OFF JACKET STYLING_2

ジェンテ スタイル56 2017AW OFF JACKET STYLING_2, GIANNETTO(ジャンネット),CIRCOLO1901(チルコロ1901)NINE INTHE MORNING(ナインインザモーニング),OFFICINE CREATIVE(オフチーネクリエイティブ)

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STYLE-56

OFF JACKET STYLING_2

TPOを問わない、ジャケットスタイルの現代解釈

改めて言うまでもないが、基本的にどこで何を着ようが服装というものは自由である。 ただし、社会的に必要に応じて装いを変えているのが実際のところ。 いわゆるTPOというやつね。 いつ? 誰と? どんなときに? とまぁ、分別のある大人ならば、自然と行なっているものだ。 仕事やフォーマルならば、より社会的に明確なコードに従えばよいのだが、こと休日のカジュアルとなると、自由すぎて困ってしまう人もいるんじゃないかな?
服飾史家の中野香織さんは、著作「モードの方程式」のなかで、「暗黙のドレスコード」を「誰かが指定するわけでもないのに、成員が自発的に編み上げるとしか思えないコード(掟)」が、「およそソサエティのあるところ」に存在することを指摘している。 例えば、授業参観だったり、友人宅のパーティだったり、同窓会だったり。
そうしたコードから、間違いなく逸脱をきたさないアイテムが「ジャケット」という結論に至ることに異論はないだろう。 とにもかくにも、まあ、なんとかなるのだ。 休日の装いの筆頭格、Tシャツ&ジーンズに、さらりと一枚、というのも全然OK。
そこは休日。 やはり窮屈なのは御免被りたい。 ということで活躍必至なのが、CIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャージージャケット。 ストレッチが効いていて楽チンでありながら、細かな起毛感が優しくエレガンスを醸してくれる一方、スウェットのようなメランジ調のグレーについては、まるでパーカを羽織るような感じでカジュアルでもある。
実は、昨今こういったアイテムは主流。 ここでは、とりわけ新鮮味を醸せる着こなしを伝授したい。 同じくCIRCOLO1901<チルコロ1901>の長袖Tシャツに、NINE:IN THE:MORNING<ナイン イン ザ モーニング>のルーズなデニムにくだんのジャケットをさらりと羽織る。 ここに、今年トレンドとなるだろうチェックシャツを腰に一巻きしてアクセントとするのだ。 ジャケットと同じグレーベースなら、さりげなさも加わるというもの。
さしずめ、ジェームズ・ディーン・ミーツ・カート・コバーンといったところか。 新旧のスタイルアイコン両名が現代に蘇り、「暗黙のドレスコード」に従う際には、こんな着こなしをしたんじゃないか、なんて、思わず想像の羽を広げてしまう。

リラックスしながらもかっちりなCIRCOLO1901<チルコロ1901>のジャケット

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打ち込みのしっかりしたジャージー素材のジャケットは、CIRCOLO1901<チルコロ1901>謹製。 イタリアはバーリに本社を構えるテキスタイルカンパニーが展開するコレクションゆえに、素材感が抜群にいいのだ。 イタリアンブランドらしく流麗なラペルの返りや、肩のシルエットなど、アンコンの仕上げなのにエレガントに仕上がっている。 インナーも同社の長袖Tシャツ。 肌触り抜群のこちらは、カットソーライクに着用したい。 アクセントとなるのが、黒縁メガネ。ジェームズ・ディーンよろしく、Tシャツ&ジーンズに好相性となる

加工のなかに清潔感がある稀有なナインインザモーニングのジーンズ

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全体に淡いトーンに仕上げているNINE:IN THE:MORNING<ナイン イン ザ モーニング>のジーンズもジャケットスタイルのなかでは、ハズしの効果をもたらしてくれる。 シームのアタリや、膝のリペア加工、裾をほぐした加工など、ユーズド感が満載ながら、カラートーンが爽やかなので清潔感さえ漂っている。 シルエットは、腰回りにゆとりのあるテーパードスタイルで、トレンド感が加わる。 腰に巻いたチェックシャツは、GIANNETTO<ジャンネット>のライトネルシャツ。 シャツファクトリーが作るエレガントな仕上がりは、インナーとして着用してもよく似合う。

オフィチーネ クリエイティブの黒プレーントウが都会的に引き締め

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ジャケットを羽織っているとはいえ、ベースはTシャツ&ジーンズ。スニーカーでも相性は良さそうだが、ここは、主張が少なく都会的な印象にまとまるプレーントウをおすすめしたい。 着用したのは、OFFICINE CREATIVE<オフィチーネ クリエイティブ>。 アメカジテイストを盛り上げつつ、大人らしさをプラス。 裾上げをほぐしたような加工のジーンズともコントラストが生まれる。