2018年 秋冬シーズンが本格スタート!
ジェンテの2018秋冬シーズンが本格スタートいたしました。 アイテム、カラーともに、昨年を上回るラインナップを予定しております。 ぜひ今後の展開にご期待ください。
ジェンテの2018秋冬シーズンが本格スタートいたしました。 アイテム、カラーともに、昨年を上回るラインナップを予定しております。 ぜひ今後の展開にご期待ください。
STYLE-73
革ジャン。 男の憧れでもあるが、誰にでも似合うものでもないかな、なんて懸念を持つ人も案外いるように思う。理由は明らかでその不良性だよね。 あまりにも古い例で恐れ入るが、映画「あばれもの(ワイルド・ワン)」のマーロン・ブランドではないが1950年代におけるカリフォルニア発祥のバイカーズスタイルがそのルーツにあるように、その後も60年代はロンドンのロッカーズやグリーサーズ、70年代後半〜80年代のパンクスなど、常に反体制の象徴でもあったわけだ。
ファッションには歴史があるわけで、ときとしてそうした記号性をもつ。 それを楽しんできたのがモードスタイルだからその後、エディ・スリマンあたりを筆頭に革ジャンのロックなテイストがそのままクールなファッションへと昇華していくわけだから面白い。
だって今、革ジャン=反体制なんて気分でライダーズを着ている人は皆無だと思うから。 そうした歴史を差し引いても、黒ライダーズは少しハードルは高いのかもしれない。
ただ、それは選びとこなしにおいて解消することは可能。 つまり革ジャンがもつ骨太な格好よさだけ、オイシイところだけをいただいて日々の着こなしに取り入れてしまおうという魂胆だ。
まずは選びにおいて。これは、断然上質なレザーを使用しつつシンプルに仕上げたシングルライダーズが適役となるはず。 そこでチョイスしたのは、DELAN<デラン>の一枚。 キメの細かな表面の、風合いある上質レザーを使用。「服の国」イタリアのブランドらしく細身のパターンやブラックに加工されたメタルパーツの採用など、ライダーズのデザインをきちんと踏襲しつつも、すっきりとファッショナブルに仕立てているのだ。
さらにシックかつスポーティーに見せる重要な着こなし方。 それがスウェットパンツとのコーディネーション。スッキリとしたシルエットで大人っぽいスウエットパンツを得意とするCIRCOLO1901<チルコロ1901>のパンツは絶妙なスポーティーさで、革ジャンの不良性をスパイスとして手なづけるほどの力を持っている。
もちろんモノトーンにまとめることで絶大なモード感が生まれるわけで、ご覧のように、シックに、それでいて、セクシーにまとまるというわけだ。
マーロン・ブランドとて、この現代的革ジャンスタイルを試してみたいんじゃないかな。
シンプルなシングルライダーズは、ジッパーをフルクローズしたときに、またミニマルな雰囲気が醸し出される。小さめのスタンドカラーやマットブラックに仕上げられたメタルパーツなど、シックにまとめ上げる手腕はさすが。DELAN<デラン>は、フィレンツェの郊外、エンポリで生まれたファクトリーブランド。レザーを知り尽くした職人たちが作り上げる1着は、モダンなセンスと伝統の技術が融合。まさに大人の革ジャンとった風情だ。
トップス上下を黒にまとめると、ミニマルな風情がいっそうブーストされる。もちろんここにも上質なアイテムは欠かせない。選んだのはSOUTH YARN<サウスヤーン>の一枚。ポルトガル生まれのブランドで、上質なカットソーが得意。こちらも滑らかな肌触りのコットンを使用。ブラックのなかにさりげない光沢が生まれている。こちらは、一枚でも引き締まった印象に。
革ジャンの硬さを中和するなら、パンツの選びは最重要案件。 そこで選んだ、CIRCOLO1901<チルコロ1901>の一本は、フランネルのような起毛の表情が優しく、すっきりした細身のシルエットがたまらなく上品。足元には、使い勝手が万能なOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウを合わせ、革ジャンのワイルドな雰囲気をいっきに中和させているのだ。
