STYLE-17
INDIGO ITEMS_1
インディゴパイルが “大人らしい脱力” “都会的” を巧妙に伝えてくれる
昨年春に芽吹いた70年代リバイバルの煽りから? それとも “ リジッドならクリーンでしょ! ” なんて甘い誘惑のせい? 今季はデニム熱に再び火がついた! なんて人も多いはず。 でも、実際のところはどうだろう。 若者もオヤジも、猫も杓子も、み?んな揃ってジーンズ、デニムジャケット、デニムシャツなどなど、それじゃちょっと芸がない。というか、あの人若作りしてない?なんて、白い目で見られる恐れも大いにある。 それじゃどうすればいいの? ということだけど、ヒントは先ほどのセリフから導き出せるはず。 “ リジッドならクリーンでしょ? ” ⇒⇒ “ クリーンに見えるからリジッドデニムを選ぶ ” ――そう! 今季の本命は “ クリーン ” であって“ デニム ”にあらず。 いまさらリジッドデニムを買い足すなんて、世間から見れば若者の真似っこですから、大人は大人らしく、自分の意見を踏えた上で世間と足並みを合わせる努力が必要だ。
そこでもうひとつ、インディゴ=デニムの裏をかいた提案を。 身に付けているのはCOMMON-CUT〈コモンカット〉のスウェードスリッポン、SANTANIELLO〈サンタニエッロ〉のコットンパンツ、PANICALE〈パニカーレ〉の3Bジャケット、それをCIRCOLO1901〈チルコロ1901〉の浅Vネックを以って抜け感を演出するという方法。 ご覧の通り、デニムアイテムは選んでいない。 カッタウェイカラーのパイルジャケットに、今季らしいクリーンさの要となるインディゴ要素を託している。 ブルー×ホワイト という定番のカラーパレットだけど、デニムをパイルに変えるだけで一気に垢抜けるし、よ?く見るとジャケットは毛足短めのパイルで仕立ててある。 Vネックのカットソー + パイルジャケット の組み合わせが印象付けるのは、アフターサーフのヘルシーなリラックス感。 でも、パイルの毛足が短くなるだけで、大人らしい力の抜きどころをちゃ?んと伝えて、なおかつ都会的に映るでしょ? ショーツはコンクリートに似合わないといわれる通り、 いかにもリゾートなテイストはやっぱり都会にはそぐわない。 それはモコモコのパイルジャケットも同じなわけで。 インディゴ&短い毛足で一気に都会映えさせたところが、<パニカーレ>の手腕。 ? ?これならニュアンスコントロールが意外に難しい、メトロポリタンな公園散歩にもすんなり溶け込めそうだ。
大柄モチーフが印象的なPANICALE(パニカーレ)のニットジャケット。
紋章を象ったような大柄モチーフが印象的な肌当たりソフトなニットジャケット。
着丈を短く仕上げ、軽い印象に仕上げる事でジャケットとしてはもちろん、カーディガンのように着用していただくことも可能です。 ?インディゴ染めの雰囲気を出し、ホワイトシャツやTシャツとの相性を高め、春先から初夏までインナー次第でシワを気にせず着回せるジャケット。
シンプルなブルーパンツにひとひねり加えたSANTANIELLO(サンタニエッロ)のコットンパンツ。
春夏のコーディネートには欠かせないシンプルなブルーパンツに織り柄を施すことで、立体感のある質感に仕上げています。少し落ち着いた印象のネイビー寄りのシックなブルーカラーはコーディネートするアイテムとも馴染みやすく使い回しの効くカラーです。 ベルトループに着く着脱可能なアクセサリーも、春のカジュアルスタイルには実に有効なアイテムとなる。
これからの季節に活躍するCOMMON-CUT(コモンカット)のスリップオンシューズ。
アッパーはスポーティーでベーシックなスリップオンスタイルを採用し、シックな印象のネイビーのスエード素材で仕上げたシューズ。 ホワイトカップソールを使用しステッチダウンすることでアッパーとソールの馴染みが良い、丈夫な仕上がりになっています。 シャンクの替わりにソール中央部分にリブを入れる事で歩きやすさも追求しています。カジュアルなテイストでありながら、レザーライニングを全面に施し高級感のある履き心地に仕上げ、モードを感じさせるクールなスタイリングとも相性の良いモデルです。