2015/10/09(金)

ジェンテ スタイル

Stylying

この秋おすすめ!カラージャケット

STYLE-3 秋のビジネストリップ1

BUSINESS TRIP 1

ジャケットの主張をいなす、色合わせとソリッドなパンツの効用

スタイリングに対する気持ちを少しだけ大きく、そして軽やかにさせるビジネストリップ。見方を変えれば、気後れして手を伸ばしにくかった流行物のワードローブに袖を通す、格好のタイミングともいえる。旅の恥はかき捨てとはいわずとも、経験こそがひとを作る。ここはひとつビジネストリップで、ファッション感を鍛えてみるのもいいだろう。

たとえば、ダブルブレストというジャケットがある。軽快で活動的なシングルブレストに対して、ダブルブレストがもたらすのは華やかで格調高く、威厳めいたイメージ。あるいは恰幅のいい男性のワードローブと思われるかも知れない。そんな方こそ、イタリアがモダナイズしたダブルブレストに、ときめいて欲しい。

用意したのは、ワイドピークドラペルで雄々しく思えるL.B.M.1911〈エルビーエム1911〉のブランカラー。メランジ調のバスケットウールは、カジュアルに偏らない深みのある色合い。着丈はコンパクトで、ときにグラマラスすら感じさせるボディコンシャスなシルエットだ。さて、これをどう手なづけるか。ナローなVゾーンは、あえて華を持たせず、GIANNETTO〈ジャンネット〉のホリゾンタルカラーの白シャツと知的なシルバータイで一息つかせる。すらりと伸びたウールパンツはSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉。そしてダブルモンクシューズでエレガントな土台を固める。チーフ、ネクタイ、パンツで巧妙な色合わせとソリッドなネイビーパンツの効用。これでジャケットの主張はいなせる。

Vゾーンはシックな印象に

ニットジャケット

GIANNETTO〈ジャンネット〉のホワイトシャツはベーシックなオックスフォード生地を使ったホリゾンタルカラーをチョイス。 襟芯の薄いソフトなシャツでありながらタイドアップでもキレイな襟元を作り上げるのはジャンネットならでは。

シルバーのレジメンタルタイを合わせる事で、ジャケットを引き立てるシックなVゾーンが完成します。胸元にはにはシャツとジャケットを馴染ませるポケットチーフが効いています。

艶のあるダブルブレスト

メダリオンのウールフェルトスニーカー

深みのあるダークブラウンが美しいL.B.M.1911〈エルビーエム1911〉のジャケット。

バスケット風の織り柄生地に製品染めを施しキレイなカラーリングに仕上げています。シルエットや着丈のバランスが絶妙で艶のあるビジネススタイルを演出します。

発色の良いウールフランネルパンツ

メダリオンのウールフェルトスニーカー

細身のラインでスッキリとしたシルエットはSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉ならでは。ミックス調の明るいブルー系カラーをボトムに合わせる事でシックなブラウンのジャケットを引き立てます。

エキストラファインウールのSUPER100Sの生地を使用し肌当たりも滑らかに仕上げています。

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