COUNTRY MIX STYLE

ジェンテ スタイル81 2018 AUTUMN_WINTER circolo1901(チルコロ1901)のコートを中心にしたコーディネート_リスト画像

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STYLE-81

COUNTRY MIX STYLE

“カントリー・ミーツ・アーバン”で飾る、冬の男服

男の重ね着は、寒さとスタイリッシュさとのせめぎ合い。着込めばもちろん暖かいけれど、着膨れしては、台無しというものだよね。そこで一枚、防寒力の高いコートが必要となる。それならば、インナーをぶくぶくにする必要はないからだ。洒落者たちにコートを勧めたくなる最大の理由は、重ね着が楽しめることだろう。特にチェスタータイプならば、Vゾーンの範囲内でも、インナーのレイヤードをあれこれと楽しむことが可能となる。
ここでぜひ注目されたいのが、HEVO<イーヴォ>のコートだ。ラペルド仕立てのVゾーンをもつ2Bタイプ。ウールとコットンを混紡したボア素材なので、その防寒力はもちろん高い。その上見た目にも温かみがあるのはうれしいところ。そして、一枚でもお洒落に効く大きな理由として、トレンドのゆったりシルエットであるうえに、ほかに見ることのあまりない、グリーンを基調としたアースカラーが挙げられる。重くなりがちな冬の着こなしだが、グッと優しい表情がもたらされるのだ。
当然、重ね着を楽しむという点においては、そのグリーンを生かしたい。同じくトレンドであるカントリーテイストを取り入れた、GIANNETTO<ジャンネット>謹製となるコーデュロイのジレもまた深いグリーン系をチョイス。アースカラーのグラデーションが、同じくカントリー調のGIAANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツのワイルド感に、マイルドさを加味してくれるのだ。
パンツについては、トップスのアースカラーのグラデーションにつながる優しいカーキをチョイスし、調和を取っている。パンツ専業の名門、BRIGLIA<ブリリア>が誇る都会的なシルエットによって、カントリーなコーデを洗練されたものに仕上げてくれているというわけだ。
カントリー・ミーツ・アーバン。二律背反的ではあるけれど、まさに相反するものが化学反応を起こして生まれた素敵な美観。いち早く取り入れて、冬の防寒とお洒落を両立されたい。

素材感の調和においても遊び心を発揮

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こちらのミクスチャースタイルでは、色調の調和に加えて、素材感の調和からも遊び心が感じられる。HEVO <イーヴォ>のボア素材コートによるモコモコ感、GIANNETTO <ジャンネット>の太畝コーデュロイのマット感、そして同じくGIANNETTO <ジャンネット>のデニムシャツによる洗いざらし感。こうしたディテールに目を配ることが、冬の着こなしに奥行きを与えるのだ。

ビッグシルエットに洗練を与える1タックパンツ

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シルエットメイクに目を凝らせば、BRIGLIA <ブリリア>のパンツの1タックが生み出すテーパードシルエットが秀逸となる。ビッグシルエットのコートに対して、ボトムスがタイトなだけでは、アンバランス感を生む。一方、腰回りにゆとりが生まれる1タックパンツならば、裾に向かうテーパードにより、トップスからつま先にかけて自然なシルエットを生み出すことができるのだ。

一足でドレス感とカジュアル感を両得するOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ

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足元に選んだのは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ。ムラ感が生み出す素材の表情が着こなしのグラデーションをしっかりと拾っている。まさに「画竜点睛」を地でいく一足。「カントリー×アーバン」という着こなしのミクスチャーに対して、この靴だけで、その両方を演出できる点においてもこのチョイスが効果を発揮しているといっていいだろう。