブ編みは立体感を与えてくれる。
ワントーンの中で異彩を放つのは、CIRCOLO 1901<チルコロ 1901>のTシャツ。サーフな雰囲気のプリントで遊び心を加えつつ、涼しげな印象もプラスしてくれる。
そして、さらにスパイシーに行くならば、チェックシャツの腰巻きはどうだろう。GIANNETTO<ジャンネット>のシャツ自体は、上品なものだが、取り入れるだけで90年代のグランジテイストに。ただし、チェックの色域をベージュトーンにすることで、全体と見事に調和が取れている。
締め括りは、もちろんスエードのスリッポン。パリ発のブランド、AIZEA<アイセア>によるエスパドリーユライクな一足は、ローファーのデザインを採用して、快適ながらも、かしこまった印象に。
アイテム数を加えていっても、サンドベージュの上品力で大人らしさが勝るという恒例。待ちに待った夏の旅でも活躍しそう。
シャツを外したバージョンがこちら。サンドベージュの上下の色味がまとまっているために、トレンドのセットアップのようなまとまりが見られる。CIRCOLO1901<チルコロ1901>のTシャツに配されたプリント柄が優しいトーンなので、すんなりと調和。FILIPPO DE LAURENTIS<フィリッポ デ ローレンティス>のショールカラーカーデは、ダブルブレストがアクセント。閉めないくらいがちょうどいい。
カーデ&シャツを外すと雰囲気は一変して夏らしさ全開に。CIRCOLO1901<チルコロ1901>のTシャツ素材がキメ細かで品がよいのに加えて、シルエットがコンパクトなBRIGLIA 1949<ブリリア1949>のパッチワーク風ショーツのおかげで、洒落感が醸し出されている。PERSOL<ペルソール>のサングラスでクラシカルさをプラス。
ショーツの足元というと、サンダルに食指が伸びるところだが、大人らしさを求めるならば、ライトなスリッポンが好ましい。とりわけ、パリ発のブランド<AIZEA>アイセアの一足は、夏にこそ活躍必至。エスパドリーユ風のジュートソールに、上質なスエードアッパーをオン。ローファー風の顔立ちでセンスよく仕上げている。ゆえに、素足で履いても心地よく、上品に決まるのだ。
2020/6/29
STYLE-102
思うままの外出がはばかられることを経験した今、改めて、自分が好きな服を好きなように身に纏い、出歩くことに楽しみがあることに感じ入る。実際、働く上で外出機会が減ったという人もいると思うが、たまの出社、外出と思えば、服装の「きちんと感」にかける思いもひとしおなんじゃないか。クールビズ以降カジュアルダウン化の進むビジネス服も、セットアップの流行によってドレスへの回帰が見られる日常着も、自分なりの楽しみを見つけて装っていただきたいものだ。「ジャケットの襟やスラックスのクリースさえあればいい」というような記号的解釈に囚われずに。
そこで今回の提案は、いわゆる紺ジャケ&白シャツ&スラックスという、ドレス服3種の神器とでもいうアイテムを使いながらも、楽しんでトレンド感を醸し出す方法をご紹介したい。
まずは、紺ジャケット。L.B.M.1911<エルビーエム1911>謹製の一枚は、軽量かつ速乾性、通気性の高いポリエステル素材をメインで使用したもの。合繊に見られるようなグロッシーな表情は皆無で、品のあるマットな顔立ちに。当然ながら、イタリアの名門が作る見事なパターニングにより、全体を引き締めてくれる。また、軽量という点においては、脱ぐシーンも少なくないので、手持ちの際もうれしい。ファンクションが喧伝される時流を捉えた一着。
インナーの白シャツに選んだのは、ASPESI<アスペジ>のオープンカラーシャツ。トラッドの王道ならば、BDシャツが一番手となるだろうが、トレンドにもなっているオープンカラーとするところが肝。あえてトップボタンを閉めることで、レギュラーカラーでは演出できないモードな雰囲気もまとえるのだ。
そしてスラックス。ボトムスの表情が全体の洒落感に大きく寄与することは言うまでもない。シルエットの流行がワイド傾向にある今、2タックの入るゆるやかなテーパードスラックスは、変化をつけるには最適手。BRIGLIA 1949<ブリリア 1949>ならば、パンツを得意とするブランドらしい安心感のあるパターニング。そして、ウエストには、共布のベルトが付属。シャツをタックインしたときに、クラシカルなアクセントとなること間違いない。
