EASY STYLE SET UP

ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)リスト画像

ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)

ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)メイン画像

STYLE-63

EASY STYLE SET UP

「ワンランク上の曖昧な柄を扱うなら、モノトーンで調和を

どんなことにも当てはまるだろうが、追求し始めたらさらなる高みを目指してしまうもの。 それは、コーディネイトにもいえるだろう。 これまでと「ちょっと違うこと」を取り入れることで新しい発見が生まれる。 そんなトライ&エラーの繰り返しだ。
ここでもたびたび扱っている「柄使い」についても、悩ましく感じる人は多いかもしれない。 うまくこなせれば数段洒落て見えるんだから、当然かもしれないよね。 とはいえ、これまでも無地ばかり着てきたわけじゃないはず。 ストライプやチェックなどの基本柄は、ものにしてきたんだからね。
そこでさらにコーディネイトをワンランク高めてくれるのが、このCIRCOLO1901<チルコロ 1901>のセットアップだ。 一見すると、日本の民芸織柄の一種である絣のようにも見えてくる。 昨今、注目度を集めている「クラフト」的なアプローチとも取れそうだ。 確かに今、藍染や法被、刺し子など、和のテイストをもつクラフト感が世界的にも取り入れられているから、手を出すなら今かもしれない。 境界が曖昧な柄には、わびさびさえ感じられる。 イタリア生まれでありながら日本的感性にも響く、なんとも奥ゆかしい柄だ。
それが、実はプリントと聞けばさらに驚きを禁じ得ない。 わびさびを遊ぶ粋な心まで醸せるんだから、なんと便利な一式だろう。
装い自体も難しく考える必要はない。 そう、既に何度か取り上げている「エフォートレス」なセットアップ。 ゆえに、インナーには白Tシャツをかます程度でOKだ。 さらに着飾りたい人には、黒を基調とした巻き物を。 セットアップ同様に曖昧な柄のほうが調和する。 ちなみにこちらは、L.B.M.1911<エルビーエム1911>のストール。 白いステッチのチェックと染め抜きのペイズリー柄がミックスした、輪郭がぼんやりした柄なのでちょうどいい。 彩度を考慮しないモノトーンがもたらすミニマルな美観は、こうした個性的な柄を扱う際には有用なのだ。
新しいことにチャレンジしたくなる春。 いつもと違う柄使いでワンランクアップする新鮮コーデをお試しあれ。

温かみのある柄をプリントで表現したCIRCOLO 1901の実力

  • ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)サブ画像1

絣のような柄は、実際よく見るとヘリンボーンをムラ糸で織り上げたような印象に。ジャージー素材を扱うのが巧みなイタリアンブランド、CIRCOLO1901<チルコロ1901>らしく、コットンジャージーにプリントを施してこの柄を表現。ラペル幅が広めでゴージ位置がやや高いクラシカルな見た目とは裏腹に、リラックス感を存分に感じられる着心地に仕上がっている。もちろんイタリアブランドならではのパターンの美しさもあり、羽織るだけで洗練された雰囲気が漂う。

パンツは、緩やかなテーパードで今どきに

  • ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)サブ画像2

セットアップパンツは、ノープリーツのテーパードシルエットを採用。腰回りに若干のゆとりを持たせつつ、裾に向かってゆるやかに細くなる現代的なもの。ジャージー素材特有の快適さに加えて、パターンでも着心地の良さを実現する。温かみのある柄の場合は、ともすると武骨さが野暮ったく転ぶ可能性があるので、見た目のフィット感と、都会的なシルエットは必須。その点、CIRCOLO1901<チルコロ1901>ならば、まるっきり問題ないのだ。

柔和に見せるなら、選びたい茶靴

  • ジェンテ スタイル63 2018SS SPRING JACKET STYLE CIRCOLO1901(チルコロ1901)サブ画像3

モノトーンの着こなしでまとめる際、より都会的な印象を与えたいなら、黒靴が間違いない。ところが、ここで選んだのは茶靴。イタリア人がこの好むのがグレースーツ&茶靴であり、ともに中間色であるがゆえに角が立たないのがポイント。さらに、今回はセットアップが、クラフト感のある温かみのある柄だけに、優しい調子で合わせたいところ。それには、茶靴がうってつけとなる。選んだのはOFFICINE CREATIVE<オフィチーネクリエイティブ>のプレーントウ。塗りムラのあるアッパーの表情も、セットアップに好相性。実は、L.B.M.1911<エルビーエム1911>のストールの柄に茶色が入っており、それを拾っているという細かな技も実践。

SPRING COAT_2

ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

STYLE-62

SPRING COAT STYLE_2

「3色以内」 に威力を発揮するインディゴカラー

「梅春」 という言葉は、ご存知だろうか。 三寒四温の渦中でまだまだ寒さがつのる梅の季節と意味するアパレル業界用語である。 つまり、気分は春に向かっているのに、重ね着は欠かせない。 結構アンビバレントなシーズンで、おのずとコーディネイトも難しくなってくる。 街なかでも重たい冬アウターと春色のマフラー、みたいなちぐはぐコーデを見かけることも少なくないよね。
着用点数も増えて、季節感も合わせなければいけないのだから、難しいのは当然ともいえる。そんな折に春らしい軽快さとまとまりを生み出してくれる魔法の3色を紹介したい。
「 ネイビー ・ グレー ・ 白 」 である。
ルール無用で自由度が高いカジュアルスタイルを、難なくお洒落に見せたいなら「3色以内でまとめる」が有効とされる。もちろん4色だって構わないが、色数は減らしたほうがまとまりやすいので、多くのスタイリストやショップ店員が推奨しているテクニックだ。
そこで上記の3色となるが、これはベーシックカラーで最もメンズファッションに馴染み深い色といえるだろう。 そう、日常ビジネスではジャケット、シャツ、パンツ、タイで使っているもの。 また、季節に左右されない基本色というのも、使い勝手がいいのだ。
実際合わせる際に、これを難しく考えてしまうと、濃淡のバランスは? 各配色の分量は? など疑問も浮かぶだろうが、このあたりは考えなくてOK。さほど問題じゃない。ポイントは、3つのうちのネイビーにあたる素材に「デニム」を1点投入すること。 これは万能で、色落ちの風合いがあるぶん、3色に奥行きをもたらしてくれるのだ。
さらに、季節感を醸すのに一役買うアウターがロングニット。 防寒できるうえに軽快さをもたらしてくれ、梅春感が引き立つのだ。 ゆめゆめ冬アウターは禁物。   これは肝に銘じたい。
ということで、例えば、こちらのコーデをご覧あれ。
ネイビーに、GIANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツとPANICALE<パニカーレ>によるリネンのロングニット、グレーは、CIRCOLO 1901<チルコロ 1901>のTシャツとDIADORA<ディアドラ>のスニーカー、そしてBRIGLIA<ブリリア>の白デニムを配置して、3色使いを実践した。
こんな装いで梅の花見にでも出かければ、さしずめ紅梅が差し色となり、文字どおり、装いにひと花咲かせてくれるに違いない。