STYLE-72
日本人が洋装を日常着として、百数十年。 世界的に認められた「第一世代」の日本人デザイナーたちの活躍から、数十年。 伝統というには浅いかもしれないが、少なくともファッションにおける「日本流」みたいなものは、徐々に生まれているんだと思う。 これまでの長い歴史を見ても、舶来のものをアレンジするのは、日本人の得意とするところ。
「アメカジ」というのも、まさにその代表格で、アメリカ人のファッション評論家、W.デーヴィッド・マークスが「AMETORA」という書籍でもって、日本人がいかにアメリカ発祥のカジュアル服を独自の道に進化発展せしめたかを記しているが、日本のアメカジの独自性を裏付けるといっていい。
例えば、大きなチェックのネルシャツ。 アウトドアマンの象徴で、ともすると山男そのもののような服だ。 が、これがクールなファッションへと変貌を遂げたのは、日本が70年代に生んだヘビーデューティアイビーの賜物。 丈夫で実用性を備えつつ、本物志向のウェアやギアが、ファッションの本流となったのだ。 当時の世界的なモード服とは別に。
こんな一例を挙げてみても、日本のユニークさが浮き彫りになる。 時は流れ、世界と日本とのファッション交流が進むにつれ、「アメリカっぽい」や「イタリアっぽい」、あるいは「東京っぽい」など、意味をなさない時代になっている。
そんなことを思いながら、こちらの大柄のチェックシャツの見てみると、とってもボーダレスだと思わない? 服の国=イタリアが生んだアイテムばかりなのにね。そう、「大人のアメカジ」と言うこともできる。
つぶさに見ていくと、GIANNETTO<ジャンネット>のチェックシャツは、ややゆとりのあるシルエットながら、ボディラインをエレガントに見せてくれる。そして、BRIGLIA<ブリリア>のパンツは、スラックスのように見えて、コットンジャージーのストレッチ素材。 こちらも美しいレッグラインに仕立てている。 配色もイエローを押し出しながら、ネイビーとグレーで引き締めている点も、現代的だ。 きっと70年代のヘビーデューティならば、こうはならないだろう。
かの岡本太郎が、著作『日本の伝統』において、「似て非なるものほど、非なるものはありません」と書いている。 「非なる」最新のアメカジを、こんなふうに同時代的に堪能したいものだ。
イエローとネイビーの配色が、トレンドを感じさせるコットンのチェックシャツ。いわゆる「アメリカン」なアイテムだが、イタリアンブランドのGIANNETTO<ジャンネット>の手にかかると、途端にエレガントに見える。 そして、インナーには、SOUTH YARN<サウスヤーン>のスウェットパーカ。チェックの柄に入るネイビーを拾って、最小限の色使いに抑えている。使用するアイテムは、往年のアメカジそのものだが、アイテムの選びや配色でグッとモダンに見えるのだ。
モダンな要素を担当するパーカは、ポルトガルのポルトに拠点を置くカットソーの専業メーカー、SOUTHYARN<サウスヤーン>製。そして、インナーのヘンリーネックTシャツが、南イタリアはバーリという街に本社を置く伝統的なブランドCIRCOLO1901<チルコロ1901>。ともにリラックス感満点なうえに、キメの細かな素材感は上質。チェックシャツを脱ぐと、ガラリと印象が変わるのも、このあたりにありそうだ。
パンツは時代性を映す鏡のようなもの。このところは、腰回りに若干のゆとりを持たせたインプリーツ仕様の細身パンツが、覇権を握りつつある。そこにリーチしたBRIGLIA<ブリリア>の物作りは、さすが。プリントによるツイード調の柄を表現した現代的な遊び心は、まさに新たなオリジナリティを創出。足元には、DIADORA<ディアドラ>のスニーカー。あえてのレトロランナーで、時代を自由に行き来する。そんな気分を表現している。
STYLE-71
世の中はジェンダーレスの方向に舵を切られているけれど、ファッションにおいては男性性と女性性にまだまだボーダーがある。 その良し悪しはさておいても、例えばメンズとレディスのルックがランダムにランウェイに登場するブランドなども最近は増えていたりして徐々に進みつつある印象。
