春のトラベルスタイル_2

ジェンテ スタイル

Stylying

STYLE-14 SPRING TRAVEL STYLE 2

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SPRING TRAVEL STYLE_2

知的に量感も醸す“カジュアル以上、フォーマル未満”のニットジャケット

 さて、今回の主役はニットジャケットです。いわゆるテーラード型のニットジャケット。 これって今ではすっかり休日使いの定番といった趣ですが、ちょっと昔を振り返ればどうでしょう?  2005年クールビズ宣言から早10年。 あるいは服飾評論家・故落合正勝氏によって日本にもたらされた“クラシコイタリア”の洗礼から約20年。  と、そこまで遡らなくとも、“休日にジャケット”という選択肢が許されるムードは、去年、一昨年からと考えるのが一般的かもしれません。  とはいえ、脱コンサバの勢いは年々増すばかり。 仕事カバンはレザーのブリーフが絶対だった21世紀はじめ。 そこから数えるに、イタリアクラシコ、アウトドミックス、プレッピー再燃、ジャンダレス、ここ最近のエフォートレスに至るトレンドの功績を感じますよね。  これらを踏まえたうえで、ドレッシーに前進する休日服事情ですから、たとえばトラベルシーン、寒暖の変化が予測しにくい春先だからこそ、カーディガン代わりにニットジャケットをバッグに忍ばせておく。そんな選択も自然でしょ!?
今回用意したいのは、モードコンシャスな波柄が映えるPANICALE(パニカーレ)のニットジャケット。  これを主役にGIANNETTO(ジャンネット)のリネンシャツ、SANTANIELLO DP’S(サンタニエッロ デプス)の淡青テイパードデニム、足元はANDREA VENTURA(アンドレア・ベンチューラ)のパステル調のスエードローファーという軽快なスタイリングです。

シャツ×デニムの組み合わせは、それだけで十分に男性らしく画になりますが、そこは洒落者こそが好む破調の美しさ。 色の歩調を乱さず、かつベージュベースで知的に量感も醸す “カジュアル以上、フォーマル未満” のニットジャケットなら、体温調整の役割も担いつつ、非可逆的な進行を見せる休日服にも潤いが保てるというものです。 アウターを着るには暑すぎるし、シャツ一枚では心もとない。そんな春先にこそ、ボタンの掛け合わせひとつで表情を変えるジャケットの奥深さと、シワになりにくいニットの旨味を持ち合わせた1枚は活躍必至!?

立体感のある編み地がキレイなライトカラーのニットジャケット

ライトカラーのベージュをチョイスした、春らしく軽いテイストのニットジャケット。 コットン素材の見た目よりしっかりとした編み地で、肌当たりも良く、シャツとのコーディネートから半袖のカットソーなどとも相性の良いジャケットです。シーズン通して着用できシワを気にせずラフに扱えるのも魅力です。

メンズにもクロップドの波が押し寄せる?! 新しい提案のデニム。

?イタリアのサレルノにあるパンツブランド、サンタニエッロが新しく打ち出すデニムライン、DP’S〈デプス〉。ストレッチの効いた細身のデニムパンツを9分丈で仕上げ、くるぶしの上で履いて頂く提案のパンツです。 昨今のトレンドであり、定番となりつつある裾口のロープアップスタイルですが、もうひとつ先を行く着こなしの提案はこの春夏注目となりそうです。(現在未入荷)

アンドレア・ベンチューラ のサマースエードスリップオンシューズ

 ゴートスキンを使った ”カシミヤレザー” と呼ばれるソフトレザーを使い、履くことでフォルムが現れるほどのソフトな質感に仕上げたスリッポンシューズ。 ソールにも工夫を凝らし、柔軟性の高い ”フレックスソール” を使用。 アッパー・ソール共に柔らかく仕上げ、ストレスの無い履き心地を実現しています。 サマースエードを使ったこちらのモデルは、通気性が良く、キレイなサックスブルーが魅力的な仕上がり。 正に春夏向きのスリップオンシューズです。