風合いも春らしい、PANICALE<パニカーレ>のリネンニット

  • ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

肌寒い春先のアウターとして重宝するのがロングニット。 軽快かつ寒さをしのいでくれる。ただし素材には注意が必要。起毛感が強めの冬素材は禁物となる。 ここで選んだのは、ペルージャのニッター、PANICALE<パニカーレ>のリネンニット。ゲージはざっくりしながらも、軽量で通気性もいい。 そして素材の光沢感が上質な雰囲気出しに貢献してくれるのだ。 ショールカラーなので、コートライクに羽織れるのもメリット。春先に重宝すること間違いない。

3色のなかで、違いを生み出すデニムの力

  • ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

ネイビーとして取り扱ってOKなのが、デニムのインディゴカラー。 色落ちなどの風合いが、全体のなかで奥行き感を醸してくれる便利なアイテムだ。 GIANNETTO<ジャンネット>のデニムシャツは、イタリアのカミチェリアらしく、ボディラインに沿ったエレガントなシルエットを保ちつつ、ウエスタンヨークやスナップボタンを配するなどアメリカンな遊び心も表現。 脱いだときに男らしさを醸せるミッドレイヤーとなる。

バッグもネイビーで、3色をキープ

  • ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

小物にまで配色への思いを致せれば、申し分なし。 ここでは、ネイビーのコットンキャンバストートで春の軽快さをプラス。 ROBERT BALLERI<ロベルト・ヴァレッリ>のイタリア生まれのバッグブランド。 大ぶりで内側にもポケットを装備するなど、収納力にも優れるため使い勝手は抜群だ。

SPRING COAT #1

ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

ジェンテ スタイル61 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

STYLE-61

WINTER COAT STYLE_1

甘辛? スイカに塩? ジャクスタポジションを実践するデニムコート

相反する二つの要素をミックスするとよりよい結果が得られる。身近な例を挙げれば、スイカにかける塩が代表的だが、そのほか日常で多くの例を実感することがあるだろう。
もちろん、ファッションにおいてもそれは当てはまる。 女性誌あたりでは「甘辛コーデ」なんて呼ばれるスタイルがそうだ。 例えば、革ジャンにロングスカートだとか、MA-1に花柄アイテムだとか、ね。 甘口な女性らしさがピリリと引き締まるというわけ。
で、我々大人の男の服装において欠かせない相反的2要素は「ワイルド&エレガント」だろう。 つまり骨太かつ上品ということ。これを意識すれば、スタイリングにいっそう磨きがかかること間違いない。
ここでワイルド感を請け負うのが、デニムだ。150年近いデニム史を読み解かずとも、一見して、いかに骨太なワークウェアか、そして、そうした骨太感を象徴するファッションアイコンかがわかる。ジェームズ・ディーンやスティーブ・マックイーン、白洲次郎たちがファッションの俎上に乗せつつ、70年代以降はハイファッションのデザイナーたちが、こぞって用いたことからも明らかだしね。
これを現代のエレガンスとして取り入れるなら、チェスターコートがいい。そう、デニムのチェスターコートだ。となれば、GIANNETTO<ジャンネット>のこちらが、まさに好都合な一品になる。
料理は簡単だ。デニムパンツをはくように、鉄板の相棒=チェック&カーキでOK。ここでは、チェックシャツはそのまま活かすとしても、コートがデニムとなるので、パンツがカーキというふうに素材を逆転させる。つまり、デニムのコートにカーキ色のパンツ。そこで、ドレス感とカジュアル感を併せ持つBRIGLIA<ブリリア>のコットンスラックスをチョイスした。チェックのシャツは、コートと同じGIANNETTO<ジャンネット>謹製。いずれもイタリアブランドなので、服を知り尽くした国らしいエレガンスが滲み出る。足元はスニーカーでなく革のオックスフォードを選んでいる点や、PERSOL<ペルソール>のサングラスで骨太感をドライブしている点も、ワイルド&エレガントを加速しているといえるだろう。相反する二つの要素を並列することを、英語で「Juxtaposition」(ジャクスタポジション)というが、まさにそれを地で行くスタイル。
いずれ来る春の足音に耳を傾けつつ、まだまだ寒い梅春をデニムコートによるジャクスタポジションで楽しんでみてはいかがだろう。

オーセンティックなアクセサリーはアイウェアのみにする?

