2015/11/27(金)

ジェンテ スタイル

Stylying

STYLE-10 WINTER BUSINESS TRIP2

STYLE-10

WINTER BUSINESS TRIP_2

時代の気分を捉えた下心が好印象を与える秘訣!

クラシックアウターの代表格ステンカラーコート。これのいいところは、そのものズバリのコンサバ感。大人としてキチンと見せられる点は正解! とすべきだけれど、危なげもないというのは、男として少々牙を抜かれたような……。

とくにこのところは“キメすぎず、ユルすぎない”ほどほど?にこなれた着こなしが風上にありまして、エフォートレス(effortless)やらノームコア(normcore)やらの躍進で「力の抜き加減がわからない」そうお嘆きの諸兄も多いことでしょう。とはいっても、いかに監視のゆるいビジネストリップといえども、若き日にみせた極端な転身然り、果敢な冒険はいただけない。

結局、知略こそが身軽な若造に抗える唯一の武器でして、年輪を重ねた男なりの色気をいかさない手はないわけですよ。で、アウターが主役になる冬の到来です。
そこで大人が寄り添うべきは、やっぱりドレス感のあるクラシックアウター。そこに“確信犯的なズルさ”というエッセンスを一滴加えたのが、今回ご紹介するスタイリングです。クリースのついたコットンスラックスはSANTANIELLO(サンタニエッロ)、ハイゲージのタートルネックニットはPANICALE(パニカーレ)、そしてHEVO(イーヴォ)のステンカラーコートというコーディネート。

どれも光沢がたゆたう上質な素材感は前提としまして、あえて全身黒のワントーンでモードに引き締める。欲しいのは、都会っぽさのなかに揺らぐ程度の“渋み”というニュアンスなので、ここに本域のクラシックでは役不足。そこでHEVO(イーヴォ)のコートが一石を投じるわけですね。 ジャケット着用を見越したほどよくスリムなフィットに軽快なミドル丈。本来はグレンチェック柄ですが、ともすればストライプにも化けそうなナイロンジャカード織りのボディに、非常に巧妙な遊び心を感じるはず。クラシックなのに気取らない――そんな時代を捉えた下心が、好印象を与える秘訣だと思うのですよ。

シャープな印象をもたらすナイロンステンカラーコート

一見ウール素材のように見えるナイロン素材のコート。 撥水加工も施され機能的なコートに仕上げられています。 ジャケットと相性の良いボリュームをおさえたコートの中綿には、機能性中綿として定評のある「THERMORE」(サーモア)を使用し、保温性もしっかり確保しています。 使い回しの効くダークグレーカラーのコートを今回はモノトーンコーディネートで仕上げています。

ベーシックな一枚は素材勝負、カシミヤ混の上質なタートル

PANICALE(パニカーレ)のハイゲージタートルは、エキストラファインウールにカシミヤを混紡したソフトで肌当たりの良い素材を使用。 ジャケットやコートなど アウターを引き立てるラグジュアリー感のあるセーターに仕上がっています。 シックな印象でモードテイストあり、様々なコーディネートに着回せるセーターです。  ベーシックなアイテムだからこそ素材にこだわりたいという方にお奨めのセーターです。

ドレープ感のあるブラックフランネルパンツ

        

?「ナチュラルストレッチ」といわれる特殊な織り方で、ラバー素材を使うことなく自然なストレッチ感を引き出した生地を使用。スリムなシルエットながら窮屈感の無い履き心地を実現し、タイトなジャケットとの相性も抜群です。 素材は滑らかでソフトな手触りのSUPER110’Sウールを使用。シックな印象の中に高級感を感じさせてくれます。

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