秋のゴルフスタイル1

ジェンテ スタイル

Stylying

STYLE-5 秋のゴルフスタイル1

STYLE-5 秋のゴルフスタイル1

GOLF STYLE_1

礼節を最優先。でも、抜け目なくリラックスしたいジェンツたちに。

キャンプでもなく、スキーでもない。ここ最近、いい大人たちをこぞって骨抜きにするのはゴルフだったりする。ゴルフがエクスクルーシブであったバブル期からおよそ30年。ウエアでいえばビンテージの仲間入りとなる時間をかけて、ようやくポピュラーな域に足をかけたようだ。ただ、窓口を広げたからといって紳士のスポーツであることに変わりなく――「服装は自分のために非ず、相手に対する衷心からの儀礼なり」(「スチュワート家の歴史」第2巻)――英国貴族の間で紡がれたゴルフの伝統、そして発展に尽くしたスチュワート家の作法に則った、マナーとしてのドレスコードにいまでも敬意が払われている。
それでは、ゴルフ場で冷ややかな視線を浴びられることなく、大人らしく洒落感を醸せる装いとはどういったものか? 自宅からの行き帰り、ラウンド中で服装を切り替えることは当然として、どちらも意識したいのは礼節。ゴルフ流でいう「シャツは襟付き」「行き帰りはジャケット着用」。これが基本となる。
ここに紹介するのは、クラブハウスへの行き帰りを想定したもの。軸となるのは、トレンドのネイビー。知的で上品な印象を狙って、チェック柄でベースカラーと調和をとったベージュジャケットというカラーパレット。製品染めで風合いの立ったジャケットに、いつものドレスシャツでは少々肩肘張って見えるので、トップスはインディゴウォッシュシャツにタートルネックを重ねて肩の力を抜いておきたい。タートルネックを選ぶ際は、厚手のコートにはローゲージ、ジャケットにはハイゲージが王道の選択。ノーブルなアクセントをVゾーンにもたらすことができるし、シャツ+ニットの美しいブルーの階調を襟見せ&袖の折り返しでこなれた印象も演出できる。 ちなみに、ジャケットは CIRCOLO 1901<チルコロ 1901> 得意のスウェットジャケット。インナーはこちらも CIRCOLO 1901<チルコロ 1901> のタートルネックセーターと、GIANNETTO<ジャンネット> のインディゴシャツ。 そしてパンツは SANTANIELLO<サンタニエッロ> のストレッチコットンパンツ。  シャープに魅せて実は軽快という、ウラハラな気分もいまどきのジェンツらしい。

ブルーのラインが効いているウィンドウペンジャケット。

CIRCOLO1901〈チルコロ1901〉ならではのウールを思わせる質感に仕上げたスウェットジャケット。 シルエットが秀逸でスウェット素材でありながらラフな感じを与えない仕上がりになっています。 また、ストレッチの効いた素材は動きやすく長時間の車移動も楽にこなせる着心地。 ジャケットのウィンドウペンチェックがインナーのブルーとの馴染みを良くし、さりげなくコーディネートをとりまとめています。

ボトムもストレッチ素材で動きやすさとスッキリさを両立。

インナーのブルーに合わせてボトムもネイビーをチョイス。 インナーとワントーングラデーションでコーディネートすれば、ジャケットをより引き立てるスッキリとしたスタイリングになります。 SANTANIELLO〈サンタニエッロ〉のストレッチギャバジンのコットンパンツは程良い張りのある生地で履き心地が良くアクティブなシチュエーションにピッタリのパンツです。

ゴルフにピッタリサイズのウールフェルトボストン。

ウールフェルトのボストンバッグはシューズと着替えを入れるのにぴったりのサイズ。 カラーはやはりブルーをチョイス。上品でスポーティーな印象でコーディネートをまとめ上げます。 BONFANTI〈ボンファンティー〉のバッグは全てがメイドインイタリー。職人が一点一点ハンドで仕上げたバッグは高いクオリティーを誇ります。