STYLE-92, Glen check…

STYLE91 JACKET STYLE_LBM1911(エルビーエム1911)のジャケット

LBM1911 GIANNETTO BRIGLIA 1949

2019/09/11

STYLE-92, Glen check 3Piece

キメるべきときにキメる、その線引きを曖昧にする “快適スリーピース”


格好いい男とはなんだろう。突然大上段に構える話となるが、服装を整えることを是と考える人ならば、「キメるべきときにキメる男」は、そうした男性像として挙げられるだろう。TPOをわきまえているとも言い換えられる。遊ぶときでも、「子供と遊園地」と「パートナーとレストラン」では、服装も変わってくるからだ。
ここで話したいのは、「キメるべきとき」。休日の男の服装が、「ゴルフ服」のそれと揶揄されたのは、今は昔。功罪あるという人もいる「クールビズ」を筆頭に、ここ十数年かけてなされた仕事着のカジュアル化によって、いわゆる「スマートカジュアル」が、市民権を獲得していると見ていい。装う本人が、そう自覚していないにしても、である。ノータイのジャケパン姿や、デニムやポロシャツのビジネスユースなど、清潔感を保ちながら、カジュアル服を巧みにキメている人を多く見受けるのだ。
スマートカジュアルとは、文字どおり洗練されたカジュアルスタイルの一種。もちろん、Tシャツ&短パン姿は論外。時として、インフォーマルの1段下に位置するドレスコードに数えられることも少なくない。パーティの招待状で「スマートカジュアルでお越しください」という一文を見たことがある人もいるだろう。こうしたシチュエーションで、単なるダークスーツでは面白みに欠けるもの。「キメるべきときにキメる」ことがうまい現代の男ならば、実際に「スマート」な、スマートカジュアルを実践できるはずだ。
そこで、現代の「スマートカジュアル上手」をつくるのが、スウェット素材によるスリーピースセットアップだ。CIRCOLO1901<チルコロ1901>が手がけた本アイテムは、大活躍必至。ダブルブレストのジャケットに、ジレまで備え、1プリーツのパンツが三揃いに。一見、堅苦しいことこの上なく思えるが、ストレッチを備えたスウェット素材がキモとなる。ツイード見えするグレンチェック柄をプリントし、大人らしい風格を醸しつつも非常に快適な着心地に。ノータイのVゾーンでも十分折り目正しく見えるのだ。
見た目においては、スリーピースでかしこまり感を演出しておきながら、その実は、素材とノータイによって快適性も享受。実に「スマート」にこなしているといえまいか。
リラックス感を大切にしたい休日、それでもかしこまった服装が求められるシーンにおいて、このセットアップを用いた「スマートカジュアル」は、実に幅広く使える。もちろん、ジレ、ジャケット、パンツをバラして使えば、可能性は無限大に近い。そうしてスマートカジュアルを自在に操ればこそ、「キメるべきときにキメられる」格好いい男に一歩近づけるのではないかと思うのだ。

グレンチェック柄がまさかのプリントという意外性

クローズアップしても、プリントとは思えない素材感とプリント技術が冴えるCIRCOLO1901<チルコロ1901>のスウェット素材。コットン95%にポリウレタンを混紡してストレッチ性を高めている。ダブルブレストの4Bのジャケットは、パッチポケットでカジュアル感がアップ。きっちりフロントを留めても非常に快適。しっかりと幅のあるラペルが、風格と男らしさを強調してくれる。

季節の変わり目に活躍するのがジレ

同素材のジレは、ミッドレイヤーというだけでなく、秋にはシャツ一枚に羽織るアウターとしても活躍。モノトーンの伝統柄ゆえに、写真のようにパンツとのセットアップというだけでなく、デニムやチノなど、異なる生地のパンツと合わせても、フィットするだろう。GIANNNETTO<ジャンネット>のシンプルな白シャツは、グレンチェック柄の全身に対して、ヌケ感を演出。顔まわりにはレフ版効果を発揮し、表情も明るく見える。

トレンド感の高いテーパードパンツはインプリーツ

昨今のトレンドを踏襲する、1プリーツを備えたテーパードシルエットのパンツ。スウェット生地の肉厚感もシルエットの保形性に貢献してくれる。内側に山のある「インプリーツ」と呼ばれるクラシカルな仕立てで、英国の伝統柄であるグレンチェックとも相性はぴったり。足元には、ANDREA VENTURA<アンドレア ヴェントゥーラ>によるブラウンのプレーントウ。ムラ感のあるレザーのアッパーによって、都会性とカントリー感がミックスされた佇まいの一足で、全身を締めくくっている。