秋のビジネストリップ1

ジェンテ スタイル

Stylying

この秋おすすめ!カラージャケット

STYLE-3 秋のビジネストリップ1

BUSINESS TRIP 1

ジャケットの主張をいなす、色合わせとソリッドなパンツの効用

スタイリングに対する気持ちを少しだけ大きく、そして軽やかにさせるビジネストリップ。見方を変えれば、気後れして手を伸ばしにくかった流行物のワードローブに袖を通す、格好のタイミングともいえる。旅の恥はかき捨てとはいわずとも、経験こそがひとを作る。ここはひとつビジネストリップで、ファッション感を鍛えてみるのもいいだろう。

たとえば、ダブルブレストというジャケットがある。軽快で活動的なシングルブレストに対して、ダブルブレストがもたらすのは華やかで格調高く、威厳めいたイメージ。あるいは恰幅のいい男性のワードローブと思われるかも知れない。そんな方こそ、イタリアがモダナイズしたダブルブレストに、ときめいて欲しい。

用意したのは、ワイドピークドラペルで雄々しく思えるL.B.M.1911〈エルビーエム1911〉のブランカラー。メランジ調のバスケットウールは、カジュアルに偏らない深みのある色合い。着丈はコンパクトで、ときにグラマラスすら感じさせるボディコンシャスなシルエットだ。さて、これをどう手なづけるか。ナローなVゾーンは、あえて華を持たせず、GIANNETTO〈ジャンネット〉のホリゾンタルカラーの白シャツと知的なシルバータイで一息つかせる。すらりと伸びたウールパンツはSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉。そしてダブルモンクシューズでエレガントな土台を固める。チーフ、ネクタイ、パンツで巧妙な色合わせとソリッドなネイビーパンツの効用。これでジャケットの主張はいなせる。

Vゾーンはシックな印象に

ニットジャケット

GIANNETTO〈ジャンネット〉のホワイトシャツはベーシックなオックスフォード生地を使ったホリゾンタルカラーをチョイス。 襟芯の薄いソフトなシャツでありながらタイドアップでもキレイな襟元を作り上げるのはジャンネットならでは。

シルバーのレジメンタルタイを合わせる事で、ジャケットを引き立てるシックなVゾーンが完成します。胸元にはにはシャツとジャケットを馴染ませるポケットチーフが効いています。

艶のあるダブルブレスト

メダリオンのウールフェルトスニーカー

深みのあるダークブラウンが美しいL.B.M.1911〈エルビーエム1911〉のジャケット。

バスケット風の織り柄生地に製品染めを施しキレイなカラーリングに仕上げています。シルエットや着丈のバランスが絶妙で艶のあるビジネススタイルを演出します。

発色の良いウールフランネルパンツ

メダリオンのウールフェルトスニーカー

細身のラインでスッキリとしたシルエットはSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉ならでは。ミックス調の明るいブルー系カラーをボトムに合わせる事でシックなブラウンのジャケットを引き立てます。

エキストラファインウールのSUPER100Sの生地を使用し肌当たりも滑らかに仕上げています。

秋の休日カジュアル2

ジェンテ スタイル

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この秋おすすめ!カラージャケット

STYLE-2 秋の休日カジュアル2

AUTUMN HOLIDAYS 2

風を孕んで描き出す着流しのラグジュアリー

ルールに厳密では達し得ない、着こなしの美しさが世の中にはある。ポケットをバッグ代わりに扱っていた作家ボリス・ヴィアンのスーツ、あるいは彫刻家アルベルト・ジャコメッティが傘のようにも代用していたツィードジャケットには、恋人をもって「彼のジャケットに恋している」そういわしめた逸話もあるという。

それらに共通するのは、たっぷりと染みついた豊かなドレープ。一部の隙もなく着飾った完成された美しさもあれば、計算の届かない着流しのスタイルもまた美しい。

こうした“こなれた”ニュアンスを容易く飼いならすには、やわらかな風合いを讃えたロングカーディガンを選んでみるのもいい。トップスは休日らしくリラックスしたCIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のヘンリーネックカットソー。しっかりとクリースを効かせたSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉のテーパードスラックスは、素材のコットンギャバに備わったストレッチ性で窮屈さを払拭しながら、大人らしさを支えている。