  • ジェンテ スタイル61 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

ごちゃごちゃとアクセサリーを飾り立てるより、印象が変わりやすい顔まわりのアクセサリーは効果的。ここでは、一本でワイルド&エレガントな老舗PERSOL<ペルソール>のブロータイプをオン。クラシカルなべっ甲調のブロー部分とグリーンのレンズがレトロ好きの心をくすぐり、スタイルをランクアップしてくれるのだ。

チェックシャツは、デニムコートに合わせたブルー系

  • ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

骨太なデニムコートにインするには、同じく骨太な匂いのするチェックシャツがいい。もともとカミチェリアを出自とするGIANNETTO<ジャンネット>ゆえに、シャツの仕立ても絶品で、こちらは背面にダーツをとったスリムフィット。コートの中でもたつかないうえに、フィット感も心地よい。ホリゾンタルカラーは、イタリアンなテイストを醸せるディテール。Vゾーンに表情を与えてくれる点もいい。チェック柄をデニム同様のブルー系でまとめ、すっきりとまとめてエレガンスをプッシュ。

パンツ&シューズのボトムスはエレガンスを担当

  • ジェンテ スタイル62 2018SS SPRING COAT2 STYLE PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO 1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA(ディアドラ)

デニムに好相性なカーキカラーながらも、エレガンスが滲むBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツ。それもそのはず、ナポリの東部でパンツ専業に邁進するブランドで、シルエットの美しさは評価が高い。こちらは2タックの仕様で、腰回りにゆとりを持たせつつも裾に向かってテーパードしたモダンな一本。エレガンスつながりで合わせたシューズは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ。ムラのある表情は、単にレザーシューズというエレガンスにとどまらず、ワークテイストと相まった骨太感も匂わせる。

WINTER COAT STYLE_2

ジェンテ スタイル60 2017AW WINTER COAT STYLE HEVO(イーヴォ),CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),ANDREAVENTURA(アンドレアベンチューラ)

ジェンテ スタイル60 2017AW WINTER COAT STYLE HEVO(イーヴォ),CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),ANDREAVENTURA(アンドレアベンチューラ)

ジェンテ スタイル60 2017AW WINTER COAT STYLE HEVO(イーヴォ),CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),ANDREAVENTURA(アンドレアベンチューラ)

STYLE-60

WINTER COAT STYLE_2

「トレンド」と「季節感」を取り入れるなら、「インスタ映え」が有効?

気がつけば、年の瀬。 今年の流行語予想なんてものが巷間喧しい。 そんななかに「インスタ映え」なる単語がリストアップされている模様。 もはや、SNSを「若者のもの」なんて古臭いことを言うジェンツもいないだろうから説明不要だよね。 むしろ、自らのコーデをポストするようなウェルドレッサーならきっと、「トレンド」や「季節感」を盛り込んで、自身の冬の装いをさりげなく披露さえしているに違いないのだから。
まぁ、SNSにアップする、しないはともかく、とかく重くなりがちな冬のコーデだけに、「インスタ映え」する、画面が華やぐようなノウハウは、そのまま我々の日常にも生かせるってわけ。
ということで、華やかさを重視した冬の装いを提案したい。 そこで重要となるのが、配色だ。やはり暗くてはいけない。 そこで提案したいのが、上品かつ明るく見える大人の色使いに相応しい色、それがキャメルだ。 特にキャメルカラーのコートは、チャールズ皇太子やウィンザー公など、英国紳士が愛した冬の外套。 かつては、保温性と通気性に優れる本当にラクダのヘアを用いたアイテムだったが、現在は、その色を踏襲したアイテムが広まって、冬の色として愛されている。 それだけにクラシカルなムードは満点。 つまり、ここに着ているHEVO<イーヴォ>のコートは適役となる。
それに、見方を変えれば、英国から連想する「あの色」にも見えるでしょ? そう、ミルクティー。 実際、冬のミルクティーカラーはレディスにも人気で、暖かさと柔和さを兼ね備えた上品な色として支持されている。
その上品さを生かして、ミルクのようなオフホワイトのパンツ、そしてロイヤルコペンハーゲンのティーカップに使われるようなブルーのニットが、ここに相性がいいのは、言わずもがな。 すると、手に持っているタータンチェックのマフラーは、なんだか紅茶にも思えてくるじゃない? (あ、有名紅茶ブランドのアイコンもタータンだ!)
冗談はさておいても、英国の伝統柄であるタータンがブリティッシュトラッドな風情を高めてくれるのは、間違いなく言えること。 前回触れたように、チェックはトレンド柄でもあるわけだし、アクセントとして差し込みたいところだ。 と、明るく上品な配色で、季節感とトレンドを生かしながら冬コーデを制覇して、あわよくば「インスタ映え」を狙って見るのも悪くないかもね?

HEVO<イーヴォ>のキャメルコートに華を添えるGIANNETTO<ジャンネット>のチェックマフラー

  • ジェンテ スタイル60 2017AW WINTER COAT STYLE HEVO(イーヴォ),CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),ANDREAVENTURA(アンドレアベンチューラ)

上品なキャメルカラーの素材は、ウールにナイロンを混紡した軽さをプラスしたもの。トレンドである、ゆったりシルエット&ロング丈にもかかわらず、重くなりすぎないのがポイント。同じくトレンドであるチェック柄は、マフラーで取り入れるのが最もお手軽。例えば、GIANNETTO<ジャンネット>大判タイプを、ポンチョのように巻いてモードな風情を演出するのも一手。クラシカルなアイテムでも、がらりとモードな雰囲気に寄せることができる。

ブラウン系の装いに意外と似合う“アズーロ・マローネ”なタートルネック

  • ジェンテ スタイル60 2017AW WINTER COAT STYLE HEVO(イーヴォ),CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),ANDREAVENTURA(アンドレアベンチューラ)

ブラウン、ベージュ系の装いには、同じ茶系のトーンをグラデーションするのが最も簡単といわれる。が、そこに変化を加えるのが、ブルー使いだ。イタリア人がよく使う手法で、反対色のブルーを挿すことで、“スイカに塩”のように互いにその魅力を発揮し合うってわけ。ここでは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のタートルネックを使用。イタリアブランド特有の発色の良さと、よく見ると細かなケーブル編みが配されており、着こなしに奥行きを与えてくれるのだ。

冬こそはきたいBRIGLIA<ブリリア>のオフ白パンツ

  • ジェンテ スタイル60 2017AW WINTER COAT STYLE HEVO(イーヴォ),CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),ANDREAVENTURA(アンドレアベンチューラ)

