STYLE-13
SPRING TRAVEL STYLE_1
なにげない着こなしにこそ季節なりの味付けと貫禄のバランスを取りたい
なににせよ、冬の装いは重たく窮屈だ。 インナーダウンの恩恵で、少しばかりズル賢く寒さに順応できたとはいえ、俄然メンズファッションはクラシック方向になびいたまま。 セミフォーマルコートが街中にあふれかえる景色を思えば“再燃”の見方もできる。これまである種、特権的であったセミフォーマルコート。 冬のビジネススタイルに欠かせない日常着、あるいは休日に大人を印象付けるための虎の子の1着として、最も身近なコートに若者がこぞって袖を通している。 これって現代のジェンツとして、なかなか心中穏やかではいられないのでは?
ともあれ、この流れはしばらく続くというのが、業界人の見解だったりする。 そこでひと足早めに春の戦略会議といこう。心浮き立つ春にこそ、装いは軽やかに。 それでいて見た目に品位を欠かないこと。やはりジェンツたるもの、なにげない着こなしにこそ季節なりの味付けと貫禄をキープしたい。 で、そうした算段を取るうえで、HEVO〈イーヴォ〉のステンカラーコートは絶妙な働きを見せてくれる。
旅行におけるナイロンコートの利点は、いうまでもなくシワを気にせず持ち歩ける気軽さだ。一方でスポーティを強烈に伝える弱点もあった。その点でツヤを抑え、豊かな質感を引き出すあたり、HEVO〈イーヴォ〉の仕事が生きている。 おまけにデザインはセミフォーマルを地で行くステンカラー。 根っこは正統なのに色気を効かせた表情は、ビンテージワインに似た円熟も醸してくれる。 ベージュ×ホワイトのボーダーニットはPANICALE〈パニカーレ〉、グレースラックスはSANTANIELLO〈サンタニエッロ〉。 ニュートラルカラーの着こなしは、清潔ながら印象薄は必然。 そこでカラーモノで印象を水増しするのが通例だが、ノームコア路線の2016年は白コートを使った引き立ても模範解答になりうる。で、ここにHEVO〈イーヴォ〉のステンカラーを用いたら? 物足りなさもなく、こなれた雰囲気に落ち着くでしょ!?
ナイロン素材のオフホワイトのコートは春のスタイリングにマストなアイテム
ウォッシュ加工を施したナイロン素材を使ったHEVO〈イーヴォ〉のドライビングコート。 縫製の後にウォッシュ加工を施し、ステッチ周りがシュリンクするように仕上げました。 シワを気にせず使えるため着脱が多くなる季節の変わり目にも活躍が期待できるコート。 春らしい軽さのあるオフホワイトカラーは、デニムスタイルからジャケットスタイルまで合わせられる万能アイテムです。
ベーシックだからこそ上質な素材が映えるウールパンツ
?素材は滑らかでソフトな手触りの SUPER100’S ウールを使用。 ミックス調のライトグレーカラーは、春らしくビジネススタイルでもカジュアルスタイルでも活躍するアイテム。 デザインは「スリムフィット」をチョイス、細身でスッキリとしたキレイなラインを作り出します。 生地感も軽く、春らしい動きのあるドレープ感が魅力です。 ベーシックなアイテムだからこそ素材の良さで差別化を図りたいですね。