STYLE-1 秋の休日カジュアル 1
AUTUMN HOLIDAYS 1
ウォーミーなバルキージャケットを引き締めるインディゴブルー
洞窟で暮らしていた時代はとうの昔。現代に必要とされるのは、力よりも共感―そう語ったのは、理論物理学者のホーキング博士だったか。「世の中が平静に移るにつれ、男性は力を手放して女性化する」。最近はそうした声もよく耳に届くようになった。どうにも他人事に思える。
けれど、考えてみてほしい。よくよくクローゼットを眺めるまでもなく“アンコン(unconstructed)”“快適(comfortable)”の息吹のかかったマイルストーンが、お出迎えするではないか。うわべはおとなしい優男だけど、心にはしっかりと強固な芯を通している―外柔内剛。それってなんだかイタリアの着こなしみたいだ。
鼻歌交じりの休日に取り出したのは、PANICALE〈パニカーレ〉のニットジャケット。これを男性のパーマネントカラーのひとつ、ネイビーを軸にスタイリングに合わせてみる。シャツはリラックスしたホリゾンタルカラーのインディゴウォッシュ。パンツはドレス仕立てのインディゴカラー。ざっくりとしたオフホワイトのバルキージャケットは、ともすると牧歌的に見えがちだけど、ネイビートーンのカラーパレットの舞台に立てば、精悍さやモダン、知的さと親密に結びつく。
加えて、シルエットは細く、丈はコンパクト。クラシックな香りを残す、3ボタンのカジュアルジャケット風に仕立ててある。これなら明るくウォーミーな印象を残しながら、ラグジュアリーで大人っぽいスタイリングが演じられる。
ウォーム感のあるニットジャケット
ワッフル調の編地でボリューム感を出しながら、ややタイトなシルエットと着丈を短く仕上げる事でスッキリとした印象のニットジャケットに仕上げています。
ラグジュアリーで暖かみのあるPANICALE〈パニカーレ〉のニットは全てペルージャ郊外にある自社工場で作られています。
インディゴスウェットパンツ
ストレッチ性の高いスウェット素材を使いながら本格的なスラックス仕上げで作ることで、腰回りからワタリにかけてスウェットパンツとは思えないキレイなシルエットを実現させています。
クラシックとリラックスを高次元で融合させたCIRCOLO 1901<チルコロ 1901>ならではのパンツに仕上がっています。
メダリオンのウールフェルトスニーカー
ポルトガルで生まれたシューズブランドCOMMON CUT〈コモンカット〉のウールフェルトスニーカーシリーズ。オフホワイトのフェルトを採用し、メダリオンのレースアップデザインで仕上げました。
ポルトガルで生まれたシューズブランドCOMMON CUT〈コモンカット〉のウールフェルトスニーカーシリーズ。オフホワイトのフェルトを採用し、メダリオンのレースアップデザインで仕上げました。
インディゴパンツやオフホワイトのニットジャケットとは相性抜群です。