重くなりがちな冬にこそ取り入れたいのが、オフ白パンツだ。キャメルカラーに似合うのはもちろん、黒、ネイビー、グレーなど、おおよそ冬アウターに想定される色全般とマッチする。そのうえで、重くなりがちな装いを軽く見せるのだから、取り入れない手はない。こちらのBRIGLIA<ブリリア>は、ノータックの細身タイプ。 膨張色であるオフ白をスッキリ見せてくれる。足元に選んだOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウは、明るいながらも落ち着いたブラウンをチョイス。濃度を高め、全体を引き締める。色の塗りむらも、さりげなくヌケ感を演出してくれるのだ。

WINTER COAT STYLE_1

ジェンテ スタイル59 2017AW WINTER COAT STYLE L.B.M.1911(コート),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),PANICALE(パニカーレ)

ジェンテ スタイル59 2017AW WINTER COAT STYLE L.B.M.1911(コート),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),PANICALE(パニカーレ)

ジェンテ スタイル59 2017AW WINTER COAT STYLE L.B.M.1911(コート),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),PANICALE(パニカーレ)

STYLE-59

WINTER COAT STYLE_1

今期流、トレンドアイテム「チェック」の取り入れ方

今冬、モード界を席巻しているのが、チェック柄である。 ランウェイでコレクションを発表するほとんどのブランドのルックに採用されていた。ここ数シーズンは、ミニマル、シンプルな傾向が終焉を迎え、大胆で華やかなアイテムが増えているのは事実。 実際、気分が重要事項のファッション(この言葉の意味自体が、流行だからね)において当然の帰結ってもんですが。
20世紀中盤に活躍した文化人のひとり、写真家のセシル・ビートンは、著書「ファッションの鏡」において、こう言っている。 「流行にまったく無頓着な人は、損をするだけだ」と。 理由は、流行がもつ「素晴らしい多様性と魅力を取り逃がしてしまう」から。 そして「流行を問題にしない人間は、生活それ自体を問題にしないのだ」とも。
ただ、男は流行には、少々奥手なところがあって、おいそれと「乗ってます」ってな感じにしたくない。 そんな傾向がある。 だからといって、ちょっとダウントレンドな錆びついた格好をしたいわけでもない。
さて、どう取り入れるか。 もちろん、ストールなどの巻き物などは最右翼だが、それに並ぶほど手軽なのが、実はコートなのだ。 上半身以上を覆うためにパンツ合わせるだけでOK、コーデ不要で超楽チン。 “楽しんでる” 効果もてきめんだ。 控えめ感については色味でカバー、ダークトーンなら、落ち着いて見える。
そこで、L.B.M.1911<エルビーエム1911>のカーコートである。 ご覧のとおりの「チェック」柄。 しかも、結構大胆な大柄である。 それでいて、カラートーンが、ネイビー×ブラック×ベージュと落ち着いているので、上記に当てはまり、確かに取り入れやすそうだ。
普段着るようなネイビー無地の感覚で着こなしても構わないだろう。
少し覗くVゾーンには、コートで使用している色みを少々拾ってやればいい。
実際、ここでもPANICALE<パニカーレ>のニットとGIANNETTO<ジャンネット>のシャツをインして実践している。 パンツの色みは主張のないベーシックカラーであれば問題なし。
正面から素晴らしい多様性を持つ流行に切り込みながら、見た目は控えめ。マンネリしがちな冬コーデにチェックのコートで新鮮味を。こんなふうに、人生を、生活を楽しまなきゃ損だよね。

短丈が軽快なL.B.M.1911<エルビーエム1911>のカーコートって?

  • ジェンテ スタイル59 2017AW WINTER COAT STYLE L.B.M.1911(コート),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),PANICALE(パニカーレ)

車に乗るときに、さばきが楽チンということで作られた膝上丈のスポーツコートのこと。 その軽快なスタイルは、もちろん車を運転しなくったってOKで、ジャケット感覚で楽しめるのがポイント。3色を組み合わせた大きなチェック柄だが、基本色がベースなので、取り入れやすいだろう。素材は、ウール・ポリエステル・アクリル・アルパカを混紡。軽量で丈夫かつ、保温力を高めている。FINGERS VENEAIA<フィンガーズ ヴェネチア>のレザーグローブでは、ストライプ柄にパンツのカーキを拾い、小物で統一感もキープ。

コートの色みを拾ったVゾーンで柄コートにまとまりを

  • ジェンテ スタイル59 2017AW WINTER COAT STYLE L.B.M.1911(コート),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),PANICALE(パニカーレ)

コートに使用されているベージュをキーカラーに着用したのが、PANICALE<パニカーレ>のニット。よく見ると細かな編み柄が入り、見た目にも奥行きを与えてくれる。 さらに首元からは、同じくコートの色であるネイビーのシャツを。 これは、名門GIANNETTO<ジャンネット>の一品で、濃色なので、引き締め効果も期待できる。重ね着の際に中でもたつかないスリムフィットの仕立てである点もうれしいところ。

新鮮さとモダンさを加えるBRIGLIA<ブリリア>のスラックス

  • ジェンテ スタイル59 2017AW WINTER COAT STYLE L.B.M.1911(コート),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),PANICALE(パニカーレ)

トレンドということで、さりげなく合わせるディテールとしておすすめなのが、1タックである。このところ、タック入りのテーパードパンツが豊作だ。 なかでもこちらのBRIGLIA<ブリリア>は、シルエットメイキングが巧み。緩やかな腰回りからすっきり裾まで落としてくれる。色味は、カーキ。トップスのネイビー&ベージュに、ちょっと男クサさを加えてくれるスパイス効果あり。さらにANDREA VENTURAE<アンドレアベンチューラ>のスエードブーツも同色でまとめれば、チェック柄のコートがさらに生きること間違いない。

RELAX KNIT OUTER_2

ジェンテ スタイル58 2017AW RELAX KNIT OUTER_2, PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA HERITAGE(ディアドラヘリテイジ)

ジェンテ スタイル58 2017AW RELAX KNIT OUTER_2, PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA HERITAGE(ディアドラヘリテイジ)

ジェンテ スタイル58 2017AW RELAX KNIT OUTER_2, PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA HERITAGE(ディアドラヘリテイジ)

