Naoko's Styling Room 大草直子が 今、会いたい人

vol.4 濱口眞夕子さん

スタイリングディレクターの大草直子さんが「今、会いたい!」と強く希望するゲストとともに、ジェンテ ディ マーレのアイテムを主役にした着こなしをシェアする人気連載。第4回のゲストとして駆けつけたのは、ファッションライターの濱口眞夕子さん。「HEVO(イーヴォ)」のコートを身に纏い、スタイリングやショッピングのマイルールについて熱く語り合っていただきました。

Today's Guest...濱口眞夕子さん
ファッションエディター&ライター。PRなどの仕事を経て、グルメやファッションについてのライティングのキャリアを積みはじめる。多様な媒体やブランドの仕事をこなし、余暇はゴルフや旅を楽しむアクティブ派。インスタグラム:@onechama

Host...大草直子
ファッション誌編集者から活動の幅を拡げ、スタイリングディレクターへ。イベント出演やブランドとのコラボレーションを多数手がける。WEBメディア「AMARC(amarclife.com)」を主宰。『AMARC magazine』の編集長兼発行人。インスタグラム:@naokookusa

冬に向け、
改めてマスターしたい

コートの選び方と装い方

大草さん(以下大草):ジェンテ ディ マーレがお届けするスタイリング対談企画、通称「直子の部屋」。 第4回のゲストは、ファッションライターの濱口眞夕子さんです。眞夕子ちゃんは、いろんなところでお名前をよく耳にするものの、なかなかゆっくりお話しする機会がなくて気になっていたんです。今日はようこそいらっしゃいました!

濱口さん(以下濱口):お声がけくださって、どうもありがとうございます!大草さんのような憧れの先輩に名前を挙げていただけて、とってもうれしいです。

大草:業界は同じでも、世代やフィールドが違うと、意外とこれまでお仕事をご一緒する機会がなかったんですよね。でも、私はSNSでよく見てました!

濱口:私のほうこそいつも拝見しています!つねにポジティブで明るいハッピーオーラを漂わせていらっしゃって、心から尊敬しています。日焼けや肌見せがお好きなところにも親近感が。いつもみんなの1~2歩先を行っていらして、人生相談をしたいくらい(笑)。

大草:今日はオフホワイトのコートをスタイリッシュに着こなしてくださいましたね!着心地はいかがですか?

濱口:色味がとっても素敵で、ふんわりした上質なテクスチャーもとても気に入りました。私は身長があまり高くないのですが、それでもこのコートは丈が長すぎないのでバランスよく着られるな、と。なので、ジャケットのような感覚で肩から羽織ってみました。

大草:幸せそうに見えるブークレ素材だけどモコモコしすぎていないので、デイリーに着るのにもちょうどよさそう。

濱口:まさにその通りです!冬に着る白っぽいコーディネートが好きで、ワントーンで統一してみたのですが、ぴったりでした。

大草:たしかに、眞夕子ちゃんは黒を着ている印象がないかも。

濱口:はい、ネイビーや白っぽい色のほうが好きなんです。コンサバなテイストが好きというのが、自分のベースにあって。シルキーベージュ系のワントーンでまとめたコーディネートは以前から変わらず好きですね。似合わない色味もありますが……。

大草:自分に合うベージュ選びやワントーンでのコーディネートのコツは、何かありますか?

濱口:まずは自分の肌の色に合うかどうかを見ることですね。 それからワントーンで統一するときは、それぞれのアイテムの色味が似すぎてのっぺりしないように気をつけます。真っ白すぎても浮いてしまうので、絶妙な立体感を出すため、トーンを少しずつ変えるように。

大草:本当だ、少しずつ色が違う!そしてニットやカチューシャ、リングなど、曲線がきれいなアイテムが多いんですね。

濱口:言われてみればそうですね!ショッピングで購入するときの決め手として、 “気持ちが上がる部分があるかどうかで選ぶ”ということを基準にしているので、それが理由かもしれません。 “襟のカッティングがかわいい”とか“ぷくぷくした素材感が心地よい"、“ワンフックあるデザインが好き”など、どこかに気持ちを上げてくれる要素があるとゲットすることが多いです。特に意識していなかったのですが、実は女性らしさが感じられる曲線のデザインが好きなのかも。大草さんがお召しになったコートの色やツヤ感も、すごく好きです!

濱口さんが着用したのは……

柔らかな印象の
大きめシルエットを
ざっくり羽織って

「ゆったりしたシルエットのコートをジャケット感覚で肩からかけ、レディライクでクールな雰囲気に。ジュエリーをジャラジャラと重ねづけするのが好きなので、バングルやリングは華奢なものをいくつも重ねてみました。カジュアルなコーディネートも簡単に自分らしい装いになるのでおすすめです」(濱口さん)

大草:キャメルのような黄みの強い色は、アジア人ならちょっと気をつけたいカラー。だけど私が着たこのコートは、テラコッタみたいな赤みを帯びた色合いで、顔映りがとてもよいですよね。

濱口:ピンクがかった絶妙な色と上質感が、本当に素敵です。

大草:このコートは一見クラシカルな“守り”のコートに見えるのだけれど、実はすごく攻めているアイテム。肩がラグランスリーブになっていてコンパクトに着られるし、細かいステッチがシャープな印象を醸し出してくれるんです。丈が長すぎず、軽やかに着られるのも高ポイント。

濱口:前から見ても、後ろから見てもきれいです!

大草:本当だよね。こんなふうに、どんな人が着ても美人に見せてくれるというのは、アイテムとしてすごいこと。実は細部までこだわりが光る超ハイテクな優秀コートなので、あえて中はモノクロでシックにまとめてみました。

濱口:ベルトを締めるだけでも表情が変わりますし、例えば中にグレイカラーのワンピースなどを合わせて、きれいめに着てもよさそうですよね。重めのブーツを合わせるなどして。

大草:上質なベーシックアイテムを軽やかに着こなしてこそ、素敵な大人の冬の装いが完成しますよね。今日は楽しかったです。ありがとうございました!

大草さんが着用したのは......

着る人の魅力を高めてくれる
“美人コート”は
ぜひ手に入れたい

「この絶妙にピンクがかったキャメルカラーは、ほかにない色!柔らかくライトに着られるので、ヘアもハーフアップにまとめて軽やかに。ベルトの着脱のほか、腕まくりもしやすく、気軽に表情を変えながら着られます」(大草さん)

Gente di Mare 銀座店

東京都中央区銀座6-10-1
ギンザシックス4階
TEL:03-6264-6850
※メンズ・レディースアイテムが両方揃うショップ。

Gente di Mare 丸の内店

東京都中央区丸の内3丁目1-1
TEL:03-6274-6745
※メンズアイテムがメインのショップ。

Gente di Mare グランフロント大阪店

大阪府大阪市北区大深町4-20
グランフロント大阪 南館1階
TEL:06-6372-6300
※レディースアイテムがメインのショップ。

Photos: Atsushi Kimura
Direction & Text: Misaki Yamashita