2015/11/13(金)

ジェンテ スタイル

Stylying

STYLE-8 PARTY STYLE2

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男の着こなしに都合のいい、手の込んだウールジャケット。

この秋冬、気になるのは何といってもジャケットだ。 それもテーラード然としたお堅い印象のものではなくて、熟れた色気をまとわせてくれるような、モダンな雰囲気のものがいい。 ジャケット&スラックスを恒例にビジネスウェアが休日服に接近したことも、その一因だろう。  なかでもここ数年、ファッション全体のトレンドとなっているヴィンテージの余波。 ツイードやフランネル然り、アーカイブ生地の見せる豊かな表現力がスパイスとなって、ジャケットに目覚めさせられてしまった男性は少なくないだろう。  もちろん、リアルヴィンテージが絶対のエレメントには成り得ない。ヴィンテージはしっかりと吟味した上で扱わないと手持ちの服が根負けするし、そもそもクラシックに懐古主義的な着こなしや、オスカー・ワイルドに通じるようなある種のロマンを欲しているわけではない。  あくまで、いまに通じるような“モダンさ”が心をトキメかせる決め手なのだから。
上質なウールを使った一枚仕立てのジャケットでも、リラックスとドレスを見事に融合してみせた伊 CIRCOLO1901(チルコロ 1901)の仕事なら格別だ。 ネイビー×ブラウンという男の着こなしに好都合の配色もさることながら、クロスモチーフを織柄で描いた手の込んだ1着だ。 ふっくらと編み立ててはいるけれど、カントリージャケットに見るような野暮ったさはない。 それどころか、パターンの妙味と合わさってシャープに羽織れるし、ラペルをワイドに設定しているから、デニムにシャツ&ニットといった定番の組み合わせでも、男らしさをエレガントに強調してくれる。 もちろん、梳毛のジャケットのようなコンサバ感は皆無。 ちょっと気を効かせて、アフターファイブに知人のパーティに飛び込む時でも気後れさせない。 そんな自信すら、このジャケットは湧き立たせてくれそうだ。

着るだけでラグジュアリースタイルに格上げしてくれるジャケット

深みのあるネイビーをベースにブラウンのクロスモチーフの小紋柄を合わせたCIRCOLO 1901(チルコロ1901)の2Bジャケット。 厚みのあるニットのようなウールジャージーの生地は、今年トレンドのブークレー織りで作られ、軽く、ストレッチ感もあり、リラックスして着れるジャケットに仕上がっています。 インナーにはジャケットの柄に合わせたPANICALE(パニカーレ)のブラウン系セーターをチョイスして、まとまりのあるコーディネートに仕上げています。

レザーアクセサリーで男らしさをプラス

荒れた土地や岩石をイメージさせる大理石、「バエジナストーン」と、縄編みで編みこんだ「ナチュラルレザー」のコンビネーションで、ワイルドな印象に仕上げたGERBA(ジェルバ)のウォレットチェーン。 ウォレットをを繋がず純粋なアクセサリーとして使うのが、いまどきイタリアンスタイル。 ジャケットの裾からチラリと見えるワンポイントが、シンプルなジャケットスタイルにアクセントを与えます。 またPAOLO VITALE(パオロビターレ)のベルトはバックル部分をスエードレザーで覆ったデザインをチョイス。腰廻りをシンプルな雰囲気にしてアクセサリーを更に引き立てています。

ウォッシュデニムでカジュアル感を演出

知人のパーティーへのちょっとした顔出しや、友人のホームパーティーへのお呼ばれなどであれば必要以上なドレスアップは逆にNG。 程良くドレスダウンしたスタイルで場の雰囲気と上手く馴染むことができるはず。 そんな時に便利なのがボトムにデニムを選ぶという選択。 中でもウォッシュが施されているデニムであればカジュアルな雰囲気を一気に高めることができ、ジャケットスタイルとの相性もバッチリです。

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