STYLE-58

RELAX KNIT OUTER_2

格好つけない格好よさを手に入れるためのロングカーデ

究極を言うと、男というものは、「格好つけてないのに格好いい」のが、いちばん格好いいと思っている。 「狙ってない」ってやつだ。 往年のたとえで恐縮だが、NYの写真家、デニス・ストックが撮影したジェームズ・ディーンの佇まいや、「絶対非演出」と掲げてリアリズムを徹底した巨匠、土門拳の「絶対スナップ」なんかに、僕ら男がドキッとするのは、その瞬間にしかない格好よさが現出しているからなんだろう。
そこに作為や演出がないのかといったら、そうでもないはずで、製作者の意図は少なからず介在する 。ジェームズ・ディーンだって、自らを格好よく見せる所作を体得していたはずだし、土門拳の写真にしても、フレーミングや背景の選び方、フォーカスなどの要素が輻輳的に重なっている。 そんなふうに「無作為的な作為」が介在して、ひとつの「格好よさ」が生まれていると思う。 急にライトな感じで恐縮だが、この10数年で確実に市民権を獲得した「無造作ヘア」を思い浮かべてほしい。 かなり造作した「無造作」だろうが、男子がこぞって取り入れているのは、つまりそういうことだ。
そんなふうに、作為がないように見せながら、結果格好いい。 なんて服があれば、ぜひ着て見たいというのが本音だよね? PANICALE<パニカーレ>のロングカーディガンが、まさにそうなんだ。 まるで室内でリラックスしているような、ガウンライクなショールカラー、コートのようなダンディズムも醸せるコートのようなロング丈、イタリアが産んだ上質なニットがもたらす体を包み込む心地よさ、それでいて、羽織った瞬間に着こなしが洒落て見えるブロックチェック。 ブラック×ブラウンの落ち着いた雰囲気がいい。
ベースの装いについては、いつもの、飾らないシャンブレーシャツ&コッパン&スニーカーでOK。 自然体な感じを「作為的に」生み出せるというわけ。
いわゆる「ワンマイル」程度のお出かけにキメすぎていたら、むしろ格好悪いわけで、このコーディネイトなら、そのあたりもうまく演出可能。 ご近所での好感度も上がっちゃうかもしれないね。 もちろん、髪型は無造作ヘアで。

絶妙なほっこり感と濃色の落ち着き感が大人の雰囲気

  • ジェンテ スタイル58 2017AW RELAX KNIT OUTER_2, PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA HERITAGE(ディアドラヘリテイジ)

ショールカラーが優しい雰囲気のPANICALE<パニカーレ>のロングカーディガン。お尻が隠れるくらいのロング丈で、コートライクな着こなしが可能。ウール、ナイロン、モヘアを絶妙にブレンドしたニットは、肌触りが最高で、常に肌に触れていたくなる存在。一点羽織るだけでも華やかなのは、ネイビーとブラウン、グレーを巧みに使った好配色。大胆さとシックさが同居している。世界的なニット産地、ペルージャを拠点とするブランドならではの高品質が、その着心地の良さからも伝わってくる

インナーは、シャンブレーシャツ&ヘンリーネックで普段の“アメカジ感”を

  • ジェンテ スタイル58 2017AW RELAX KNIT OUTER_2, PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA HERITAGE(ディアドラヘリテイジ)

羽織るだけで一点突破できるニットカーディガンだが、実はさりげなくインナーにも、「無作為的演出」を施した。いかにも“アメカジ”風なシャンブレーシャツ&ヘンリーネックT
シャツなのだが、ともにイタリアンブランド。シャツはGIANNETTO<ジャンネット>謹製で、スリムシルエット&カッタウェイシャツがセクシー。そこにインしたTシャツは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のロングTシャツ。男らしいながらも、ちょっとしたセクシーが加わるのが、格好よさの秘密なのだ。

気取らないBRIGLIA<ブリリア>のコットンパンツとDIADORA<ディアドラ>のスニーカー

  • ジェンテ スタイル58 2017AW RELAX KNIT OUTER_2, PANICALE(パニカーレ),GIANNETTO(ジャンネット)CIRCOLO1901(チルコロ1901),BRIGLIA(ブリリア),DIADORA HERITAGE(ディアドラヘリテイジ)

自然体を醸すのには、はき慣れたコットンパンツが一番。1タックのスリムシルエットによりさりげないモダンさを醸し出している。ドレスパンツの仕立てながらも、製品染めによるエイジング加工が施されており、こなれた雰囲気が最初から備わっているのは、うれしい限り。合わせる足元は、DIADORA<ディアドラ>のスニーカー。上質なスエードの柔和な表情が、肩肘張らない雰囲気と大人に似合う上質感を演出してくれるのだ。

RELAX KNIT OUTER_1

ジェンテ スタイル57 2017AW KNIT OUTER_1, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

ジェンテ スタイル57 2017AW KNIT OUTER_1, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

ジェンテ スタイル57 2017AW KNIT OUTER_1, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