この緩和と緊張の調和を担うのがCIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のショールカラーカーディガンだ。やわらかなニュアンスを残すショールカラー、杢調に仕立てたローゲージのグレーブラウンが適度な量感を与え、ほんのりと男らしさを底上げしてくれる。そして、ふとももにかかるくらいのロング丈。動くたびに美しいドレープを描くこの丈感が緊張を解きほぐす、ラグジュアリーの要締になる。

リラックス感を演出するカットソー

ニットジャケット

ニットカーディガンにヘンリーネックのカットソーをチョイスすることでコーディネートは、よりリラックス感を増していきます。

CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のヘンリーネックカットソーはクラシックなテイストと男性らしさを併せ持ち、ラフなスタイルの中にインテリジェンスを感じさせます。

ショールカラーの大人カーディガン

メダリオンのウールフェルトスニーカー

アルパカやロウシルクを混紡したミックスヤーンを使って編まれたCIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のロングカーディガン。シックなテイストでありながら、ロング丈のカーディガンならではの動きによる華やかさでスタイリングに艶を与えます。

ボトムはソフトな質感のストレッチパンツで

ウールフェルトスニーカー

ベージュカラーの綿パンツをチョイスすることで、同系色のグラデーションコーディネートに仕上げ、ラフでありながら品のある大人カジュアルにまとめあげています。

SANTANIELLO〈サンタニエッロ〉のストレッチ素材のパンツはタイトシルエットでも着心地を担保してくれます。

秋の休日カジュアル 1

ジェンテ スタイル

Stylying

この秋おすすめ!カラージャケット

STYLE-1 秋の休日カジュアル 1

AUTUMN HOLIDAYS 1

ウォーミーなバルキージャケットを引き締めるインディゴブルー

洞窟で暮らしていた時代はとうの昔。現代に必要とされるのは、力よりも共感―そう語ったのは、理論物理学者のホーキング博士だったか。「世の中が平静に移るにつれ、男性は力を手放して女性化する」。最近はそうした声もよく耳に届くようになった。どうにも他人事に思える。

けれど、考えてみてほしい。よくよくクローゼットを眺めるまでもなく“アンコン(unconstructed)”“快適(comfortable)”の息吹のかかったマイルストーンが、お出迎えするではないか。うわべはおとなしい優男だけど、心にはしっかりと強固な芯を通している―外柔内剛。それってなんだかイタリアの着こなしみたいだ。

鼻歌交じりの休日に取り出したのは、PANICALE〈パニカーレ〉のニットジャケット。これを男性のパーマネントカラーのひとつ、ネイビーを軸にスタイリングに合わせてみる。シャツはリラックスしたホリゾンタルカラーのインディゴウォッシュ。パンツはドレス仕立てのインディゴカラー。ざっくりとしたオフホワイトのバルキージャケットは、ともすると牧歌的に見えがちだけど、ネイビートーンのカラーパレットの舞台に立てば、精悍さやモダン、知的さと親密に結びつく。

加えて、シルエットは細く、丈はコンパクト。クラシックな香りを残す、3ボタンのカジュアルジャケット風に仕立ててある。これなら明るくウォーミーな印象を残しながら、ラグジュアリーで大人っぽいスタイリングが演じられる。

ウォーム感のあるニットジャケット

ニットジャケット

ワッフル調の編地でボリューム感を出しながら、ややタイトなシルエットと着丈を短く仕上げる事でスッキリとした印象のニットジャケットに仕上げています。

ラグジュアリーで暖かみのあるPANICALE〈パニカーレ〉のニットは全てペルージャ郊外にある自社工場で作られています。

インディゴスウェットパンツ

インディゴスウェットパンツ

ストレッチ性の高いスウェット素材を使いながら本格的なスラックス仕上げで作ることで、腰回りからワタリにかけてスウェットパンツとは思えないキレイなシルエットを実現させています。

クラシックとリラックスを高次元で融合させたCIRCOLO 1901<チルコロ 1901>ならではのパンツに仕上がっています。

メダリオンのウールフェルトスニーカー

メダリオンのウールフェルトスニーカー

ポルトガルで生まれたシューズブランドCOMMON CUT〈コモンカット〉のウールフェルトスニーカーシリーズ。オフホワイトのフェルトを採用し、メダリオンのレースアップデザインで仕上げました。

ポルトガルで生まれたシューズブランドCOMMON CUT〈コモンカット〉のウールフェルトスニーカーシリーズ。オフホワイトのフェルトを採用し、メダリオンのレースアップデザインで仕上げました。

インディゴパンツやオフホワイトのニットジャケットとは相性抜群です。