トレンドに寄せたディテールをもつアイテムでも、ベーシックであるならば、全体の調和も取れるのだから、ちょっとした冒険心をもった選びが有効。装う楽しみを改めて噛みしめながら、日々を過ごしていきたいと思うことだろう。
全体をシックに引き締める紺ジャケットは、形はベーシックながら、素材が代表的。L.B.M.1911<エルビーエム1911>は、製品染に掛けたリネン素材のエッジ部分やシーム周りに独特なアタリを作り、こなれた雰囲気を作り出しています。持ち前の軽量性や通気性と相まって、毎夏登場するジャケット不要論に負けない、快適さを与えてくれるのだ。
カジュアルシャツを中心にこのところジワリと人気が高まっているオープンカラーを白シャツにも採用。トップボタンを開ければもちろん涼感はアップ。写真のようにクローズすれば、襟の下にボタンが隠されることで、ミニマルな見た目に。ASPESI<アスベジ>の一枚は、フラットなカッティングの裾なので、タックアウトしても決まりやすい。カジュアルにも、ドレスにも着られる一枚。
洒落感を高めるシルエットメイクには、ボトムスの変化が欠かせない。BRIGLIA 1949<ブリリア 1949>は、2タックにより腰回りにボリューム感を持たせつつ、裾にテーパードさせた、「逆三角形」シルエットが現代的。さらにリネン素材なので、夏でも快適に過ごせる。その足元には、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウを合わせて、重心を下げつつもライトな色みで調和を取っている。
「2020 SUMMER SALE」
スタートいたしました。 欲しかったあのアイテムをゲットするチャンス。
ぜひこの機会にご利用くださいませ。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
期 間 : 6月26日(金)から
対象店舗:銀座店、横浜店、京都店、オンラインストア
ASPESI WOMEN’S〈アスペジ〉のシャツ、普遍的なアイテムこそ上質な素材で。イタリア産の麻糸を使用したASPESIのリネンアイテムは、縦畝が強く出ることで着用時の横ジワを緩和し、柔らかく味わい深い風合いを作り出します。ベーシックなレギュラーカラーのリネンシャツをリュクスな雰囲気に仕上げています。ぜひご覧ください。
ASPESI〈アスペジ〉の定番アイテムである、M-65スタイルのライトジャケット。デザインはミリタリージャケットのM-65のスタイルを踏襲した立ち襟のハーフ丈モデル。フラップ付きの4ポケットデザインは機能的かつデザインも洗練られ、男臭さを演出するのにピッタリなアウターとなっています。ぜひご覧ください。
CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉の定番アイテムである、鹿の子で作られた半袖ヘンリーネックTシャツ。5つボタンのヘンリーネックデザインを採用してトップボタンを高めに設定、浅いVネックの様なネックデザインに仕上げた半袖カットソー。シルエットはスリムフィットながら細すぎない程良いフィット感で、リラックスした着心地とラフな印象のスタイリングを作り出してくれます。4色展開。ぜひご覧ください。
ジェンテがお奨めするコーディネートを提案するコンテンツ「STYLING」。今回は、DUNO〈デュノ〉のセットアップを中心に、新しい生活様式に対応したスタイリングを提案しています。ぜひご覧ください。
GIANNETTO〈ジャンネット〉の新作ポロシャツが入荷いたしました。襟裏のワンポイントが効いているスポーティーなポロシャツ。コットン100%のオーソドックスな鹿の子素材で使うられたポロシャツ。リブ編みされた襟の裏にはジャンネットのロゴマークが大きくプリントされ、シンプルなデザインにアクセントを与えています。ややゆったりめのシルエットでスポーティーンな印象に仕上げています。ぜひご覧ください。
ASPESI〈アスペジ〉の新作Tシャツが入荷いたしました。ワークシャツなどでおなじみのヒッコリーストライプを使ったアメリカンテイストを感じる仕上がりになっています。絶妙な身幅と着丈でリラックスした雰囲気を作り上げ、お休みのシャツスタイルを演出してくれます。ぜひご覧ください。