STYLE-57

RELAX KNIT OUTER_1

羽織るだけで即OKな、全方位的好印象カーデの秘密

『人は見た目が9割』??竹内一郎氏が著したベストセラーのタイトルだ。なかなかショッキングなタイトルなのだが、内容は極めて実際的で、主に非言語の情報伝達について記されている。 特に注目したい記述は、「人間が伝達する情報の中で、話す言葉の内容そのものが占める比率が7%程度」というもの。 その他の項目を挙げれば「表情は55%」ということで、視覚的な情報が与える印象が大きいことがよくわかる。 この著書以外にも「見た目の大事さ」を説くものが多いのは、社会がその認識を共有している証左。 何より、実際問題、僕らは「見た目」を随分と気にしているしね。
つまり、それはあながち間違いじゃないってことで「見た目道」を邁進したい。 で、ビジネスならば、スーツやジャケパンを押さえておけば無難なのだが、ことリラックスしたい休日のカジュアルとなると事情は異なる。そう、ゆるさと清潔感のバランスが難しいのだ。
逆を言えば、見た目の好印象が手軽に入手できたら、それに越したことはないよね。 そんなゆるさと清潔感のバランスを一枚で取ってくれるのが、ショールカラーニットってわけ。
ざっくり編まれたカーディガンのリラックス感??着心地も良くて暖かい??と、同時にショールカラーの首回りがジャケットのような体裁で、ちょっとかしこまって見えるのだ。 一枚羽織っているだけで印象がアップする。 ただ、選びも肝心であることを強調したい。質の悪いものだと、毛艶もなく、毛玉も出来やすい。 よれよれのニットは清潔感とはまるでかけ離れてしまう。
そんな問題を機にすることなく推奨できるのが、CILCORO 1901<チルコロ 1901>のこちら。上質なウール100%の心地良さ、毛艶の良さを備えているから、ただでさえ清潔感のあるオフホワイトが、とっても眩しく見える。 さらに、ヘリンボーン風の編み柄でちょっとしたヒネリを効かせているから、個性的に見えるのもいい。
インナーは、普段どおり、ラフな白シャツとジーンズ、ローファーで構わない。 むしろ自然体な感じが好感度を高めてくれるだろう。
少し服飾的なことを言えば、トラッドなアイテムを着崩した雰囲気ともいえる。 そう考えれば、慣れ親しんだテイストで、こうもいい感じになるんだから、採用しない手はないだろう。  さあ、見た目を整えたら、残りの1割である「中身の精進」に勤しもう!

インナーにはカミチェリア、GIANNETTO<ジャンネット>の白シャツを

  • ジェンテ スタイル57 2017AW KNIT OUTER_1, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

ヘリンボーン風の編み柄に木製のボタンが、優しい印象を高めてくれるCILCORO 1901<チルコロ 1901>のカーデは、フロントを閉じるときちんと感のほうがが増してくる。そこにインしたいのは、カミチェリアが作るきちんとしたシャツだ。その点GIANNETTO<ジャンネット>は、「餅屋の餅」。オックスフォードの生地は、トラッドな全身に見事マッチ。ジャケットのVゾーンでも、自慢のカッタウェイカラーが、イタリアンなエレガンスを醸し出してくれるのだ。

名脇役デニムは、NINE:IN THE MORNING<ナイン:インザモーニング>で

  • ジェンテ スタイル57 2017AW KNIT OUTER_1, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

主演男優賞がカーディガンなら、助演男優賞がこのジーンズ。馴染みすぎて主張こそしないが、このNINE:IN THE MORNING<ナイン:インザモーニング>のストーンウォッシュジーンズは、ストレッチが効いており、はき心地は最高。さらに、ゆとりのある腰回りから裾に向けてのテーパードシルエットが、モードな風情も醸し、スタイリッシュに見せてくれる。裾上げをほぐした加工も、こなれ感を演出。一本持っておいて損はないだろう。

トラッドに締めるOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のコインローファー

  • ジェンテ スタイル57 2017AW KNIT OUTER_1, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

トラッドライクにまとめたいからOFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のコインローファーが必須。アッパーのレザーに、味わい深い色ムラ加工を施したヴィンテージフィーリングの一足。1995年にデザイナーのロベルト氏が立ち上げたイタリアンブランドらしい、正統派ながらも色気のある木型が特徴的。素足に合わせるだけでも、軽快さのなかに、ちょっとしたセクシーさが加わるのだ。

OFF JACKET STYLING_2

ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING_2, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING,_2 GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING_2, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

STYLE-56

OFF JACKET STYLING_2

TPOを問わない、ジャケットスタイルの現代解釈

改めて言うまでもないが、基本的にどこで何を着ようが服装というものは自由である。 ただし、社会的に必要に応じて装いを変えているのが実際のところ。 いわゆるTPOというやつね。 いつ? 誰と? どんなときに? とまぁ、分別のある大人ならば、自然と行なっているものだ。 仕事やフォーマルならば、より社会的に明確なコードに従えばよいのだが、こと休日のカジュアルとなると、自由すぎて困ってしまう人もいるんじゃないかな?
服飾史家の中野香織さんは、著作「モードの方程式」のなかで、「暗黙のドレスコード」を「誰かが指定するわけでもないのに、成員が自発的に編み上げるとしか思えないコード(掟)」が、「およそソサエティのあるところ」に存在することを指摘している。 例えば、授業参観だったり、友人宅のパーティだったり、同窓会だったり。
そうしたコードから、間違いなく逸脱をきたさないアイテムが「ジャケット」という結論に至ることに異論はないだろう。 とにもかくにも、まあ、なんとかなるのだ。 休日の装いの筆頭格、Tシャツ&ジーンズに、さらりと一枚、というのも全然OK。
そこは休日。 やはり窮屈なのは御免被りたい。 ということで活躍必至なのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャージージャケット。 ストレッチが効いていて楽チンでありながら、細かな起毛感が優しくエレガンスを醸してくれる一方、スウェットのようなメランジ調のグレーについては、まるでパーカを羽織るような感じでカジュアルでもある。
実は、昨今こういったアイテムは主流。 ここでは、とりわけ新鮮味を醸せる着こなしを伝授したい。 同じくCIRCOLO1901<チルコロ1901>の長袖Tシャツに、NINE:IN THE:MORNING<ナイン イン ザ モーニング>のルーズなデニムにくだんのジャケットをさらりと羽織る。 ここに、今年トレンドとなるだろうチェックシャツを腰に一巻きしてアクセントとするのだ。 ジャケットと同じグレーベースなら、さりげなさも加わるというもの。
さしずめ、ジェームズ・ディーン・ミーツ・カート・コバーンといったところか。 新旧のスタイルアイコン両名が現代に蘇り、「暗黙のドレスコード」に従う際には、こんな着こなしをしたんじゃないか、なんて、思わず想像の羽を広げてしまう。

リラックスしながらもかっちりなCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャケット

  • ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING_2, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