そのあたりは女性のほうが常に一歩先を行っていてパンツスーツやボーイフレンドデニムなどなど、メンズ発祥の服飾文化をグイグイと取り入れているのは彼女たちのほうだ。
さて、今回はバカンスのご提案。 男の服は(と、まだ言うべきなのだ)、まだまだONとOFFがくっきりと別れている。 我々が苦手なのは、ONっぽいOFFや、OFFっぽいON。 その境界線付近にある曖昧なスタイルだ。 バカンスで着る服はまさにそのゾーンにある。
気分はこれからの旅立ちに思いを馳せ、高揚感で満たされているが、ホテルや空港など結構パブリックなところに身を置いている。 このOFFとONがないまぜとなった感じに、装いも合わせたらいいと思うが、実際に空港などで多く見かけるのは、Tシャツに短パンといったラフな休日スタイルの人か、まあまあONでも使えるジャケパンの人だ。
このあたりは、本当に女性が得意とするゾーンで、ONでもOFFでもない感じをかなり上手に着こなしている、と思う。 そのスタンスは大いに見習いたいものだよね。
そこで、我々が中間の一手に選ぶのは、休日専用にしたいリラックスセットアップ。 かっちりしすぎず、遊びが効いているものが、バカンスには最良となる。GIANNETTO<ジャンネット>のそれは、まさにうってつけ。 夏素材のシアサッカーだが、ストライプが“ベタ”な青×白ではなく、シックでセクシーな黒×茶。 ピッチが幅広いのもハズしが効いていていい。 ジャケットは軽やかな一枚仕立てで、パンツはイージーウエスト。リラックス感も十分だ。
しかも、セットアップなら、インナーを選べばOK。コーデがほぼ不要につき、旅先でも楽できる。ここで取り入れたのが、テラコッタカラー。実は、こちらもレディスのトレンド色で我々も、マスキュランなヘンリーネックを採用したCIRCOLO1901<チルコロ1901>のTシャツで早速採用。ジャケットのブラウンとも系統が揃ううえに、高揚感をブーストする明るい色、ナチュラルな発色もいい。ここでも、女性が先鞭をつけた色の恩恵に浴することに。そうして、シーンの中間をうまいこと乗り切る。結果、生まれたスタイルが、結構男クサく仕上がっているのも、なんだか面白いね。
シボが入ることで、ドライな肌触りのシアサッカーを使用したCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャケット。薄手のシャツ生地を一枚仕立てにしており、軽快に羽織れる。袖まくりや襟立てなどのアレンジを入れて、休日気分を存分に楽しんでほしい。小物使いも重要で、腕元のPAOLO VITALE<パオロ ヴィターレ>のブレスレットなどで、高揚感をアップさせるのもいいだろう。
セットアップコーデで重要な役割を担うのがTシャツだ。選んだのは、ファブリックの上質さに定評がある、イタリア生まれのCIRCOLO1901<チルコロ1901>。自然な発色のテラコッタカラーは、ジャケットの黒×茶とも好相性。ヘンリーネックの男クサさに、レディスでのトレンドとなる明るい色みが相性抜群。肌触りも心地よく、まさにバカンスでのリラックス感とファッションを楽しむ高揚感が両得できるのだ。
トレンド性が最も滲み出るのが、ボトムスだ。ここで遊べていると、かなり休日感がアップする。ジャケットとのセットアップ使用が可能となるGIANNETTO<ジャンネット>のパンツは、イージーウエストに加えて、昨今人気のワンタック。先端のテーパードを楽しめるうえに、腰回りにゆとりができるので、はき心地も快適。足元も、中間に位置するローファーが◎。ここでは、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>のスエードによる、足なじみの良い一足をチョイス。品の良さも醸し出せるので、おすすめしたい。
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