STYLE-2 秋の休日カジュアル2
AUTUMN HOLIDAYS 2
風を孕んで描き出す着流しのラグジュアリー
ルールに厳密では達し得ない、着こなしの美しさが世の中にはある。ポケットをバッグ代わりに扱っていた作家ボリス・ヴィアンのスーツ、あるいは彫刻家アルベルト・ジャコメッティが傘のようにも代用していたツィードジャケットには、恋人をもって「彼のジャケットに恋している」そういわしめた逸話もあるという。
それらに共通するのは、たっぷりと染みついた豊かなドレープ。一部の隙もなく着飾った完成された美しさもあれば、計算の届かない着流しのスタイルもまた美しい。
こうした“こなれた”ニュアンスを容易く飼いならすには、やわらかな風合いを讃えたロングカーディガンを選んでみるのもいい。トップスは休日らしくリラックスしたCIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のヘンリーネックカットソー。しっかりとクリースを効かせたSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉のテーパードスラックスは、素材のコットンギャバに備わったストレッチ性で窮屈さを払拭しながら、大人らしさを支えている。
この緩和と緊張の調和を担うのがCIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のショールカラーカーディガンだ。やわらかなニュアンスを残すショールカラー、杢調に仕立てたローゲージのグレーブラウンが適度な量感を与え、ほんのりと男らしさを底上げしてくれる。そして、ふとももにかかるくらいのロング丈。動くたびに美しいドレープを描くこの丈感が緊張を解きほぐす、ラグジュアリーの要締になる。
リラックス感を演出するカットソー
ニットカーディガンにヘンリーネックのカットソーをチョイスすることでコーディネートは、よりリラックス感を増していきます。
CIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のヘンリーネックカットソーはクラシックなテイストと男性らしさを併せ持ち、ラフなスタイルの中にインテリジェンスを感じさせます。
ショールカラーの大人カーディガン
アルパカやロウシルクを混紡したミックスヤーンを使って編まれたCIRCOLO 1901〈チルコロ1901〉のロングカーディガン。シックなテイストでありながら、ロング丈のカーディガンならではの動きによる華やかさでスタイリングに艶を与えます。
ボトムはソフトな質感のストレッチパンツで
ベージュカラーの綿パンツをチョイスすることで、同系色のグラデーションコーディネートに仕上げ、ラフでありながら品のある大人カジュアルにまとめあげています。
SANTANIELLO〈サンタニエッロ〉のストレッチ素材のパンツはタイトシルエットでも着心地を担保してくれます。