打ち込みのしっかりしたジャージー素材のジャケットは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>謹製。 イタリアはバーリに本社を構えるテキスタイルカンパニーが展開するコレクションゆえに、素材感が抜群にいいのだ。 イタリアンブランドらしく流麗なラペルの返りや、肩のシルエットなど、アンコンの仕上げなのにエレガントに仕上がっている。 インナーも同社の長袖Tシャツ。 肌触り抜群のこちらは、カットソーライクに着用したい。 アクセントとなるのが、黒縁メガネ。ジェームズ・ディーンよろしく、Tシャツ&ジーンズに好相性となる

加工のなかに清潔感がある稀有なナインインザモーニングのジーンズ

  • ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING_2, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

全体に淡いトーンに仕上げているNINE:IN THE:MORNING<ナイン イン ザ モーニング>のジーンズもジャケットスタイルのなかでは、ハズしの効果をもたらしてくれる。 シームのアタリや、膝のリペア加工、裾をほぐした加工など、ユーズド感が満載ながら、カラートーンが爽やかなので清潔感さえ漂っている。 シルエットは、腰回りにゆとりのあるテーパードスタイルで、トレンド感が加わる。 腰に巻いたチェックシャツは、GIANNETTO<ジャンネット>のライトネルシャツ。 シャツファクトリーが作るエレガントな仕上がりは、インナーとして着用してもよく似合う。

オフィチーネ クリエイティブの黒プレーントウが都会的に引き締め

  • ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING_2, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

ジャケットを羽織っているとはいえ、ベースはTシャツ&ジーンズ。スニーカーでも相性は良さそうだが、ここは、主張が少なく都会的な印象にまとまるプレーントウをおすすめしたい。 着用したのは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>。 アメカジテイストを盛り上げつつ、大人らしさをプラス。 裾上げをほぐしたような加工のジーンズともコントラストが生まれる。

OFF JACKET STYLING_1

ジェンテ スタイル55 2017 OFF JACKET STYLING,GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901),DIADORA(デイアドラ)

ジェンテ スタイル55 2017 OFF JACKET STYLING,GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901),DIADORA(デイアドラ)

ジェンテ スタイル55 2017 OFF JACKET STYLING,GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901),DIADORA(デイアドラ)

STYLE-55

OFF JACKET STYLING_1

セットアップ服に見る「エフォートレス」の極意

人間というのは欲張りなもので、最小限の努力で最大の効果を得ようとするフシがある。 試しに「最大限 最小 効果」というキーワードでネット検索をかけると、概ねビジネスや経済に関するトピックスがヒットした。 そりゃそうだ。 誰だってなるべく労力をかけずに儲けたいもんね。
そんな考えがファッションにも広がっている。 「エフォートレス」なんて言葉、耳にしたことはあるだろうか? 努力をせず、軽々とやってのける、なんて意味で、肩肘張らず気軽に取り組める着こなしのこと。 え、なんだって?  俺たちはこれまで、雑誌を読んで、ショップに通って、努力の結果身につけてきたものを「センス」と呼んで、拠り所にしてきたんだ、それを「エフォートレスに」なんて不届きな。 なんていう声も聞こえてきそう。 まあまあ。楽してキマるならいいじゃない。
エフォートレスの急先鋒がセットアップコーデだろう。 上下が共生地でジャケット&パンツが主体。インナーはTシャツであっても、足元がスニーカーであっても、コーディネートにあれこれ思案することなく、見た目キマってしまうわけね。 こういうスタイルは、ちょっとでかけたい休日にうってつけ。 特にどこへ行こう、なんて決めてない街中だと最高に使える。 急にかしこまった場所に行こうと思っても対応できるから。 とりあえず、で、セットアップを着ればいい。
特に今季的な新鮮味を出すなら、GIANNETTO<ジャンネット>のセットアップはおすすめだ。 トレンドと目されているコーデュロイが、大人の落ち着きを見せてくれる。 休日ならば、やっぱり気取らないインナーで。 そこには、CIRCOLO1901<チルコロ1901>の長袖Tシャツを。 実は、この長袖Tシャツはさりげないヒットアイテムで、ストリートの香りをまとわせながら、上品なカットソーにも見える優れものだ。 足元はDIADORA<ディアドラ>のスニーカー、頭には、GIANNETTO<ジャンネット>のニットキャップ。 これなら、セットアップで起こりがちな「キメすぎ」感も皆無というわけ。 セットアップを選ぶという最小の努力で、気軽に最大効果を得る「エフォートレス」の極意。 こちらのスタイルで堪能してみては?

着心地にもこだわったGIANNETTO〈ジャンネット〉のジャケット&CIRCOLO1901〈Tシャツ〉

  • ジェンテ スタイル55 2017 OFF JACKET STYLING,GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901),DIADORA(デイアドラ)

セットアップながらも硬すぎないのは、ベースのコーデュロイにウォッシュがかかっているため。それでも打ち込みの強い生地なので、くたびれ感はなく、ほどよくリラックス感を与えてくれる。もちろんイタリアンブランドのGIANNETTO<ジャンネット>ゆえに、一枚仕立てでもシルエットは美しく、ボタンを開けても綺麗なラインに。付属のラペルピンもうれしいポイント。インナーは、CIRCOLO<チルコロ>のロングTシャツ。ストレッチも効いており、着心地も抜群だ。

同じく起毛したスエードによるDIADORA〈ディアドラ〉のスニーカー

  • ジェンテ スタイル55 2017 OFF JACKET STYLING,GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901),DIADORA(デイアドラ)

パンツはノータックながらも、緩やかなテーパードが旬をしっかりとキャッチ。 足元には、同じネイビーのスニーカーを。 スエードアッパーがクラシカルな、DIADORA<ディアドラ>の一足。 スポーティな雰囲気を醸しつつ、大人のセットアップに色気まで与えてくれる。 セットアップのコーデュロイとスニーカーのスエードは、同じ起毛素材。 その点において、色だけでなく、素材にも気遣う洒落感が、ここでは醸し出されている。

GIANNETTO<ジャンネット>のニットキャップがヌケを生む

  • ジェンテ スタイル55 2017 OFF JACKET STYLING,GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901),DIADORA(デイアドラ)

