2016/09/16(金)

ジェンテ スタイル26 秋のジャケットスタイル_1 circolo1901 jacket style

giaannetto シャツジャケットとジレのセットアップコーディネート

circolo1901 AUTUMN JACKET STYLE_1

STYLE-26

AUTUMN JACKET STYLE_1

ジャケットスタイルは、黒の引き算でもっと自由に華やぐ!

こと日本人にとって、セットアップスーツはオンの制服。 非常にかしこまった部類の装いととらえている人は多いだろう。 そのため、休日にジャケットを!という提案にも、どこかぎこちなさを感じてしまっているはず。
でも、案ずることなかれ。 そもそもジャケットは19世紀半ば、リゾートウェアとして生まれたというのが定説。 つまり、非常にカジュアルなデイリーウェアだったりする。 そこにスーチングに見られるような暗黙の了解は存在しないし、むしろTシャツ一枚で出歩くときと比べてシーンの制限もなくなる。
よくよく考えれば、大人としてこれほど見晴らしをよくしてくれるアイテムってほかにないでしょ!?

さて、ジャケットの誤解をほぐした後は、次の問題。 結局、どんなものを着ればいいの?ってこと。 秋冬のカジュアルジャケットといえば、ツイードや紺ブレが代表格だけど、そればっかりに頼っていたら、ジャケットスタイル本来の持ち味である“自由度の高さ”が損なわれてしまうかも。 自分のスタイルを守るのは、それはそれとして正解だけど、いまを生きる大人としては、やっぱり時代と添い寝する感覚も残しておきたい。
そこでぜひ袖を通しておきたいのが、リラックス感がナチュラルに醸し出せる、CIRCOLO1901<チルコロ 1901>のジャージー素材だ。 これに引き揃えて、インナー&シューズにもブラックカラーを選び、パンツはSANTANIELLO<サンタニエッロ>のフラノ素材で季節感をアピールする。
そして最後の仕上げに、首元に巻いたスカーフで艶のスパイスをひと絞り!  敢えてダーク系のトーンでまとめることで、顔まわりが立体的に華やぐし、それと同時に秋らしい落ち着きと渋みが抽出できる。色味の引き算も考え方仕出しってわけ。 どう、簡単でしょ? この手のジャケットスタイルって、清潔さを意識するあまり白シャツを選びがちだけど、こうしたさり気ない艶出しができるものダークトーンの旨味。 ましてや一介の重厚系ジャケットでは、こうは上手くハマらないはず!?

CIRCOLO〈チルコロ〉の定番ジャケットもニューカラーのブラックで引き絞まるスタイリングに。

チルコロが独自に開発したストレッチ性が高く保温性の高いスウェット生地に製品染めを施し、深みのあるカラーリングに仕上げたジャケット。 秋冬らしいボリュームのある生地でありながら、ストレッチ性のある生地と秀逸なシルエットで、スッキリと着こなせるジャケットに仕上がっています。 今年トレンドのブラックカラーは、シックなスタイリングからラフに着こなすデニムスタイルまで、インナー次第で幅広く対応するマルチジャケットです。

ドット状のドビー織りで重くなり過ぎない GIANNETTO(ジャンネット) のブラックシャツ。

ウォッシュ加工で、程良く擦れたブラックカラーに仕上げたドビー織りのブラックシャツは、ジャンネットの「WASHING DIVISION] シリーズ。 秋冬の比較的しっかりした生地でありながらウォッシュ加工を施し、柔らかく肌当たりの良いソフトな質感に仕上げられています。 ドビー織りで出来た立体的な質感にウォッシュ加工を施す事で更に生地に陰影が生まれ、のっぺりとしがちなブラックシャツにアクセントを与え、独特な質感を作り出しています。 シルエットは「スリムフィット」と呼ばれる定番の セミスリムシルエット。 日本人の体型に合わせて袖丈がアジャストされており、スリムフィットながら、細くなり過ぎないようにノーダーツで仕上げています。

履くだけで秋冬のスタイリングが楽しめるSANTANIELLO(サンタニエッロ)のウールパンツ。

ウールフランネルの様な起毛した表面感があり、見た目と共に暖かさを提供してくれるパンツ。 ウール素材にナイロンを混紡することでボリュームのある生地ながら軽さのある履き心地を作りだしています。ミックス調のミディアムグレーはビジネススタイルでもカジュアルスタイルでも活躍するアイテム。 素材感と相まって柔らかいテイストのコーディネートを作り出してくれます。 デザインは「スリムフィット」をチョイス。 細身でスッキリとしたキレイなラインを作り出します。 サンタニエッロのパンツはこだわりのイタリア生産にもかかわらず、優れたコストパフォーマンスなのも魅力の1つです。

記事カテゴリー STYLING