2018/08/27(月)

ジェンテ スタイル72 2018 AUTUMN_WINTER GIANNETTO(ジャンネット)のシャツ、SOUTHYARN(サウスヤーン)のスウェットパーカー、BRIGLIA(ブリリア)パンツのコーディネート_リスト画像

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STYLE-72

AUTUMN_SHIRT STYLE

変わりゆくアメカジの最新形は、ボーダレスを象徴していた!

日本人が洋装を日常着として、百数十年。 世界的に認められた「第一世代」の日本人デザイナーたちの活躍から、数十年。 伝統というには浅いかもしれないが、少なくともファッションにおける「日本流」みたいなものは、徐々に生まれているんだと思う。 これまでの長い歴史を見ても、舶来のものをアレンジするのは、日本人の得意とするところ。
「アメカジ」というのも、まさにその代表格で、アメリカ人のファッション評論家、W.デーヴィッド・マークスが「AMETORA」という書籍でもって、日本人がいかにアメリカ発祥のカジュアル服を独自の道に進化発展せしめたかを記しているが、日本のアメカジの独自性を裏付けるといっていい。
例えば、大きなチェックのネルシャツ。 アウトドアマンの象徴で、ともすると山男そのもののような服だ。 が、これがクールなファッションへと変貌を遂げたのは、日本が70年代に生んだヘビーデューティアイビーの賜物。 丈夫で実用性を備えつつ、本物志向のウェアやギアが、ファッションの本流となったのだ。 当時の世界的なモード服とは別に。
こんな一例を挙げてみても、日本のユニークさが浮き彫りになる。 時は流れ、世界と日本とのファッション交流が進むにつれ、「アメリカっぽい」や「イタリアっぽい」、あるいは「東京っぽい」など、意味をなさない時代になっている。
そんなことを思いながら、こちらの大柄のチェックシャツの見てみると、とってもボーダレスだと思わない? 服の国=イタリアが生んだアイテムばかりなのにね。そう、「大人のアメカジ」と言うこともできる。
つぶさに見ていくと、GIANNETTO<ジャンネット>のチェックシャツは、ややゆとりのあるシルエットながら、ボディラインをエレガントに見せてくれる。そして、BRIGLIA<ブリリア>のパンツは、スラックスのように見えて、コットンジャージーのストレッチ素材。 こちらも美しいレッグラインに仕立てている。 配色もイエローを押し出しながら、ネイビーとグレーで引き締めている点も、現代的だ。 きっと70年代のヘビーデューティならば、こうはならないだろう。
かの岡本太郎が、著作『日本の伝統』において、「似て非なるものほど、非なるものはありません」と書いている。 「非なる」最新のアメカジを、こんなふうに同時代的に堪能したいものだ。

ミニマルな色使いへの気遣いがまさに「現代的」

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イエローとネイビーの配色が、トレンドを感じさせるコットンのチェックシャツ。いわゆる「アメリカン」なアイテムだが、イタリアンブランドのGIANNETTO<ジャンネット>の手にかかると、途端にエレガントに見える。 そして、インナーには、SOUTH YARN<サウスヤーン>のスウェットパーカ。チェックの柄に入るネイビーを拾って、最小限の色使いに抑えている。使用するアイテムは、往年のアメカジそのものだが、アイテムの選びや配色でグッとモダンに見えるのだ。

シャツを脱ぐとガラリとシャープな印象に

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モダンな要素を担当するパーカは、ポルトガルのポルトに拠点を置くカットソーの専業メーカー、SOUTHYARN<サウスヤーン>製。そして、インナーのヘンリーネックTシャツが、南イタリアはバーリという街に本社を置く伝統的なブランドCIRCOLO1901<チルコロ1901>。ともにリラックス感満点なうえに、キメの細かな素材感は上質。チェックシャツを脱ぐと、ガラリと印象が変わるのも、このあたりにありそうだ。

時代性を手玉に取った遊び心満点のボトムス

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パンツは時代性を映す鏡のようなもの。このところは、腰回りに若干のゆとりを持たせたインプリーツ仕様の細身パンツが、覇権を握りつつある。そこにリーチしたBRIGLIA<ブリリア>の物作りは、さすが。プリントによるツイード調の柄を表現した現代的な遊び心は、まさに新たなオリジナリティを創出。足元には、DIADORA<ディアドラ>のスニーカー。あえてのレトロランナーで、時代を自由に行き来する。そんな気分を表現している。

記事カテゴリー スタイリング

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