アクリル&ウールのニットによるワッチキャップは、セットアップのきちんと感にストリートなヌケを与えるハズし小物。コーデ全体をネイビーでまとめているので、合わせてこちらもネイビーに。イタリアンブランドのGIANNETTO<ジャンネット>謹製となる上質な一品は、大人のスタイルにぴったり。ちょっと深めに被るのがポイントとなる

JACKET STYLING_2

ジェンテ スタイル54 2017 AUTUMN JACKET STYLING,L.B.M.1911ジャケット,L.B.M.1911ベスト,GIANNETTO(ジャンネット)シャツ,BRIGLIA(ブリリア)パンツ,OFFICINE CREATIVE(オフチネクリエーティブ)

ジェンテ スタイル54 2017 AUTUMN JACKET STYLING,L.B.M.1911ジャケット,L.B.M.1911ベスト,GIANNETTO(ジャンネット)シャツ,BRIGLIA(ブリリア)パンツ,OFFICINE CREATIVE(オフチネクリエーティブ)

ジェンテ スタイル54 2017 AUTUMN JACKET STYLING,L.B.M.1911ジャケット,L.B.M.1911ベスト,GIANNETTO(ジャンネット)シャツ,BRIGLIA(ブリリア)パンツ,OFFICINE CREATIVE(オフチネクリエーティブ)

STYLE-54

JACKET STYLING_2

アンサンブルのベスト一枚で輝くノータイスタイル

いわゆる高度成長期に現役バリバリだったビジネスマンからすれば、仕事着としてノータイがここまで市民権を得るなんて想像だにしなかったろう。 それには、やはり2005年に環境省主導で始まったクールビズの登場は大きい。 何と言っても、お上が「ネクタイ不要」と声を挙げたのだから。 当時、日本で火が着き始めていた「クラシコイタリア」ブームも手伝って、台襟の高いシャツと合わせた「センツァ・クラバッタ(=伊語でノータイの意味)」なるスーツ&ジャケパンスタイルがかなり幅を効かせていたのも、今は懐かしい。結果、タイのないスタイルが、お洒落に変換されたわけで。 その後も、アパレル各社やショップ、男性ファッション誌の提案もあって、男のビジネスウェアは、かくも多様になりけり。
まぁ、当時も、ヨーロッパではシャツ=下着だから、タイをせずにジャケットも羽織らないのは、パンツのまま外出するのと同じだ! なんていうクラシカル主義者もいたんだけどね。ともあれ、そう考えると、我々日本のビジネスマンは、イギリスとイタリアに感謝してし過ぎることはない。
さて、そんな英国的な紳士らしさとイタリア的自由さをミックスしたのが、こちらの装いといえるだろう。LBM1911<エルビーエム1911>のジャケットに、共地のベストを合わせることでクラシカルさを加えたダンディなジャケパンスタイルだ。
ポイントは3つ。 一つ、タイをしないことで間延びするVゾーンが、ベストを加えると途端に引き締まる。 一つ、あえてスリーピースではなくパンツを別布のタイプにすることで、オッドトラウザーズのような楽しみができること。つまり、コーデに奥行きが生まれるのだ。 一つ、いつものジャケパンにベストを加えるだけなので、スリーピースのかっちり感に抵抗がある人にもいい。 気張らずに気取れる、といったところか。
ノータイのジャケパンスタイルが着こなし上、うまくいかない人には、うってつけなのだ。 あ、そうそう、この時期の防寒にもベストはおすすめ。 ウォームビズという点でも効果があるのを、お忘れ無く。

イタリア生まれのL.B.M.1911<エルビーエム1911>らしいアンサンブル

  • ジェンテ スタイル54 2017 AUTUMN JACKET STYLING,L.B.M.1911ジャケット,L.B.M.1911ベスト,GIANNETTO(ジャンネット)シャツ,BRIGLIA(ブリリア)パンツ,OFFICINE CREATIVE(オフチネクリエーティブ)

アンサンブル使用が可能な、LBM1911<エルビーエム1911>のジャケットとベスト。ウールをベースにポリエステルとナイロンを混紡し、ツイードのような風合いと軽くて丈夫な扱いやすさを獲得。重ね着を考慮した作りに。インしたGIANNETTO<ジャンネット>のオックスフォードシャツは、カッタウェイカラーにより、ノータイで第一ボタンを開けた時に、Vゾーンで存在感を醸し出してくれるのがうれしい限り。ブラウンと白で上品なカラーコーデとなっている点も注目。

出張などでも活躍する3WAYブリーフとともに

  • ジェンテ スタイル54 2017 AUTUMN JACKET STYLING,L.B.M.1911ジャケット,L.B.M.1911ベスト,GIANNETTO(ジャンネット)シャツ,BRIGLIA(ブリリア)パンツ,OFFICINE CREATIVE(オフチネクリエーティブ)

無理なくかっちりできるから、出張時には活躍まちがいなしのベステッドのジャケパン。 パンツは、BRIGLIA<ブリリア>の、ライトフランネル。ミディアムグレーがほどよい、細身のタイプで、抜群のエレガンス。また、BONFANTI<ボンファンティ>のバッグがすぐれもので、レザーと高密度ナイロンをコンビ使いしたエレガンスとともに、3WAYの高機能 。 ブリーフ、ショルダー、バックパックと半化する上に、トロリーオンも可能。2つのコンパートメントは、分けて入れたいオーバーナイターとしても活躍必至となる。

OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウシューズ

  • ジェンテ スタイル54 2017 AUTUMN JACKET STYLING,L.B.M.1911ジャケット,L.B.M.1911ベスト,GIANNETTO(ジャンネット)シャツ,BRIGLIA(ブリリア)パンツ,OFFICINE CREATIVE(オフチネクリエーティブ)

ジャケパンながらかっちり感を出した服装に合わせるのは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>のプレーントウ。ジャケット&ベストのブラウンを拾って、ブラウンをチョイス。ツイーディな素材感に合わせて、味わい深いムラ感を持つアッパーの仕上げが絶妙。それでいて、張り込まれたラバーのアウトソールも相まって履き心地が抜群。ビジネスマンにはありがたい一足